The 35th big machine club

2007年12月01日

35th Crazy marmalade でっかいもん倶楽部 with ミチル&よしなし 〜コア〜

 

結局、誰が雨男なのか判然としないまま。

雨で二回ほど延期になった、ミチル君の来葉がようやく実現した。

金曜の夜中、一時半ごろ、表に低いエンジン音がする。この段階で俺はすでに、呑みすぎ+肉食いすぎで一回トイレのお世話になり、飲み食いしたものをフルリバースして、むしろスッキリサッパリ、呑んだくれ二周目に入ったところだった。

さすがに6時間走って冷え切ってるミチル君に、あったかい酒を出し、俺も二周目のビールからスタートする。単車の話を中心に、色々バカ話に花を咲かせつつ、4:00過ぎになってようやく就寝。 アホかっつー話だが、これでも時間が足りなかったね。

翌朝、仕事に向かい、バタバタと仕事をすると、終業と同時に自宅へ戻ってミチル君を連れ出す。

今回はM109Rと走るので、ハヤブサの車高は下げたまま。クルーザポジションの方が一緒に走って面白いと考えたのだ。単車は109Rが初めてというミチル君の状況を考えて、あまりアホなすり抜けはしないで、16号を柏インターまで走る。

柏インターでETCレーンからするっと高速に乗るミチル君を『いいなぁ』と眺めたら、

さぁ、走ろうか。

 

とは言え、スクリーンをつけても109Rの最高速は200前後がいいところだ。なので俺も、ハヤブサに200自主規制をかけて走る。まぁ、おなじ200でもこっちはラクラク、向こうは結構しんどいわけで、厳密にコンディションがそろってるわけじゃないけど、そこはカンベンしてもらおうか。

6速に放り込んで、手首のスナッチだけで走りながら、ミラーやバックモニターでミチル君を確認。

お、開けるねぇ。初めて一緒に走った時より、格段に安定してるじゃん。クルマが居てすり抜けるような状況だと、さすがにちと遅れるけど、基本的にはぴったりとついてくる。おもしれぇなぁ、コイツ。

つーか、この位置から自分の姿を見たことないから知らなかったけど、足をどっかり前に出したクルーザについてこられるのって、わりと気持ち悪いな。マルがゲタゲタ笑ってたの、わかる気がする。

 

俺の方は楽だけど、クルーザ200巡航は風圧で結構しんどいのはわかっていたので、途中で一度休憩を入れる。タバコ一本吸いながら、ちょっと話をして、すこし身体を休めたら、さて、あとは那珂インターまで一息に行こう。

このあとワインディングも走ることを考えて、テンションが上がってやる気満々のミチル君を抑えるべく、あえて160前後でクルージング。那珂インターを降りて、とりあえずイキオイで進路を取り、ちっと広くなった場所で単車を停めて地図を確認。

100%に限りなく近い確率で反対側へ向かう俺の野生の勘は、相変わらず鋭い。Uターンしてバードラインを北上し、コンビにも何もない風景の中を走る。さすがにインターから結構離れてしまったので、目に付いた広い駐車場のある住宅展示場かなにかに、単車を滑り込ませた。

合流予定のよしなしを、ここで待つのだ。

ガラス越しに撮ってみた。

 

やがて遅れてよしなし到着。

ここぞとばかりに『遅っそいんじゃボケー!』といじめてから、ちろっとだけ三人でしゃべる。

つっても陽はすでに傾き始めているので、ダラダラしゃべってる時間はない。よしなしも今夜は俺の家に泊まる予定なので、しゃべるのは後でいい。駐車場を、シャコタンハヤブサ、M109R、BMWの順で後にすると、つながりの見えづらい、統一感のない三台は118号からビーフラインへ乗った。

入り口のコンビニで、休憩してコーヒーを飲む。

 

『こっからビーフだよー』とふたりに話したら、ナナメに差し込む日差しに軽くガンをくれて出発だ。

シャカリキに飛ばすというほどではなく、ひとりで流すときの速度+α程度で走る。ツイストした道を走り、坂を上りきった瞬間、目の前に広がるまっすぐな道路。それを包む紅葉。秋の美しい景色に抱かれながら、心地よく流して走る。

気持ちいい。

直線はゆっくりと景色を楽しみ、ツイストした道で単車を操る喜びを感じる。のんびり直線とワインディング・ランを同時に楽しめる、俺がビーフラインを好きな理由がこれだ。

マルやmoto君、キャスなんかと走るときとは違う、でも、ひとりのときともまた違う不思議な楽しさに、俺の口元が緩む。100回走りに出れば、100回違った楽しさがあんだから、単車ってな、やめられねぇよなぁ。

 

気分よく走るうち、思ったより早くビーフラインが尽きた。

太陽を見ると、まだ、もう少し余裕がありそうだ。

なので、50号からフルーツラインへ。こんどはしっかりワインディングなので、もすこしペースをあげて走る。あれ、シャコタンも思ったよりずっと面白いじゃん。速く走ろうという意識を少し弱めて、操る楽しさを感じることに専念すると、シャコタン隼なりの楽しさが発見できる。

ミラーにはいつの間にか順番を変更した、よしのBMWが見える。けけけと奇妙な笑いをあげて、俺はツイストロードを走ってゆく。やがて筑波山のふもとに出た。これから筑波に行くと、おそらく日が暮れる。無理はしないほうがいいかなぁなんて思いつつ。

「ミチル君、走り足りた?」

「う〜ん、微妙」

こいつ、今晩には6時間かけて中部まで帰るんだってコト、忘れてるんじゃねーか? 的なおバカ返事に、うれしくて思わずニヤつきながら、よしにも話を聞く。すると。

「どうせ高速使って帰るなら、もう少し走りましょう」

満場一致で、もう少し走ることになった。うれしいねぇ。

 

だとすれば当然、筑波に上ってゆくわけだが、位置的に風返しから登っていくのがイチバン近い。せっかくだからミチル君にも、風返しを109Rで走るつーイベントを楽しんでもらおうか。風返しのふもと近くにある国民宿舎のカンバンを頼りに走ると、ほどなく、見慣れた入り口へついた。

ミチル君をハメるとかのまえに、俺もシャコタンなので相当苦しいのだが、それはそれで面白い。途中、突っ込みすぎてリアが踊ったり。突っ込む癖、全然治ってねーじゃんか俺。気持ちを新たに、速度を少し抑えて、操るほうを意識しつつ走る。

つってもさすがに風返し。シャコタンハヤブサは前に進むのが精一杯。とてもクイックとは言いがたい有様で、車体をよじりながら、ほうほうの体で登ってゆく。風返しを登りきり、そのままパープルへ入り込んだ。んで、バックモニタを確認したら、ミチル君の姿が見えない。

そりゃそうだ。初めて走る風返しで、しかもマシンが109R。遅れて仕方ない上に、風返しの天辺は複雑な形をした交差点になってる。ミチル君、どっちに行けばいいか迷っちまうじゃんか。あわててUターンして引き返し、たたずむM109Rをピックアップすると、改めてパープルを走る。

 

この間、moto君と走ったばかりの道を、今度はシャコタンのまま走るのだが、速度的に遅い分、コースをじっくり見る余裕があって面白い。あわてず、しっかり減速。ラフにならないようにアクセルを開けながら、リアにトラクションをかけて曲がれ。

まるっきり流す抜けた感じでもなく、がっちり攻めるでもなく。

ブレーキ、カットイン、アクセルオン、リーン、脱出、一つ一つの動作を丁寧に大切に行なう楽しさ。ちらちらと、時々ミラーに写るよしのライト。その後ろを、四苦八苦しながら走ってるだろう、ミチル君の姿を想像して、ニヤニヤしながら、俺は楽しくパープルを走った。

パープルの東側休憩所に単車を入れて、休憩。道やどうするかと言った相談も、単車にまたがったまましてたので、結局、ビーフラインの入り口のコンビニからここまで、ほとんど一気に走り通してしまった。軽い、穏やかな疲労が身体を包む。 妙な表現だが、疲れが、優しい。

「俺さ、こうやって休憩入れないで走るから、昔は走ってくれるやつが少なかったんだ」

「俺、こういうの好き」

「俺も」

 

marmalade spoonというサイトを立ち上げてからこっち、出会うヤツ出会うヤツみんなバカだ。

おかげで俺は、ホントに楽しい毎日を送れている。誰も関係ねぇよとつっぱらかって独りで走るってのも嫌いじゃないけど、こうやって色んなやつに会って、バカがいっぱいいるんだってことを実感しながら走るのは、つっぱらかってたころには想像も出来なかった喜びだ。

そしてそれが今の俺の、大切な核(コア)のひとつになってるんだなと、実感できる。

幸せな話だと、本当に心から思うよ。

秋の日はつるべ落としの言葉のまま、あっという間に暗くなった。

筑波山をあとに、土浦北インターから柏へ向かう。混んで来た高速を、テールランプの灯を縫いながら各自好きなペースで走りぬけたら。中部からミチル君を迎え、いままでちっちゃいもんでしか一緒に走ったことのなかったよしなしと、初めてでかいので走った……

第35回 crazy marmalade でっかいもん倶楽部は、無事に終了。

柏インターでヤツらを待って、先に帰る旨を伝えたら、いったん解散だ。

なんで先に帰るのかって?

 

もちろん、このあとの宴会の準備に決まってる。

 

 

こうして宴会を楽しんでいると、明日の試乗会にむけてK君もやってきた。さらにコアな話が好きなミチル君とよしなしのために、俺の先輩にしてコア中のコア人間、○木さんを呼ぶ。今日帰るから酒を飲めないミチル君も、○木さんの濃い話には満足してくれたようだ。

そして、そろそろ道も空き始めたんじゃないかと言う午後9時だか10時ころ、ミチル君は『泊まって行っちゃえ』とごねる、たちの悪い酔っ払い(主に俺)に微笑んで、『次回のために、今日は帰る』とはるか400kmの彼方へ向けて帰っていった。

楽しかった。

また、次回。

走って、飲んで、騒ごう。

 

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