The 52nd big machine club
2008.05.16 第52回でっかいもん倶楽部 in 首都高 〜リズム〜
今日、rakやAGLA13君と上がる話になっていた。 バタバタと仕事を終えて家に帰り、サイトの更新をしたあと、午後10:00ころ 家を出る。国道6号をちんたら走り、4号から左へ折れて高速の下を走りながら芝浦を目指す。そして当然のごとくつーか、いっそ華麗に道を見失って、カフェに着いたのが約束のMC5。マジ遅刻5分前。 すでにAGLA13君は到着していた。
こないだのツーリング以来だから、ゆっくり話そうと思っていたら。
なにやら生バンドが演奏を始めた。 いやね、これで酒呑んでるんならジャズの生演奏とか大歓迎なんだけどね。いかんせんコーヒーじゃぁ盛り上がらないことおびただしい。むしろ話ができないから、じゃまなくらいだ。それでもAGLA13君と、ジャズの合間を縫って話し込む。AGLA13君は最初の印象どおりの好青年だった。 もっとも、今日ココにいる時点で、すでに好青年とは言い難いっつー話もあるにはあるが。
しばらくして。
rakがやってきた。
そして、なっこちゃんもやってきた。 しばらくの間は生演奏が続いたおかげで話もできず、仕方なくつったら申し訳ないけど、ジャズに耳を傾ける。そしたら最後に『枯れ葉』やってくれたんで、けっこう聞き入ってしまった。つーか俺としては目の前に酒のグラスがないのが、すげぇ違和感だ。
演奏が終わってから、しばらく四人でダベる。 言ってもAGLA13君やなっこちゃんなんて、かろうじて息子や娘にはならないけど、弟や妹っつーのはちっと苦しいくらい歳が離れてる。なのにバカ話して笑えるんだから、単車ってのはすげぇツールだ。ま、趣味なんてのは、何でもそんなもんかもしれないけど、感動的なことではある。 少なくとも単車に乗らない二十代前半の子達とは、俺、何を話していいのか見当もつかないね。
12:00ころ店を出て、ガソリン入れたりなんだかんだで、首都高に乗ったのが12:30。 走り出してすぐ、コーナーの途中でコンタクトが乾いてズレ、片目が見えなくなった。『うわ、怖ぇっ!』叫びながら、片目でrakのテールを追いかける。直線で目をしばしばさせて、なんとか見えるようになったので、rakが芝浦スルーしたら俺だけ入ろうと思いながら走る。 と、芝浦PAに入ってくれたので、胸をなでおろしつつ、バッグから目薬を取り出す。 ここでまた、しばらくおしゃべり。つーか正直、俺はもう走る気がだいぶなくなってた。一度こうなっちゃうと、いくら目薬さしてもゼンゼン追いつかないのだ。ただ、そんなん言うのもアレなので、『誰かが走ろうつったら走ろう』くらいのぬるい感じでいた。
四台並べると、俺の単車だけテールカウルにやる気が見えない気がするんだが。
ちょっと喋ってから、内回り→新環状つー感じで走り出す。 芝浦から出てすぐ、調子に乗って右コーナー突っ込んでったら、立ち上がりでまたコンタクトが動いたので、車のケツにつけて目をしばしばさせる。と、右からrak&なっこちゃん、AGLA13君にぶち抜かれた。慌てて追うのだが、片目だとさすがに突っ込めない。 もういいやとあきらめて、目がなおるのを待ってから三人を追う。 テールが見えないくらい離されたので、うろ覚えの内回りをカンバン見ながらすっ飛ばす。するとさすがにC1、途中から渋滞してたので追いつくことができた。追いつくとAGLA13君が道を譲ってくれる。またいつ片目になるかわからないので遠慮しようかと思ったのだが、なんとなく前に出る。
どうにかこうにか内回りを走りきり、今度は新環状だ。 こっちはクルマも少なく、ずいぶん走りやすいので、片目分のマージンを採りながらも、そこそこのペースで走れた。とは言え、さすがにそんなペースだと、AGLA13君のGSX-R1000にベタづけされる。直線だけは何とか開けて、申し訳なくない程度の速度を維持するのが精一杯だ。 レインボーブリッジを抜け、芝浦まで来たところで速度を落としてミラーを見る。 AGLA13君がウインカー出したのを見てホッとしながら芝浦へ。ヘルメットを取ると『かみさんが、芝浦スルーしてくれるの期待してたんですよー』とAGLA13君。それでギリギリまでウインカー出さなかったのか。ごめんねー。乗れてないわ、目が怖いわで、へこたれてたんだよ、俺。
芝浦でコーヒー飲みながらブレイク。 ココに至るまでの間で、なかなか面白い話があった。詳しくは書けないので要約すると、rakやAGLA13君だけじゃなく、なっこちゃんもわりと残念な人だってのが確認できたつー話だ。まぁ、あのツーリングの段階で、かなりその片鱗は見えてたんだけどね。 しばらくダベってるうち、rakがなっこちゃんのCBR600に試乗すると言い出した。俺は当然、もうへこたれ君なので待機。rakが走ってる間、AGLA13君やなっこちゃんとバカ話をして過ごす。こないだのツーリングの時はあまり話せなかったので、ここぞとばかりにいろんな話をした。 すると、しばらくして帰ってきたrak。 「フロントフォークを、もう少しだけ突き出したほうがいいかも」 言うなり、なっこちゃんに車載工具の位置を聞いているので、俺が代わりに工具を引っ張り出した。
なにやらPAで店を開き始めたrak。
駄弁ったりrakを手伝ったりしてると、今度はポンちゃんがクルマでやってくる。 銀座でギャラリーしてから来たらしく、俺らの走ってるとこも見られてた。
「うい〜っす。久しぶり〜」 冷静に考えたら先月末に会ってるんだから、それほど久しぶりってわけでもないんだけど、MIXIだのメールだのではけっこう話してたから、顔を見るのは久しぶりな気がしたのだ。くるなり『あ、工具がいっぱいある! 俺も車いじろう』言い出すポンちゃんに大笑い。 ポンちゃんと俺は、わりと同じ側の人間な気がする。どっち側かつーと、ご存知、ダメ人間側に決まってる。俺の直感だけじゃなく、俺よりは付き合いの長いrakあたりも、『ポンさんはかみさんと同じ側っぽいですねー』言ってたから間違いないだろう。 ナリさんとかポンちゃんは、会った瞬間にそんな気がした。 俺のこういう勘は、わりと外れないのだ。バクチとか道順とかの勘は、外れ放題に外れるけど。
んで、こんだ5人でまたバカ話。 夜中のPAで、いい大人が何やってんだって話だが、しかし、楽しい時間だ。 と、見覚えのあるGSX-R1000が姿を見せる。 「ナリさんだ!」 叫ぶ俺らを尻目に、すーっと前を素通りしたナリさんは、そのまま走りに行ってしまった。 「俺らが工具広げて走らなそうだから、ひとっ走りしに行ったのかな?」 思いながら、ダベりつつナリさんを待つ。 ところが、待てど暮らせどナリさんが帰ってこない。『おかしいなぁ、今日は走りに専念なのかなぁ』などと思いつつ、俺はポンちゃんに、マーちゃんとの出会いの話を聞いたりする。誰かと誰かが単車の前に行き、眺めながら話をしだすと、集まってきてあーでもない、こーでもない。 しばらくするとバラけて、それぞれ話をし、そのうち誰かがまた単車の前にゆく。 するとみんな集まってきて、またがっていい? うわ、軽いなぁ。こっちまたがらせて。くっそ、コレいいなぁ。なんてのの繰りかえしだ。単車の話、バカ話、いつまでも話は尽きない。時間はとっくに2:00を回ってむしろ3:00近く。やがて、ふと気づく。 え〜っと、ナリさんがちっとも来ないんだけど。 どうやらおかしいと、rakがナリさんに電話をしたら。 ナリさん、俺らに気づいてなかったらしい。前を通ったとき、こっち見てたんだけどなぁ。とにかく、辰巳でのんびりしるてんで、急いでこっちに来るとのコト。つわけで、ナリさんが来るまでまたダベリング。ちっとも走らないけど、コレもまた楽しい。 特に今日は目も走りもダメダメなので、俺としては、むしろ願ったり。
ナリさん、やってくるなり 「銀色だったし、ボーズだから、知らない人かと思ったよ」 ありゃ、俺が犯人だったか。ごめんね。 ナリさんを加え、6人でまた話し込む。俺はナリさんとAGLA13君、ふたりのR1000をまたがせてもらって、ただでさえヘコんでるトコロに追い討ちをかけられた。くっそ、R1000のポジションめちゃめちゃいいなぁ。足つきもいいし、ヤバいぞこれ。買いかねない。や、まだ買わないけど。 3:00ころ、ポンちゃんが『そろそろ帰らなくちゃ』言ったのを合図に解散となる。第52回 Crazy Marmalade でっかいもん倶楽部は、ちょっとしか走ってないけど、その分を補って有り余るくらい、みんなと話せて楽しかった。俺的には調子悪かったので、逆に走らなくてよかったかも。 すっ飛んでメイワクかけんのは、さすがにネタだつって笑えないしね。
C1との分岐でrak(と、たぶんなっこちゃん)と別れ、6号との分岐でナリさんと別れ、常磐道手前『AGLA13君は東北道に行くのかな?』と速度を緩めたところでブチ抜かれ、そのままさくっとチギられて、あっという間に背中が見えなくなった。軽くヘコみながら、アクセルを緩める。 みんなと話できたのは楽しかったけど、走りの方は散々だったなぁ。 いろんなリズムが、ばらばらな感じだ。 ほうっとため息をひとつついて肩をすくめる。
さて、家に帰ってベッドにもぐろうか。
つって結局レポ書いてるんだけどね。
|