The38th big machine club

2007年12月30日

38th Crazy marmalade でっかいもん倶楽部 in 那須サーキット 〜マルとK君〜

 

前の晩から泊まりに来てるK君と、あさ7:00に家を出る。うん、俺が30分寝坊したからだ。

柏インターから常磐→外環→東北道とロリついで、何のついでだ。乗り継いで、途中、蓮田で朝飯を食いつつ、ひたすら北を目指す。俺は走りながらヘルメットの中で歓声を上げた。空が、蒼く晴れてきたのだ。コレなら、サーキットに着くころにはドライだぜ。

那須までの遠い道のりを、俺とK君は200前後で駆け抜ける。

寝坊した分、キッチリ30分遅れの9:00ごろ、那須モータースポーツランドへ到着。が、マルゾーのヤツがいない。K君は9:00から座学なので、そのまま教室へ入り、俺はハヤブサにテーピングをして、車検へ持ってゆく。ものすげぇ肩を落として、とぼとぼと。

なぜなら、那須の路面はバッチリ濡れていたのだ。

なんだよ、ヤフー天気。カケラも晴れてねぇじゃん。路面コンディション、ドウエットじゃん。

これでカンカン照りだったりするなら、待てば路面が乾くと言う期待ももてるのだが、見上げた空は絶好調に曇天。明らかに『もう一発、カマすぜ』的なやる気に満ちた、雨 ふり寸前の黒い雲。とりあえず、マルが来てないので第三クールから走ることにして、ジュースを飲みながらのんびり。

 

すると、バランバランという排気音とともに、マルゾーがRZRでやってきた。

ウエットコンディションを見越して、小排気量車でやってきやがったのだ。相変わらず、卑怯な男である。このオトコにとって、俺のへこむ顔が何よりのご馳走なので、俺をへこますためには何でもするのだ。もちろん、俺もコイツをへこませるためなら、たいていのことはやる。

無事車検も終わり、K君を待ちながらマルとくっちゃべる。

時々青空が顔を出し、一瞬期待をさせるも、すぐに曇り出す。そのうち、あろうことかぽつぽつ降ってきやがった。マルとふたり、天を仰いで怒声を浴びせる。やがて座学の終わったK君がやってきた。マルはK君の顔を見るなり『K君のせいだ』とキチガイ沙汰の難癖をつけている。

おとなしいK君は、ただ苦笑い。

ゼッケンをつけたK君が実技走行を終えると、ようやく俺たちの出番だ。

雨は小降りになってきているし、東の空は明るい。軽く期待をしながら、久々の那須を走り出す。ストレートは多少開けるも、コーナーリングは必要以上に丁寧に。それでも貸し切り状態のサーキットでは速度が上がってゆく。最終コーナーでケツを振り、ゼブラに乗り上げてもうひとすべり。

どうもやたらとバンクスピードが速いし、前後のタイアがずるずると落ち着かない。

雨の日の難しさを実感しながら、徐々に速度を上げてゆく。

と。

二、三周目だろうか。

最長ストレートからテクニカルに曲がるイチバンの難関セクション2コーナで、エスケープゾーンに突っ込んでるバカがいる。もちろん、栃木の生んだキチガイ単車乗り、マルだ。どうやら怪我もないようで、単車のそばにボケっと立っているので、安心して、そのままコースを攻めることに没頭。

周回を重ねていくうちに、前にK君の姿が見えた。

おっと、ココで突っついてやろうなんて焦ったら、マルゾーの二の舞だぞ、と気を引き締めて、K君を無視して淡々と走る。相変わらずリーンの瞬間に違和感があり、タイアのすべりが止まらないが、それなりに操れてるようで、タイムもちょっとづつ上がっていく。

もっとも、雨の中なのでSDRのべストよりもはるかに遅いのだが。

それでもサーキットの路面はグリップが良いから、雨なりに寝かせられるし面白い。怖いのと半々くらいだが、その分、いつも以上にすべての動作を慎重にやる。コレがよかった。余計な力を抜いて、とにかく操作をデリケートに走ると、ハヤブサはすすすっと静かに曲がってくれる。

雨の中で結構なバンクをしながら走るのは、初めての経験だ。

これがまた、新鮮で楽しい。

 

やがてK君にも追いつき、最終の立ち上がりで抜かす。その後も淡々と周回を重ね、20分の走行枠を走りきる。夏よりも腕の疲れがなく、その分足に来てることに気を良くしながら戻ると、マルゾーはすでにツナギを着替えて、RZRをいじっていた。からかいながら近寄ってゆくと。

結構、イイカンジでぶっ壊れてる。

ライトは割れ、ウインカーはすっ飛び、チャンバーもへこんでいる。が、それはまぁ、走行に支障がないので放っておくとして、問題なのはマスターシリンダーだ。この写真だとわかりづらいけど、リザーバタンクのホースに大穴が開いている。ホースを取り付ける根元のプラスティックも折れてる。

どうやら、自走で帰るのはムリっぽい。

「マルゾー、これじゃ自走できねーんじゃねーか?」

「あぁ、ちっとアレだな。ココに置いといて良いかどうか、聞いてくる」

で、スタッフに聞いてみると、休みに入るのでダメだそうだ。近くのレッドバロン黒磯店から引き上げにくるという話を聞くと、マルのバカは即座に断っている。断ってどうするんだよ。リザーバタンクなしで帰る気か? お前は本当に馬鹿だなぁ。

「乗って帰る。リアで帰れば良いべ。緊急で、フロントも少しは使えるし」

「や、ぜってー事故るから。それもまぁ、ある意味オイシイっちゃオイシイけど」

そんでも、どうにかリザーブホースを加工して液漏れだけは防ぐと、マルのバカは本当にRZRに乗って、そろそろと走り始めた。そこまでやる気満々なら、俺らに止めるすべはない。俺とK君は笑いながらマルに別れを告げると、結局、一本しか走れなかった雨のサーキットを後にした。

ま、ツーリングと思っちゃえば良いやってんで、K君とふたり、東北道をひた走る。

 

いつの間にか大分速度レンジの上がってきたK君は、一緒に走ってて疲れないのが良い。

すり抜けでちょっと遅れても、しばらくすれば追いついてくるから、気にしないでソロのときみたいに走れる。これでマルやpoitaさん、moto君みたいにぶっ飛ばすってーと、俺も一緒になってぶっ飛ばしちゃうんだが、K君はそこまで飛ばさないので、俺のペースで走れるのだ。

彼が疲れるかどうかは定かでないが、俺が疲れないのが何より肝要だからね。

とちゅう晴れてきた空を見ないようにしながら、120前後で走ったり、200オーバーでぶっ飛ばしたり、わりと好き勝手に走ってるうちに、いつの間にか柏までたどり着いてしまう。K君はこのまま帰るのかなぁと思っていたら、彼もやっぱり消化不良だったようだ。

俺の家にもう一泊して、明日ツーリングに行こうということで話は決まった。

 

夜はそのままK君と宴会に突入する。もっともK君は呑まないので、呑んだくれてるのは俺だけなんだが。ふたりしてバイクのビデオを見ながら、オフロードやりたいだの、明日はツーリングじゃなくて峠を攻めに行こうだの、バカ話をして楽しい時間を過ごす。

マルからも連絡があって、無事に帰りついたということだ。今日はカメラと携帯を忘れてたので、上の写真を俺のPCに送ってもらいながら、マルともバカ話をする。んで、そのあともひたすら単車の乗り方の話。K君、ものすげぇやる気満々で、俺も楽しくて仕方ない。

明日は、筑波を攻めようぜと話が決まり、俺たちはそれぞれ、寝床に着いた。

 

てなわけで、第38回crazy marmalade でっかいもん倶楽部は、ちょっと消化不良ではありつつも、雨の中でのスポーツ走行という貴重な体験と、K君とのハイスピードツーリング、そしてなによりマルゾーの転倒というすばらしい贈り物に恵まれつつ、その幕を閉じたのだった。

来年アタマ、またサーキット行ってみるかね。

今度は晴れそうな日に。

 

index

inserted by FC2 system