The 48th big machine club
2008年04月04日 48th Crazy marmalade でっかいもん倶楽部 in 首都高 〜ガンガンゆるゆる〜
昨日の木曜日、上がろうかと思って結局やめた。 すると、今日になってrakから『上がる』つーメールが入る。きのう上がっときゃよかったと思ってた矢先だったので、これ幸い、『いくよー』とメールを返すと、月末のツーリングで先導してくれるGO!!!!!!さんも来ると言う。まぁ、rakが走る前に顔合わせをさせてくれると言うことなんだろう。 気ぃ使わせちゃってるなぁと思いつつ、軽く用を済ませて、今日は国道6号から首都高へ。 うん、そうだ。 『下道で行ってやろう』と思ってて、途中で心が折れたのだ。つーか、さすがに金曜日だけあって、道もそこそこ混んでるのだよ。や、混んでるってほどじゃないかな。どっちでもいいか。ま、要は仕事上がりでかったるかったのだ。 四つ木から乗ってC2から湾岸、9号から箱崎を抜けて、C1から1号で芝浦出口まで。 今、地図で確認したら、C2逆行って堀切から6号線乗ればよかった。
いつものカフェに着くと、rakがいない。 電話したら『かみさん遅くなるって言ったじゃないですかー』うん、ごめん。思いのほか早く着いちゃったよ。『赤いR1あります?』ある。『じゃあ、中にGO!!!!!!さんがいますから、話かけてください』ほい、了解。つーわけで、カフェに入ってrakに聞いた特徴の人を見つけ、声をかける。 「あの、GO!!!!!!さんですか?」 「はい?」 「あ、俺、rakの友達のかみといいます。今度のツーリングの」 「あぁ、どうも」 てな感じで話しかけ、GO!!!!!!さんは食事中だったので、対面は避けて斜め横の席に座る。や、タバコ吸いたかったんだよ。んで、コーヒー飲みながら、アイサツもそこそこに、俺はGO!!!!!!さんの単車見て一番興味のあったコトを話題にした。 「バックモニタ、ついてますよね。あれ、あとでモニタのマウント見せてもらっていいですか?」 を皮切りに、も、『初対面なのに、おめ、うっとうしいぞ』と言われても文句言えないくらい、うるさくバックモニタの事を聞きまくる。GO!!!!!!さんは穏やかな感じのいい人で、俺のうっとうしい質問にも嫌な顔せずに答えてくれた。まぁ、お互いバックモニタ好きだから、俺も少しは話せる事あったし。 んで、そのあと、彼が結構近いところに住んでる話を聞き、さらに話は盛り上がる。 もちろん俺の得意技、『俺んち、遊びに来てくださいよ。や、社交辞令じゃなくマジで』を繰り出した。さらに彼が腰痛と肩こり持ちだという話になれば、カンペキ、俺の出番だ。とは言え、さすがに、カフェで治療ってわけには行かなかったけど、『うち来たら治療するよ』ってな話になったり。
そのうち、rakが現れる。 そこからさらに、三人で単車の話をメインにいろいろとくっちゃべった。金曜だけに結構混んでるカフェの中でmotoGPだのクルーザだの、結局、12時近くまで話しこみ、そろそろ時間なくなっちゃうから走ろうか。GO!!!!!!さんは明日ツーリングだっつー話だし、俺とrakはキッチリ仕事だからね。 rakが給油するついでに、銀座のギャラリーポイントを教えてくれる。 つっても間違いなく一回じゃ行けないけどね、俺。汐留の行き方だってようやく覚えたばっかりなのに。でまぁ、俺のドタマのポンコツさはさて置き、その汐留から上がって(ココから先、ルートが正しいかは定かでない)C1をぐるっと回り、箱崎から新環状へ。 新環状は空いていた。 んで、いいペースですっ飛ばしてると、高速コーナーの突っ込みでGO!!!!!!さんが近づいてきたので、こりゃ邪魔しちゃ悪いと道を譲り、後ろについてゆく。そして、GO!!!!!!さんもやっぱり速かった。コーナリング後半はなんとか離されないのだが、突っ込みの速度でどうしても遅れる。 直線で前がつまったりして何とか追いつけるが、まるきしガラガラだったら置いていかれるだろう。 GO!!!!!!さんの背中を見ながら、それが悔しいような嬉しいような。ちなみにrakは、たまにブレーキランプがつくくらいで全然余裕。あとから聞いたら、換えたパッドが良くてブレーキが効き過ぎるので、追突しちゃわないように、わざとリアを踏んでブレーキランプを点けてたらしい。 も、こっちは次元が違うので、motoGP見てるようなもんだ。
上がるとき『このまま空いてるところを何周か回って、停まってちょっとしゃべって解散』みたいな話になってたので、新環状を回ってからも芝浦へは入らず、そのままぬけて今度はC1内回りへ入ってゆく。金曜だけにクルマが結構いて、すりぬけが多いので、なんとかついていける。 だが、一周してまた新環状に入ると、もう、とにかく見失わないように走るので精一杯だ。 ムリしてコケちゃなんにもならないので、限界を超えないように心を落ち着かせる。それでも、怖いのと、それの何倍も楽しいのとで、アドレナリン、エンドルフィン、ドーパミン、ポリフェノール、いろんなものを出しながらコーナーに突っ込む。 うん、ごめん。ポリフェノールは出てない。 ビビらずに、早めに開けてコーナリングを安定させればいいのだが、突っ込みの速度が速くなってくると、それもなかなか難しい。パーシャルつーより、閉じてる時間ができてしまって、そのままコーナリングに入るもんだから、安定しないし怖い。それでも、後半は何とかできてきた……かな? ま、そのぶん怖くないように、rakやGO!!!!!!さんがリーンウィズでイクとこをケツ落としちゃうんだけど。 こりゃぁ、先は長いなぁ。
もう一度C1内回りに入るあたりで、他の単車とからんだ。 rakのさらに前を行く単車は暗くてよくわからないが、抜いた単車はわかった。ニンジャだ。そのニンジャが、抜かれるとスグに速度を上げてついて来る。C1はさすがに混んでて、結構すりぬけをしなきゃならないのだが、そのニンジャがまた速くて、消えないどころかぴったり付けられた。 あとで聞いたら前を行く単車も、後ろのニンジャも、有名なバカっ速いチームのヒトで、ニンジャだと思ってたのはニンジャカウルを付けたZRXらしい。つまり、離れないとかぴったりとかの問題じゃなく、俺が向こうの邪魔してたって話。 首都高、底なしだよホント。 んでもそのときは、俺はそんなこと知らないもんだから、速ぇニンジャだなぁと思いながら、気合を入れてすり抜けていたのだ。そのまま、たぶん浜崎橋ジャンクションあたりだと思うんだけど、ちょっと速度が落ちたので、左にコーナリングしながら、一速落として加速しようとクラッチを握った瞬間。
ぬかっ
「ぶほっ!」
声、上げたね。 なんたってクラッチがスカスカになって切れないんだから。『こりゃもう、エア喰うとかの騒ぎじゃない。確実にクラッチオイルが抜けたなコンチクショウ』と思いつつ、なんとか体勢を立て直し、みなが左へ入っていく姿を見ながら、今更、車線変更もできず、そのまま11号へ入ってゆく。 ペースダウンして、クラッチを改めて握ってみるが、スカスカカクカクで切れる気配もない。 クルマの後ろについて、ゆっくり走りながら『どうすんべ』と考える。箱崎PAへ入ればUターンして芝浦へ帰れるかなぁと思ったのだが、定かではないし、だいたい、クラッチ切れないのに停まっていいものかどうか。まぁ、どっちにしてもノンストップで帰れるわけじゃねーしなぁ。 ゆ〜っくり走りながら考えたのだが、rakたちが心配してるだろうと思ったので、とりあえず箱崎へ向かおうと9号線に入る。入ったところで辰巳のPAがあったので、『ココでいいや』と入る。マシンの様子を見るのと、rakに連絡だ。適当なところでハヤブサを停める。 rakに電話して、『クラッチオイルが抜けたっぽい……』言いながら、クラッチを確認すると。
オイルじゃなくてレバーが外れてますぜ、大将。 慌てて『オイルじゃなくてレバーが外れた』と言いなおし、芝浦のrakとGO!!!!!!さんが辰巳へ来てくれるまでの間に、工具を広げて応急処置をはじめる。車の人がいっぱいいる中、店を開いてるのは少し恥ずかしかったが、まぁ、そんなことも言ってられない。
エクステンションバーの径が、どうやらクラッチの穴にぴったり合ったので、抜け落ちないように7mmのソケットをはめて突っ込んでみる。そうしておいて握ってみると、うん、これなら大丈夫だろう。ちなみに7mmを使ったのは、万が一無くしてもそんなに痛くないサイズだから。
応急処置を済まし、缶コーヒー飲みながら一服していると。
rakとGO!!!!!!さん、それにrakの後輩のS君がやってきた。 S君は友人と来てて、その友人がトラブルでちょっと戦線離脱したところをrakに捕まったらしい。 でまぁ、とりあえずメットを取ったみんなに『ごめんねー』と謝ると、rakがニヤっとしながら 「かみさん、ネタ作るためにネジ緩めてきたんじゃないですか?」 「ぎゃはははっ! やらねーよー!」 言いながらも、『そう言えば今日、ココのネジ一回緩めたんだよなぁ』と思い出して、軽く冷や汗。いや、緩めたつっても、そのあと結構しっかり締めたんだぞ? なんつってもまぁ、こんな事態になったあとじゃ、信憑性のカケラもないけど。
辰巳で四人、またしばらくコーヒーを飲みつつダベる。 色々と面白い話を聞けたのだが、残念ながらオフレコの話が多いので書けない。ただ、ひとつ楽しい話で書けるのは、GSX-R1000(K7)に乗るrakの後輩S君が、27日のツーリングに参加してくれることになったってコトかな。
やがてGO!!!!!!さんが携帯を見て『もう2:00じゃん』となったところで、本日のCrazy Marmalade でっかいもん倶楽部は、おひらきの時間となった。GO!!!!!!さんは速くて、穏やかで、すげぇいい人だったし、途中で速いチームの人たちとも、少しだけど走ることができたし、有意義な時間だった。 もっとも、俺が余計なヒトネタかまさなければ、もう少し走れたのだから、申し訳ない限りだ。 「あのまま行ってれば、連中(速いチームの人たち)も段々ペースが上がったでしょうし、そうなれば、もしかしたらコケたかもしれないんだから、ちょうどいいタイミングで水が入りましたよ」 なんてrakがフォローしてくれたり。 思うにrakは、俺を甘やかしすぎだと思うのだがどうだろう?
再会を約したあとは、GO!!!!!!さん、S君、俺、rakの順で流れ解散。 俺はなるべくクラッチを使わずに、5速オートマで帰る。途中でS君に手を上げて先へ行き、その直後、rakにぶち抜かれ、6号でGO!!!!!!さんに追いつき、しばらく一緒に走る。音楽を聴きながらゆっくり走るGO!!!!!!さんに、途中で別れを告げて常磐道に入ったところで、
このくらい飛び出してるエクステンションバーに気づいて慌てた(写真は再現)。 振動で上に抜けるんだね。初めて知ったよ。知らずに済ませたかったよ。
今日も色々あったけど、ツーリングでお世話になる(先導してもらう)GO!!!!!!さんに会っておけたのは、非常にありがたいrakのはからいだった。彼とも走れると思うと、27日がさらに楽しみになる。また、S君も笑顔の優しい礼儀正しい子だったので、彼と走るのも楽しみだ。 そしてもちろん、rakやマル、moto君と走れるってのは、何より楽しみ。 そんな楽しい予定のためにも。
とりあえず明日は、クラッチの修理だ。
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