The 19th small machine club

2007.11.23 第19回ちっちゃいもん倶楽部 in 一本杉峠 〜神降臨〜

 

早寝したら、なにやらちゃんと起きられた。

準備をしてランツァに飛び乗り、飛び降りて部屋に戻る。それを二回ほど繰り返した。そう、ウキウキ出かけようとして、忘れ物に気づいて戻ったのだ。それも二回。まぁ、出発前に気づけるようになったことと、気づいたら戻るってのが出来るようになっただけ、大人の階段、登ったのか。

いきなり20分ほどロスして、『こりゃぁ、ちと遅れるなぁ』思いつつ、国道6号を北上。前日、よしなしから『おらも一本杉行く』と、よしなしの『よし』は、吉幾三の『よし』だったのか的メールを貰っていたので、一本杉峠の西麓のコンビニで待ち合わせしていたのだ。

キッチリ出遅れた分、20分遅れの6:20に、コンビニへ到着。

が、幾三はどこにも見当たらない。

んで、コンビニで朝飯と水分補給用のスポーツドリンクを買って、寒空の下でパクついていると、よしからメールが入る。どうやら、寝坊したようだ。7:30に一本杉峠到着ということなので、ゆっくり飯を食い、ガソリンを入れて、県道と呼ぶのもはばかれる県道へ。

西側から登るということは、ガレガレ岩だらけの道を登ってゆくわけで、良いウォーミングアップになる。柏からココへ来るまでに、ずいぶんと冷えてしまった身体も、岩場を攻略していれば、暖かくなるに違いない。そう思いつつ登ったのだが、大誤算。これっぱかしも暖まらねーじゃん。

初冬の茨城、恐るべし。

 

「寒みぃっつのっ! バカじゃねーの、こんな寒い早朝からっ!」

とか吼えつつ、だったらゆっくり登りゃ良いのに、めいっぱいで登る。

一本杉西側。

 

下から見るとこんな感じ。

 

ナニが悲しくて、こんなところ単車で走るんだろうね。楽しいからだね。

 

サクっと一本杉峠に到着。

早速、よしなしが来るまでの間、今日のポイントを下見にゆく。

 

入りっぱな。今日は天気がよくて気持ちが良い。

 

と、やがてよしなしも到着。

この寒空に、わざわざ出てくるんだから、この男もたいがいモノ好きだ。

 

さて、そろったところで、早速、例のポイントを攻略してみようか。

俺が前になって、ずんずん進んでゆくと、このあいだ断念した下り坂に到着。思ったとおり、今日は下が乾いているから、このあいだほど怖くない。気軽に下って行ける。そ〜れ、このまま一気に下まで……下まで……え?

しばらく行ったところで、俺はバイクを停めた。停めるしかなかった。

山ってのは、やっぱりそんな甘いものじゃないようだ。一本杉峠に来るオフローダーがどれくらいかは知らないが、とりあえず、みなが行かないということは、それなりの理由があるってことだけは理解したよ俺。なにこの、スキーのジャンプ台。

 

下から撮ってみたが、急斜面具合は伝わらないね。まぁ、単車が横になってるのはコケたんじゃなくて、立てたまま置いておけなかったんだと言うことだけ、理解してくれたら嬉しい。降りたら技術的に登れないとかじゃなくて、単純に怖くて降りられないのだ。

単車を降りて、ふたり、徒歩で下ってみる。

すると、やたら足元がおぼつかない。乾いているのは上の枯れ葉だけで、下の土はつるんつるん。ちょっと踏ん張ろうとすると、ブーツの底を簡単に持っていかれる。そろそろと降りながらルートを探してみると、まるでスキーの滑った跡のように、S字を描いて下ってゆくタイア痕が見つかった。

こうして写真に撮ると、異常に平坦に写るんだよなぁ。悔しい。

坂の下を覗き込み、そのスキー跡を見ながら、俺は突っ込みを入れた。坂に。

「あーなるほど。こうやって行ってるヤツが居るんだ……バカじゃねーの? 変態だ、変態」

たぶんmoto君クラスなら下ってしまえるんだろうが、俺とよしなしでは、協力してもムリっぽい。サポートもクソも、横に立ってられないんだから、ふたり居てもチカラを結束できないのだ。言うまでもないが、自力突破なんてもちろん完璧にムリ。徒歩でぎりぎり。

しばらく考えて、俺たちのウデでは危険と判断した。んで、当然Uターンするわけなのだが、すでにこれがもう、かなり至難の業。よしは少し上のほうに居たので、まだタイアが食ってくれたが、俺は調子に乗って先へ行きすぎたので、思いっクソ、スタックした。

ケモで教わったり覚えたりした方法を駆使して、何とかカンとか登る。アレだけ寒かったのに、あっという間に身体から蒸気が出てきて、ぽっかぽかつーかクソ暑い。なので、中に着ていた服を一枚脱いだ。リュックに服を詰めたら、とりあえず一本杉まで戻ろうか。

 

戻って相談していると、よしなしが『西側に、枝道がある』言い出したので、ソコを目指す。また岩場を下り、枝道を探しながらゆっくりと降りる。やがて、枝道が見つかった。よしに『これか?』と聞くと、これではないらしい。が、せっかく枝道を見つけたんだし、行ってみようか。

そこを下ると、タダのショートカットだった。そんなに難しくない。

んで、もうひとつの枝道を行こうぜと言うと、どうやらショートカットしたせいで、行き過ぎてしまったとのコト。それじゃぁと上り始めたのだが、ココで岩にハンドルを取られ、俺は思いっきりすっ転んでしまった。単車を起こし、エンジンをかけて走り出そうとするが、走れない。

あ、チェーンが外れてら。

切れたわけではなかったので、簡単に修復して、いそいでよしの後を追う。やがてそれらしき枝道に出たので、そのままガンガン登ってゆく。こっちの方が整備されてて、走りやすい。まぁ、オフロード的には走りやすいのが必ずしも良いわけではないのだが、よしに追いつくにはうってつけだ。

気持ちよくスライドしながら、坂を登ってゆくと。

急に、視界が開けた。

 

行き止まりではないが、いくつか支線があるので、よしがどっちに行ったかわからない。

 

なので、ここでしばらくよしを待つ。

が、エンジン音さえ聞こえないので、タバコ一本吸ったあと、電話をかけてみる。出ない。それじゃぁと、とりあえず戻ることにした。『一本杉で』とメールを入れてから、元きた道を下り、分岐のところから上に上がって一本杉峠へ。

峠で、山菜取りだかきのこ狩りだかのおじさんと話していると、電話が鳴った。

「おー、よし。どうした?」

「かみさん…………単車、崖から落ちた

「なにぃ?」

告白しよう。

このとき、叫んだ俺の顔が緩んでいたことを。とりあえず生きてるわけだし、怪我もないようだ。だとしたら『ガケから落下』と言うのは、poitaさんの時のように、ある意味ネタである。しかも、かなりの大ネタだ。『よし、ナーイス!』と、俺がランツァをまたいで走り出すまで、およそ5秒。

しばらく下って、さっきの分岐のところへ行く。そこで、よしに電話をして場所を確認。

さらに下ってゆくと、どっかで見たことのある光景が、目の前に現れた。ぽつんとガケのふちに腰掛けて、さびしそうな笑顔を浮かべているその姿。それはpoitaさんであり、遠き日の俺である。背中に見えるのは、ガケから単車を落とした者のみが持ちうる究極のオーラ、ガケオーラ

選ばれし戦士の証である(違います)

 

よしに笑いかけながら、ヤツの単車を探そうと崖下を見た俺は、思わず絶叫した。

「うっそだろ〜!?」

10M以上はあるだろう、切り立ったガケ。瞬時に頭をよぎる疑問はタダひとつ。

(こいつ、なんで生きてるんだろう?)

驚きながら、事情聴取をしてみると、よしなしは俺が(チェーントラブルで)やってこないので、『かみさん、落っこちてねーだろうなー?』と沢を見ながら走っているうちに、いつの間にかガケに寄り過ぎてしまい、ガケのふちのへずれたところへ、フロントを持って行かれたらしい。

俗に言う『単車は見たほうに曲がるの法則』だ。

「気づいたら、単車が股の下から消えてました」

や、笑ってる場合じゃねーだよ、よしなし。

 

とりあえず、単車のそばまで降りていこう。

なんで、ちょっと誇らしげ?

つーか後ろの単車が完全に横を見せてる段階で、どれだけ切り立ったガケだかわかる。

 

この絵でも、少しは伝わるだろうけど、実際、体感的にはこの数倍も急だ。

 

自転車さえ放棄せざるを得ないくらいは、急坂なのだよ。

 

ふたりで単車を起こし、脱出ルートを探ってみるも。

沢伝いは、下流が滝になってるわ、上流は谷がだんだん深くなるわで、確実に不可能。俺らが降りてきたルートもムリ。moto君だろうが誰だろうが、競技用トライアルバイクでもない限り、登ることはできないだろう。この判断は、あとで正しかったと証明される。

これじゃぁ、ふたり居たってどうにもならん。

 

改めて見ると、すげぇところから落ちてるよなぁ。ケガしなくてホント良かったよ。

 

ふたりでのリカバリは不可能と判断したところで、一度下って、JAFなりロードサービスなりに頼るか、それとも後日、有志を募って救出ツーリングとしゃれ込むか、てな話になった。ヤロウふたりでオフ車にニケツつー、あまりゾっとしない状態で、一本杉のガレ場を下る。

残りの行程に難所がなかったのが幸いだったが、それでも俺、よしなしのふたりとも。

「怖ぇっ! 怖ぇっ!」

連発だ。運転する方も怖いし、乗ってるほうも怖かっただろう。出来ればしたくない経験。

しばらく下って、道が舗装されているところまで出ると、そこに住んでいるのだろう、トライアルバイクで遊んでいた人々に事情を話して、ユニックでも借りられるところはないかと聞いてみる。すると、隣の 家のヒトが持ってるとこのこと。

ただ、手を借りるとしたら、タダってわけには行かないだろう。しかし、こんなもんの相場なんて、俺もよしも知ってるわけがない。なので、よしが一度JAFに連絡を取って、相場なり値段なりを聞き出すことにすると言う。そのあいだ、俺はトライアルの人たちと話しこんだ。

電話するよしと、トライアルのヒト。

この左の青い服のヒトが、かなりの腕前らしい。

赤い服のヒトが『とりあえず現場を見に行きましょう』と言うのを、俺が現場へ連れて行って、脱出できるかどうかを検証したんだが、そのとき赤服のヒトは何度も、『@@さんなら行けるかな、ムリか』とか、『あぁ、こりゃ@@さんでもムリだ』つってた。その@@さんってのが、青服のヒトなのだ。

青服の@@さんは、陽気な面白いおじさんだった。

「あ、ランツァだ。そういえばさ、俺、昔ツーリングでランツァがガケに落ちたの見たぞ」(青)

「やめてくださいよー。俺、これから走るのに」(俺)

「それがさ。ランツァに乗ってた女の子が、カーブで路肩に寄って行くんだよ。んで、『おぉ、このおねぇちゃん、路肩走ってるよ。すげぇなぁ』って思ってたら、そのまま膨らんで、ガケの下までまっすぐ落っこちてくんだよね。ジャンプみたいに」

「うぁ、おっかねぇ」

「絶対死んだと思ったね。だから、助けに行くのヤだったんだよ。死体、触りたくないからさぁ。うつぶせのまま、ぴくりとも動かないんだぜ? 絶対、死んでるよ、普通。で、そばまで寄ったら『うぅ』とかうめき声が上がったから、急いで助けたんだ」

「ぎゃははははははっ!」

「それで横を見たら、ランツァ、フレームが折れてVの字になってた」

「やーめーてー! 俺、ランツァなのにー!」

「ランツァ良いバイクだよね」

突っ込みきれん。

 

待ってるあいだに、赤服のヒトが『俺のトライアル乗ってみる?』と言ってくれた。言ってくれたのはよしなしに、だったが。俺も便乗して乗ってやろうと思ってたら、そんな暇もなく、JAFと連絡が付く。来る気はマンマンだが、ふたりくらいで来るとのコト。や、ムリだから、絶対。

時間も一時間半以上かかるらしいので、それなら隣のヒトにユニックを借りようと言う話に落ち着いた。そんで、青服さんがテクテク隣へ行くので、俺とよしも付いていって、アイサツをする。朝早くから余計な騒動持ちかけてるのに、嫌な顔ひとつしないでうなづいてくれた。

ヒトの情が、身に染みるね。

左が赤服さん。乗ってみる? いいながら、自分で楽しんじゃってた。面白いヒトだ。

さて、無事ユニック出動となり、俺は一足先に現場へ行く。ほどなくユニックもやってきたんだが、それと一緒に上の写真に写ってる右のふたりもやってきた。しかも、赤服さんはビデオカメラまで用意してる。青服さんも嬉しそうに笑ってる。完璧、アトラクション扱いだ。

と、赤服さん。

「せっかくだから、ビデオ撮らないとね。なかなか見られないし」

すげぇ楽しそう。

俺とよしが下へ行って、ユニックのクレーンを待ち受ける。降りてきたクレーンを受け取るんだが、足場がキツ過ぎて、なかなか上に上がれない。そのあいだに、よしが単車にロープをかけるのだが、どこにかければ良いか迷ってる。なのでガケ落ち大先輩の俺が、的確なアドバイス。

「ハンドルで大丈夫だよ。320kgでも平気だったから」

なに得意げ、俺。

なんとか吊り上げられた。

ビデオも写真も、撮られまくり。俺とよしも下から撮影してたから、上下でフラッシュが焚かれる。その状況に、みんなで大笑い。厄介ごとを持ってきた俺たちを、親切に助けてくれたことも嬉しいが、こんな風に初めて会った人々と笑えるのが、もう、最高に楽しい。

よしに悪い? イチバン笑ってたのは、ヤツだってば。

 

無事に、救出成功。つーかこのヒト、ユニック上手だ。

XLRがガケから上がった瞬間、みんなから歓声が上がる。やっぱり、単車乗りってのは、気持ち良いね。ユニック出動してくれたヒトにお礼を言い、みんなにもお礼を言う。お礼つーか、よしも俺も、自然に『ありがとうございました』と声を出していた。

よしは単車を引き上げてもらったことに。俺は、ステキな出会いに。

ふたりは感謝してみなの後ろ姿を見送る。それから、とりあえず一本杉まで上がって、ようやく落ち着いた。よしはJAFに断りの電話を入れ、俺はpoitaさんに、『今日は富津へいけなくなりました』と連絡を入れる。そして、お互いに電話を切ったあと、顔を見合わせて笑う。

普通なら崖から落ちたんだし、このまま『帰る』と言い出してもおかしくないだろう。

俺も当然、よしがそう言い出すと思っていた。ところがこの変態。

「さぁ、どこ行きましょうか?」

バカじゃねーの? さっきガケから単車落としたクセに、走る気マンマンのおまえと、それを聞いておもちゃ貰ったガキみたいに、ニヤっと相好を崩してる俺。 ふたりとも今の事件が逆にテンションをあげる要因になったようだ。結局、ガケ落ちはネタとして処理する方向で、この先の予定を立てた。

とはいえ、よしは昼過ぎには帰らなくちゃならない。

最初俺が『この間のルート(別の山)走ろうか?』言ったのだが、変態よしが『東側にも、行ってない道があるんですが』とか言いだしたので、それじゃ、そこへ行こうと決めて、一本杉峠の東側を下る。 西よりはずっと走りやすい東側を下っていって、途中の分岐を入る。

ここからは、とにかく行っては戻りの繰り返しだった。

 

行き止まるたびに、こうして単車を降り、道を確認しながら戻ったり進んだりする。

 

さすがに、どの道も途中で途切れているが、ガレあり、ドロあり、草あり、いろんなテイストの道があるので、とにかく飽きない。獣道っぽいところ、伐採のために重機が踏み潰した道、急に舗装が顔を出す廃道。俺とよしは狂ったように、走っては戻りを繰り返した。

これだって、一応、道だ。

 

ほら、舗装もされてる。

つっても、ここは万年湧き水が流れているようで、コケの生えたコンクリの道は、つるつる滑る。それでもなんとか行けそうだから、行ってみようかと話したのだが、歩いて確認したら先が行き止まりだったので、写真だけ撮って帰ってきた 。つーか、下りは滑って怖い。行かなくて正解だった。

んでまた、 こんなカンジで進んでゆくと。

 

はい、行き止まり。

ダムっぽい形をしてるが、ダムではないだろう。よしが言うには、山崩れをせき止めてるんじゃないだろうかとのコトで、それはありそうだな。まぁ、少なくとも生活用水でないことだけは確かだ。いや、綺麗なのはきれいだったんだけどね。

見た目は、ダム。つーか、普通にダム。用途がわからないだけ。

 

今日は本当に、天気がよくて気持ち良い。ネタも満載だし、言うことナシ。

 

行き止まりから下ってくとき、俺は気分が良くて少し飛ばした。やがて分岐に出るも、よしがなかなかやってこない。なのでしばらく景色を眺めて一服する。なんかあれば、大声で呼ぶだろう。あまりかかるようなら、見に行けば良い。

この手前が、少し広い場所になってて、雨さえ降らないならテント張りたい感じだった。

 

と、しばらくしてよしが降りてくる。

「コケちゃいました。痛恨のエンストゴケですよー」

痛恨のわりに、笑ってるじゃん、おめ。とツッコむまもなく、よしが吠える。

「あぁ、GPSがない! コケた時だと思うんで、ちょっと取りに行ってきます」

あっと言う間にUターン。忙しい男だ。んで、またタバコ吸いつつ、晴天と木々を、沢を、山々を眺めながら、心の洗濯。ああ、すんげぇ気持ち良いなぁ。オフロードってのは、これだからやめられないよ。コテンパンに素敵な世界だ、ホント。

しばらくして降りてきた、よしなし。

「GPSあった?」

「ありました……逝ってますけど。すげぇショック」

いや、ショックなのはわかるんだが、おめ、さっき単車落っことしてもそんな顔しなかったよな? 単車よりGPSのが痛ぇのか。と笑いそうになると『ヤフオクで中古探そう』とかブツブツ言ってる。本気でしょげてるので、俺は笑いをこらえるのに 必死だった。

 

気を取り直して、さらに道探し。

つっても、よしのタイムアウト時間が迫ってるから、そんなに遠くへはいけないので、とにかく目に付いたところを、片っ端から入ってみる。伐採用の道だったりで、途中で途切れてるコトが多いんだけど、すでにUターンが日常化してきた俺たちには、あんまり苦にならない。

廃屋もあった。この先はけっこう奥まで入れるけど、途中で植林に変わる。植林ってのはタテヨコ綺麗にそろえて植えられているので、入り込むと、周りのすべてがなんとなく道に見えるから厄介だ。良い感じで尽きたところで、Uターンして戻る。

あとは一気に下って、麓の町まで出た。

 

自販機の前で軽くダベり。

第19回 crazy marmalade ちっちゃいもん倶楽部は、ここでおしまい。

家に向かうよしと、反対に向かって帰る俺は、笑顔で手を上げ 、この自販機の前で別れた。一本杉峠まで駆け上り、稜線を加波山、きのこ山と抜けて筑波経由で柏へ向かいながら、たった半日のあいだにおきたイロイロな事件を思い返しつつ。

「今日のよしには、ネタの神様が降りてきてたなぁ。ちっと羨ましいかも」

俺はケタケタ笑いながら、帰路を急いだ。

 

冬がきても、走ろうぜ。

 

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