solo run

おさんぽ

2007.11.03 なんとなくチャレンジ

 

疲れてたんだろうか、早寝したわりに、起きたら8:30だった。

ゆっくり朝飯を食ってから、9:00ころハヤブサをまたぐ。天気が良くなるつー予報も何のその、どうやら曇天で寒いので、上は革ジャンとフリース、下はカドヤのアークイティックパンツのほぼ完全武装で出かけた。思えば(思わなくても)これが失敗の元だったんだが。

別に、どこへ行こうと決めて出かけたわけでもなく、昨日の段階から天気の誘うままに走ろうと思っていた。だけど、こんな曇天だと、ちょっと気分が乗らない。誰が待ってるわけでもなく、誰と会える目算もなかったので、16号をなんとなく左折して、 北柏からなんとなく6号へ。

筑波でも行くかなーと走っていたら、途中で思い出した。

「まだ、ちゃんとアレやってないじゃん」

となれば、とりあえずの行く先は決まった。

 

利根大橋から左へ折れると、いつものポイントへ。

 

 

そう、アレってのはもちろんダートだ。

シャコタン=フラットダートに強いってのは、俺の持論なのだから、ここで証明すべきなのは俺の、いわば義務だろう。なんて強く心に決めてたわけでは当然なく、自分的にも『隼でダートは走れるのか?』ってのは気になってたので、いい機会だからやってみただけ。

 

で、しばらく走ってみたんだが。

驚いた。

まるきし問題ない。

ハンドルが低い分、多少コントロールしづらいけど、出力がフラットなのにごまかされて、アホな速度で走らなければ、ダートも楽勝でイケる。無論、ランツァの60%程度の速度しか出せないし、その間もずっとコントロールしてなければならないので、長丁場はしんどい。

けど、ビビらずに『こいつなりの走り方』で遊べば、けっこう、いや、かなり楽しい。

クルーザほどの安定感はないけれど、『ステップに中腰』てのができるから、ハンドルの低さは相殺できるカンジかな。もちろん、向いてるとは言わないけど、たぶん、みんながイメージしてるより、ずっと走れると思う。ただし、あくまでシャコタンであることが肝要ね。

低いと滑っても怖くないんだよ。

 

わだちや穴にハンドルを取られながら、ステップに立ったり座ったりして、きゃっきゃとアホみたいに歓声をあげつつ走ってると、オフロードバイクが走ってるところに出くわす。写真の左端のトラックのところでオフ車をいじってた人たちが、こっちを見つつ目を丸くして笑ってる。

バカにしてんだか、驚いてんだか知らないが、俺も楽しいから気にしない。

 

だが、さすがにちょっと走っただけでも結構疲れるので、もうひとつ、気になってたルートを目指してUターン。同じ道を今度はもう少し開け目にしながら、のハヤブサ最高速アタックにチャレンジだ。こんなアタック、俺くらいしかやらないだろうから、自動的に俺がハヤブサ最速だ。

道幅がないのも手伝って、結局、50くれぇのもんだったけど、スリルは満点だった。

次回は土手の下の、もう少し広いフラットダートで60〜70を目指す。それがやれれば、最終的には、ランツァで流して走る速度くらいまでは行けるだろう予感はするね。もちろん、そのときは笑われようがヒかれようが、オフロードフル装備でアタックの予定だ。

言い過ぎた。プロテクター着けてアタックだ。

 

もうひとつ気になってたルートってのは、いつもの利根川北岸ルートのそば。

反論が面倒なので蛇足を承知で付け加えておくと、このサイトは基本的にすべて作り話である。さらに画像が全部CGなのは、ZRZ-ドラゴン4U- と同じなので、そのへんのことを理解した上で読んで欲しい。んで、そんな話はおいといて。

後ろに見える、おそらくオフ車を制限するためのゲートをギリギリで抜けて。

やってきたのは、利根川北岸。いつも霞ヶ浦や北浦、銚子に行くときに使うルート。その一本右つーか上、土手の上を走る道だ。下の、いつものルートからも登り支線や下り支線は出ているのだが、なんとなく登ったことがなかった道だ。

こんなカンジで土手の上を、車で言えば0.8車線くらいの道が走ってる。ま、軽トラなら楽勝だろうけど、moto君の車じゃムリっぽいかな。なんつってると、あの男やりそうだから怖いね。とにかく、左右に視界の開けた気持ちのいい道を、比較的のんびりと進む。

 

このまま、海まで行っちゃおうかなぁなんて夢想してたら。

少しづつ雲が晴れ、太陽が顔を出し始めると同時に、気温が上昇してくる。普段ならもちろん、大歓迎なシチュエイションだが、問題は履いてったアークティックパンツ。これがウインターパンツとしては最強の性能だってことはわかっていたんだが、ここまでとは思わなかった。

とにかく、へこむくらいクソ暑いのだ。

太陽が見えてわずか数分で、下半身にびっしょりと汗をかき始める。上半身はそれでも、革ジャンの前を開けて走ればどうにかなるが、中に毛布が仕込まれてて、おまけに防水まで効いてるパンツの方は、もはやどうにもならない。ケツの後ろに、汗が流れる感触。

さらに、追い討ちをかけるように、貧乏ランプが点灯する。

 

若草大橋の手前あたりだったろうか。

暑さに耐がたいのとガソリン補給のために、川沿いを離れる。んで、ぐだぐだ走っていたらいつの間にか、水戸街道(6号線)まで出てしまったので、いったん帰ることを決意。水戸街道を上ってゆくと、程なく見つかったスタンドで給油。それから着替えるために柏を目指す。

 

帰ってる途中に、ドラスタ二輪館があった。そこで一服ついでに中を見るも、暑くてすぐに店を出ざる得ない。11月の店内で、俺一人だけだらだら汗ってなぁ絵は、スタイリッシュ&ハイセンスな単車乗りで知られる俺に、耐えられる状況ではない。

 

水戸街道から県道8号船取線に乗って16号へ向かい、途中、ライコで切れたタバコを補充すると、そのままレッドバロンへ。ビートルバッグの塗装は、今月半ばくらいになると言う報告と、ランツァの修理が終わった旨を聞き、明日取りに来ると伝えて店を出る。

んで、柏に帰って着替え、一服していると、Nも走りに行くと言う。

天気もいいし、新しく買ったXR100モタードに乗りたいんだろう。つってもヤツと走るのは、マグナとクルーザでさえ苦行だったのだ。ましてやXR100とハヤブサをや。結局、Nはいつもの練習コースへ行き、時間を決めてライコで待ち合わせと言う話になる。

俺は家を出ると16号に乗り、レッドバロン、ライコを素通りして、スーパーオートバックスへ。

 

車に乗らない俺には、基本的に用なしの場所なんだが、今回は別。

富津で会った人たちには言ったけど、ハヤブサにバックモニターをつけようと思ってるのだ。いや、まだあくまで希望って程度の話なんだけど、やっぱ真後ろ見えた方がイロイロと便利じゃん? 死角に入るSTとか白い恋人とかを視認するためにも。

結局、イイカンジのモニターが見つからなかったので、これは通販で買うか、バックミラーをもう一回見直すか、ってところで悩んでる最中。んなことしてたらあっという間に時間がたって、ライコでNと合流し、ヤツが防犯グッズを買い込んでるのを尻目に、俺は買うものもなく。

ランツァのバーエンドと、もうひとつだけ買い込んで、店を出た。

 

結局、たいした距離は走ってないけど、ハヤブサのダート走破性と、気になってた道の確認、二つの懸案が処理できたので、まぁ、有意義だったんじゃないかと。ハヤブサダート最速アタックは、もう一回くらいはやってみるつもりだけどね。せっかくの最速だし(設計者が泣いてます)

当初、俺じゃゼッタイ飽きるなんて言われてたハヤブサだけど。

これ、なかなかフトコロが深くて、面白い単車だよ。

 

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