The 70th big machine club

2008.12.28 第70回でっかいもん倶楽部 in 筑波

〜ファストスピード/スロウスピリット〜

 

朝起きてみれば、みなすでに起床済み……と思いきや、PCの前になにやら黒い塊がある。

「ありゃ、じゅんだ。来たのか」

つぶやく俺に、なっこが答える。

「おはようございます、かみさん。朝起きたら、じゅんさんがそこで、すごく小さくなって丸まってたんですよ、寒そうに。それでシュラフをかけたら、暖まった足の方から段々伸びてくるんです。にゅーんって、きゃははは」

なっこがそう言って笑い、AGLAも苦笑しているところで、じゅんが起きてきた。

「おはよう、昨日GO!!!君から電話もらった時は、来ないのかと思ってたよ」

昨日の段階で、12時ころ来るといってたじゅんと隊長が来ず、隊長から電話で家に帰るって話を聞いてたので、てっきりじゅんも家に帰ったのかと思っていたのだが、遅くなってからやってきて、寒い中そーっと眠っていたということらしい。毛布でも出しといてやればよかった。

「はよーございます。俺は約束は守りますよー! ちょっと遅くなったけど」

寝ぼけ眼(まなこ)でそう言って笑うじゅん。律儀な男だ。

ふとテーブルを見ると、置手紙が一枚。前日、一緒に呑んでたショーファーさんの手紙で「朝になって用事が入ってしまったので、お先に失礼します。皆さんによろしく」となっていた。この人も律儀な人だな ぁと思った所で、ひどく重要なことにようやく気づく。

果たして、残ったこのメンツで『まったり』ってのは、ありえるのだろうか?(ありえません)。

 

みなでコーヒーを飲みながらじっくりと、時間を掛けて身体を起こす。

その間にGO!!!隊長にメールを入れて、『全員、起床済み』の旨を伝える。すると隊長からすぐに「眠い」と言うシンプルなお返事を頂いた。もっとも「眠いから行かない」とかそう言うことでは、もちろんない。隊長はダレよりもやる気満々で、状況が許せばどこまでも走る人なのだ。

これはおそらく、「おまえらの覚悟がネムい」と言うことなのだろう。もっと言えば「おまえらの走りは眠たいから、俺が気合を入れてやる」と言う意味のはずだ。さすが隊長、襟を正す思いである。奮起した我々は、隊長が到着するまでの間、すんげぇだらだら準備を始める。 隊長の激、だいなし。

やがて、隊長が現れた。

「た、隊長! なんですかそのカジュアルな格好は!」

「ボク、ツアラーですから。バイク、フェザーだし」

シティカモっぽいダウン(?)のハーフコートにジーンズと言う軽快ないでたちで現れた隊長は、入ってくるなりそのまま崩れ落ち「眠い」とヒトコトつぶやくと、這うようにして本棚の前に行く。と、そのまま寝転がってマンガを読み始めた。驚愕の『超やる気ないぜアピール』に唖然とする俺たち。

だが、騙されちゃいけない。隊長は我々のやる気を試しているのだ。たぶん。

「隊長、行かないんですか?」

「おや、テリグチ(なっこ)さん。もう準備は終わったのかな?」

「えー! あたしを待ってたんですか!?」

「早くして! ほら、行くよ!」

バカなやり取りに笑いながら、「どこいくー?」「筑波でいいんじゃないですか?」「えー房総行きましょうよ」「俺らこないだ行ったばっかだっつの」などとワイワイ行き先を決める。結局、じゅんの先導で房総のワインディングを走るということに決まる。さてと、それじゃあ行こうか。

左からGO!!!隊長とフェザー、AGLA、じゅんとファイアブレード(R750はお休み中)、なっこ。

 

天気がよくて寒さもそれほどじゃない。絶好のツーリング日和だ。

俺が先頭になって16号を走り、数キロ行った柏トンネルの先のスタンドに入って給油する。ところがこのスタンドが結構混んでいて、待ち時間が長い。混んでるなぁと思ってると、GO!!!君が単車を降りて俺のそばにやってくる。「かみさん、 こっち方面、混んでるから筑波にしません?」との提案だ。

もともと「どっちにしようか」ってわりと悩んだ選択だから、こちらには是非もない。

じゅんやAGLA、なっこに伝えて行き先は筑波へ変更になった。ガソリンを入れたらちょっと先でUターンして、そのまま柏インターまでかるくすり抜けながら流して走る。常磐道に乗って も流してると、後ろから爆音が迫ってきた。「お、来たな」と思った瞬間、

ばしゅん! ばしゅん! ぱしゅん!

AGLA、じゅん、GO!!!君があっという間にすっ飛んでいく。あわててギアを落とし、GO!!!君の後ろで引っ張ってもらいながら、激烈な強風の中、単車にしがみつく。メータに表示される数字と、身体にぶち当たる空気の強さのつじつまが合ってない。突風にアタマが横に振られる。

「すんげぇ風だなぁ」

だが、アップハンのファイアブレードを駆るじゅんの、ひらひら楽しそうな走りに、俺は思わずにやけてしまう。じゅんが途中でちょっと速度を緩め(エンジンを冷まして)ると、代わりに隊長がすっ飛んでく。この強風下にアップハンで、あの速度でひらひらとか、ふたりとも走りが画的におかしい

俺は絡むというより『消されないのが精一杯』といった感じだった。つーか軽く消されてた。

 

土浦北インターを降りると、AGLAが待っていた。

ここでまた、ちょっとバカ話。

じゅんが隊長にさからってアクセル一発排ガスぶっ掛けのオシオキを喰らったり、バカなやりとりを大笑いして楽しんだら、そろそろ筑波まで行こうか。国道を抜け、いつもならひとりで走る道をみんなで並んで走り、途中のコンビニでコーヒーブレイク。ついでに朝メシを買って喰う。

ここからは筑波まで一本道だが、途中にはご存知『カマボコ』(減速を強制する路面の突起)があるので、俺が先頭になってカマボコをゆっくりと乗り越えながら、だらだらと登ってゆく。もう休憩は充分したので、パープルに入るなりそのまま軽く一本目。道の様子を見がてら、のんびり走る。

ここのところ雨もなく乾いた日が続いたからか、路面のコンディションは(冬にしては)最高だ。北向きの部分も凍ったり濡れたりはしてない。それでも「全線走ってみるまでは」と、ハヤる気持ちと速度をかなり抑えて、景色を楽しみながら走る。うん、どうやら 道は大丈夫みたいだね。

山側の休憩所に入って、バカ話をしながら一服。

それから走る準備をして、体調の悪いGO!!!君以外の四人は、俺、じゅん、AGLA、なっこ、次々とパープルを走り出した。とは言え同時に出たわけじゃなくタイムラグがあるから、実際はそれぞれ独りで走るような形になる。俺は70〜80%くらいで走ろうとアクセルを開け た。

なんだかんだ、筑波は久しぶりだったので、家に帰ってきたような感じでリラックスして走れた。

ケーロク(GSX-R1000-K6)の軽さと旋回力、タイアの食いつき、すべてが俺を気持ちよく走らせてくれる。要求に対して機敏に反応する機械を股の下でコントロール。ギャップや障害物を避けつつカットイン、旋回、浮きそうになるフロントにニヤリとしながら立ち上がる。

サーキットでタイムを削るわけじゃないし、直線はまぁそこそこで。

 

ひらひら舞うケーロクと一緒に、冬の抜けるような青空のもと口元をニヤケさせながらダンスを踊る。のんびり走ってるわけじゃなく、速度は乗ってるのに余裕がある。直線やブレーキングでケズる分を余裕に換えて、全体の流れを意識して組み立てる。もっとスムーズに、もっと気持ちよく。

突然、ブラインドコーナーの向こうでハザードをたいてる軽トラ。一瞬ドキっとはするものの、余裕を持ってかわすことが出来る。速度的には80%を越えてるかもしれないけど、精神的には60〜70%くらいだろうか。長いカーヴで、思ったよりもずっと速度が乗ってることを感じる。

しかし、恐怖やあせりは、ひとしずくもない。

『乗れてる』と言う感じとはまた違った、もっと積極的に自分で『乗って』、楽しんでる感じ。「なぜか乗れてる」んじゃなくて、「はっきりわかって操れてる」とでも言えばいいだろうか。まるで今日の青空のように、とにかくクリヤーな感覚だ。

思わず、クスッ。

「ははっ、なんだろ。すげぇ楽しい」

 

谷側の休憩所でUターンすると、すぐにじゅんとすれ違った。

『アップハンのファイアブレードに三年物のタイア』と言う状況だけに、どうやら意識して穏やかに走ってるようだ。もっとツツかれていじめられるかと思ったが、そんなことより山そのものを楽しんでる感じ。なので俺も俺で楽しんでやろうと、往路よりさらにペースをあげ、バンクを深く取り始めた。

穏やかな気分と、出てる車速のつじつまが合ってないのに、それが違和感なく楽しめる。

やけに晴れ晴れとした気分でGO!!!君の待つ休憩所まで戻った。メットを取ってタバコに火をつけたところで、三年オチのタイアでしかも初めて走るにしてはかなり速いペースでじゅんが帰ってくる。そして、そのまま目の前でUターンすると、二本目に行ってしまった。

「なんだあの鬼体力」

あっけに取られていると、AGLAとなっこも帰ってくる。ヘルメットを取るなりAGLAが「なっこがDR-Zにあおられてましたよー!」と言って笑い、なっこは「うるさい、AGLA。ちょっとあおられたけど抜かれてないよ!」と笑いながらほほを膨らませる。肌寒い筑波に、笑い声が響いた。

 

じゅんを待ちながら、しばらくダベる。 すると帰ってきたじゅんは、そのままさらにもう一本走りに行ってしまった。言ってもパープルは結構長い峠だ。概算で10〜15kmくらいはあるんじゃないだろうか? 一往復で二、三十キロはあるだろうワインディングを、じゅんは疲れを知ることなく走る。

「あいつもホントに単車が好きなんだなぁ」

俺は思わずうれしくなってしまった。やがて、隊長となっこが日向を求めてうろうろし始めたころ、ようやく満足したのだろう、じゅんが帰ってきた。「単車に乗るの久しぶりだから、すげぇ楽しい。さぁ、次はどこ走りましょうか?」そう言って笑うじゅんの目はキラキラとまるっきりガキだ。

じゅんの犯罪の瞬間を撮影。官憲には連絡済みなので、いずれ司法の手が下されるだろう。

 

この後どうしようかと相談して、「とりあえず パープルをもう一本走ってから、頂上の観光駐車場へ行こう」と決まり、走り出す。 今年最後のツーリングってのもあったのだろうか、みんなそれほどぶっ飛ばす感じではない。俺もシャカリキに飛ばすと言うよりは、コーナリングを楽しむ感じで走った。

それでも結構いいペースで走れるんだから、ケーロクは本当に頼もしい。

確かこのときはAGLAが後ろだったのかな? AGLAを引っ張る感じで速度を上げ、ちょっとオーバーに体重移動をしたりしながら路面の感触を味わったり、ブラインドから突然目の前にひらける筑波山の美しい景色と、そこへ飛び込んでゆく気持ちよさを楽しんだり。

意のままにと言うと語弊があるけど、かなりイメージどおりに走れることが楽しくてしかたない。

「これなんだよ。ずっとこんな風に走りたかったんだ。今なら、あの時の俺より確実に速いな」

39歳になってもまだ自分が成長できていることを、この日、俺は実感した。俺は今、これまでの人生の中で一番、思ったように、楽しく、速く走ることができる。明らかに体力が落ち、体重も増えているけれど、それでも俺はまだ過去の俺よりも速いのだ。これがたまらなく嬉しい。

あったかくなって、全開走行できる日が楽しみだ。

 

駐車場には旧車會がたくさん集まっていた。

そこで少しダベりながら、コーヒーブレイク。バイクの話、タイヤの話、走りの話、いつもと変わらないメンツでいつもと変わらない話なんだが、俺の大好きな時間だ。GO!!!君は風邪を引いて調子が悪かったけど、それでも綺麗な走りをするし、AGLAやなっこも会った時とは別人のように速くなった。

そして、じゅんはマシンが違ってもやっぱり速い。

今日みたいに楽しく気持ちよく走りながら、いつかじゅんを驚かせるくらいには速くなりたいなと、なんとなくそんな風に思った。日本中を走り回り、色んなやつと出会うこと。山の中のケモノ道を、意のままに走り回れるようになること。峠を速く走れるコトってのは、それと同じくらい大切なんだ。

俺にとっては、ね。

「一服したら下って、風返し峠を走ろう」

俺の案にみんなが賛成してくれたので、旧車會でごったがえす駐車場を出ると、ぐねぐねといろは坂のように節操なく曲がる道を下って、左の風返し峠に入った。さすがに時間が時間なので、本気組はいなかったが、それでもちょろちょろと走ってるちっちゃいのがいる。

K7のお別れツーリングのとき、じゅんが連れてってくれた道が印象的で、「きっとじゅんは風返しみたいなせまっ苦しい峠道も好きだろう」と踏んでいたのだが、これが正解だったようだ。何本か走って休憩に入っても、じゅんは独りでぐるぐると走っていた。

俺はココでなっこにCBRを借りて乗ってみた。

ハンドルひん曲がってたりハンマーホイールだったりと、なかなかタフなバイクなんだが、乗ってみていろいろとびっくりした。すごく軽いのにサスがよく動く。俺にはピッチングモーションが大きすぎる感じだなと思った。だが、慣れてしまえばそういうものだと割り切って走れる。

トルクが薄いので回転をあげなくてはならない。それが『でかいので楽をすること』を身につけてしまった俺には少々大変だったが、2サイクル250みたいに、イン側に身体ごと飛び込んでやるとオモシロいように曲がる。車体を外に放り投げバイクだけが曲がって手元に帰ってくる、あの感じだ。

ちょうどじゅんがいたので、その後ろについて走ったが、これも楽しかった。

じゅんの、ぐねぐねと左右に曲がった後、大きく左へ曲がりこむ下りの処理に「ちょ、今日初めて走ったのに、なんでそこがそんなに上手いんだよ」と感心するやら呆れるやら。CBRが存外にオモシロいので、いろんな走り方を試しながら遊んでると、Uターンで止まったじゅんがタンクを指差す。

どうやらガソリンがなくなってしまったらしい。

「ワンタンクも走ってるのか。鬼の体力だな、ホント」

呆れて苦笑しつつ、いったん上まで戻る。

んで、今度はじゅんが俺のケーロクに乗って、俺がAGLAのK7に。またがるとケーロクより明らかに重い感じはするが、走り出せばパワーのおかげか、重さはほとんど感じない。前に乗ってたころよりも、全体に印象がオダヤカな感じだ。ケーロクの方がじゃじゃ馬ってコトなんだろう。

このときはじゅんもケーロクの乗り味を試していたようで、突っつかれることもなかった。

二三往復して俺は休憩場所に戻り、じゅんはそのあともK7やCBRにのって遊んでた。

やがて太陽が傾いてきて、空気もさっきより冷たくなってきたので、そろそろ帰ろうかという話になる。俺が先導でゆっくりと走り、AGLAとGO!!!君が後に続く。その後ろがなっこで、じゅんはガソリンがないから一番後ろで燃費走行。途中のスタンドで給油をし、土浦北から常磐道へ。

 

風がひどく強い上に、結構お腹いっぱいだったので、100キロくらいでのんびり流す。

じゅんがタンクの上に乗って走ったり、俺が脚を組んで走ったり、バカやりながらだらだら走ってると、なっこがちょっと前に出た。なのでその後ろにくっついて、スリップストリームごっこをやってみたり。それを嫌ったなっこが左へマシンを振ると、今度はじゅんが俺どころじゃなくべったりつける。

『なっこ、災難の巻』ってなもんだ。

100〜120くらいでそんな風に遊んでると、突然、バイクに抜かれた。誰だ? と思って見ると、バイクは二台。一台はGO!!!隊長のフェザーで、もう一台はZZR1200(あとでじゅんに聞いた)のパニアケースをつけたツアラー仕様。お、楽しくなってきたぞと思ってると、AGLAがスクランブル発進。

当然、俺もシフトを蹴りこみ、同じく加速を始めたじゅんに続く。

ド強風のなか、メータはすぐに跳ね上がる。200を越えたあたりでZZRの速度があまり上がらなくなった……その瞬間、水色のダウンジャケットを着たアップハンのファイアブレードが、さっきなっこにしたのよりさらにエグく、べったりと張り付いてロールを切っている。

「超、鬼だな」

俺はヘルメットの中で大笑いしながら、せっかくのイベントを一番後ろの特等席から眺めていた。

ZZRの速度がそれでもじわじわと上がる。220か230あたりで、バンバンすり抜けながら走る姿は、俺的には好感が持てた。しかし、彼の努力も水色の悪魔の前では焼け石ウォーター。ミラーに写るよう、ちょっと右後ろにべったりと張り付き、速度が弱まると真横に並ぶ。

その上、そっちを見て手まで振ってた(らしい)つーのだから、ZZRも驚いただろう。

ま、かなりスキモノだったみたいで、後で聞いたらメットの中で笑ってたそうだ。ZZRを囲むように、R1000とフェザーが前を行き、ファイアブレードが張り付き、その後ろからケイロクが観戦しているという、なかなかにオモシロいイベントは、そのまま柏インターまで続いた。

柏インターで俺らが車線を移動すると、ZZRは長いこと手を上げて「楽しかった」と伝えてくれた。

どういたしまして、俺らも楽しかったよ。

 

柏で降りて16号をすり抜けていると、GO!!!君の姿が見えない。するとAGLAが

「隊長はいったん帰るそうです」

そこから軽く流して柏へ帰り、みなで今日一日の話をしながら楽しく乾杯した。疲れで酔いの回りが早かったのか、眠くて仕方ない。なっこやAGLAもマンガを読んだり寝たり。俺もいったん落ちかけて、起き上がって『水曜どうでしょう』を見てるうちに、一緒に見てたじゅんも昏倒した。

やがて隊長も戻ってきて、寝たり起きたりダルダルしながら宴は続く。

このとき何の電波をキャッチしちゃったんだか、俺は「頭文字D」のアニメを見始めた。

すると死んでたじゅんも起き上がり、AGLAとなっこも寄ってきてみんなで鑑賞会が始まる。「直ドリ長すぎ! ありえねー!」「やべー! 『デンジャーなゾーンへ突入』とか、俺も使おう!」「挙動とか、意外とちゃんと作ってあるんですねー!」みなでツッコみながら見ると、すげぇ楽しい。

すっかり『イニD語録』にハマって、大騒ぎしながらビデオ鑑賞も終了。

やがて隊長が帰宅し、じゅんが立ち上がって帰り支度を始めたところで本日のCrazy Marmaladeでっかいもん倶楽部は、オダヤカに終了となった。近場で時間も短かったし、じゅん以外はそれほどたくさん走ったわけじゃないけど、気持ちよく楽しく走れた、今年の締めくくりツーリングだった。

 

今年は前年に購入した旧型ハヤブサ、K7、新型ハヤブサ、K6と乗り継ぐ忙しい年だった。

そして、その過程でキャスタを通じてrakに出会い、rakを通じてナリさん、GO!!!君、AGLA、なっこ、じゅん、のりさん、若君、Carumaくん、トモヒロ君、アキ、ポンちゃん、マーちゃん、じゅれいさん、うさぎちゃん、ジュンタロー、ミサイル君、ぁゃちゃん、ウチで言うところのSS組のみんなと出会えた。

俺にとって、出会いは宝だ。

クルーザ組のバカたちや、オフ組のキチガイ、そしてSS組という新しい宝。みんな『単車乗り』という度し難いバカばかりで、そいつらと走り、話し、呑めることは、俺にとって何よりも大切な、俺という人間を形成する『核』みたいなもんである。

来年は増車という方向でクルーザにも復帰する予定だ。

そしたらまた、ステキな出会いがあるだろう。

俺はそれが今から、楽しみでしょうがないのだ。

 

みんな、一年間本当にありがとう!

俺はホントに、誰よりも幸せだと思うよ。

また来年も、走って、呑んで、話をしようぜ!

 

index

inserted by FC2 system