solo run

秩父定峰峠

2008.01.11 定峰峠(さだみねとうげ)偵察

 

掲示板でやり取りした後、板長が電話をくれた。

話してみりゃ、やっぱりバカ同士というか、お初から単車の話なんかで盛り上がり、ビールをカンカン空けながらくっちゃべった。ところが電話を切った後も、ヤツが誘ってくれた定峰峠が気になって仕方ない。なので、呑みつぶれて寝た後、『もし起きられたら行こう』と思っていたのだが。

さすが、俺の無意識。

あれだけダルダル生活だったにもかかわらず、走ろうと思ったらキッチリ7:30に目が覚めた。

 

『腹持ちの良いものを喰って、昼飯の時間も走っちまおう』と、朝飯に餅を六個食う。うん、調子に乗りすぎた。しばらく胸焼けしてた。それから、ブレスサーモの上下に手足のプロテクタをつけて、モトパン、ウエア、ウインタージャケットを着こんで、9:00ころ出発。

7:30に起きた意味、カケラもない。

走り出した瞬間、ちと脚が寒いかなと思ったのだが、『まぁ、向こうで気合入れて走れば暖まるべ』とお気楽に構え、そのまま16号を延々とすり抜ける。言ってもランツァは細身の車体とダッシュの鋭さで、ハヤブサ以上にすり抜けが楽だ。 ハヤブサでギリな車間でも、減速しないで突っ込める。

254に乗ってからは、クルマの数が減ったので、さらにアベレージをあげられた。

 

目指す県道11号の少し手前、254沿いのコンビニで、一服&トイレ休憩。

携帯を見るとmioちゃんからメールが来てたので、仕事中のヤツに、『今、東松山にいるから出て来い』と、ジャイアニックな無理難題を吹っかけた後、意気揚々と走り出す。途中で念のためにガスをフルタンクにしたら、お、11号が見えた。

11号を曲がって、ちょろちょろっと走ると、『定峰峠』の案内板が見えてくる。

 

定峰峠は結構狭くて、風返しよりいくらか走りやすい程度だった。

途中、広くなったり対抗二車線になったりもするんだが、基本的には1.5車線くらいのタイトな道が、グネグネと節操なく曲がって続く。二箇所くらい、ヘアピンみたいなコーナーに気をつければ、それほど走りづらくはない。ただし、ランツァ、もしくはSDRなら。

でかいのは、ちっと厳しいかな。

走れなくはないけど、楽しめるかどうかは微妙なところ。少なくともパープルや赤城みたいな走りは望めないっぽい。タイトでブラインドで一部荒れ模様という、ある意味、埼玉らしい峠道だ。なんだか懐かしい感じがして、俺はニヤつきながら峠を攻めた。

 

バスの転回ポイントで、また一服。

通りがかりのおばあちゃんに会釈したら、にっこり笑って会釈を返してくれた。

なんか、ちょっと嬉しくなりつつ、先へ進む。

 

定峰のてっぺん。

町境の標識が出てたから、たぶん、間違いないと思う。ツーリングマップル47ページ4のF、『定峰峠』って言う文字のあたりだ。上の写真はそこで南を向いている。ホントはココから西へ定峰の続きを走る予定だったのだが、急遽、予定変更してこっちへ行くことにした。

なんでって。

 

って書いてあったから。

白石峠とをつなぐ稜線沿いの林道になるはずなので、そっちに興味が出てきちゃったのである。ランツァで来ちゃった以上、仕方ないと言えば仕方ない。むしろ想定内の寄り道だ。どんな林道だろうなーとワクワクしながら走り出す。

 

だが、走っても走っても舗装が途切れない。

 

ちょっとソソる入り口は、ほぼすべて通行止もしくは禁止。走り出してすぐだったから、ココは入ってないのだが、今にして思えば、ココも入っておきゃよかった。通行禁止って書いてないし。今回は、ドコ走ってもこんな感じだった。林道萩平笠山線まで足を伸ばせばよかったかな。

どうやら、ごみの不法投棄が多くて、地元の人は難儀しているようだ。それで、『私有地につき立ち入り禁止』とか、『不法投棄防止のため通行禁止』とかいった看板がやたら目に付くのだろう。住民感情逆なでするのもアレなので、おとなしく進入制限されているところはすべて避けた。

たまに行けそうな道を入っても、すぐにUターンになるのは、茨城と同じ。

こんな入り口を見つけて、ホクホク入ってゆくと、すぐに舗装路に変わる。

どうやら地元のヒトには便利なショートカット道路らしく、こんな見かけなのに、そこそこクルマが通る。思うに、入り口と出口だけダートにしてあるのは、地元以外の人が入ってくるのを、柔らかく防止してるしてるんじゃないだろうか。考えすぎか。

 

湧き水もあったけど、なんか消毒して飲めとか書いてあるので飲んでない。せっかくの沸き水を消毒するとか、俺的に雰囲気ダイナシだからね。ま、雰囲気ごときでハラ壊してどうするって話もあるけど。つーか、ホントに壊すかどうかは、これっぽっちも知らない。

 

雪がとけ残ってたりする道を走ってると、途中で警備のおじさんがいて通行止めだったりする。

なので、とにかく走れる道を走りながら、ケモ道っぽいところを探す。短いところはいくつかあったけど、どれも人の家の庭先に出たり、山の管理施設に繋がってたりするので、そのたびにUターン。結局、つながった林道は、もう少し東に行かないとなさそうだとあきらめた。

時間的に迷いたくなかったのだ。

 

んで、普通に刈場坂峠に到着。

 

もっと晴れ上がってれば、絶景だろうね。

 

ここで一服しながら、この先のルートを考える。

三叉路なので、道は三択だ。定峰まで戻るか、正丸の方に出るか、顔振の方に出るか。時間的に余裕はあまりないんだけど、せっかくだから正丸へ行ってから戻って顔振へ、行けそうなトコ全部行こうと決定。そばにあったトイレで用を足してから、まずは正丸目指して南へ降りた。

 

超超超久しぶりの正丸峠なんだが、なにやら違和感が。

「あれ? 正丸ってこんなだっけ?」

はるか20年以上昔のあやふやな記憶を探りつつ、正丸峠をひた走る。

道の端はしで、覚えてるっぽいところもあるんだけど、どうもイメージと違う。道が荒れたのか、昔はなかったモノがあるのか。う〜ん、ナンだろうねこの違和感。考えたけど、結局、よくわからなかった。それでも、とりあえずランツァで攻め込んでみたりするのは、小僧魂。

ダートはともかく、ロードはハヤブサで身につけた走りを還元しながらチャレンジしてみる。すると、さすがにハンドリングのヤマハだけあって、ロードっぽく荷重をかけたとたん、ぐりぐり気持ちよく曲がっていく。前乗りでダート走りしたり、後乗りでロード走りしたり、かなり楽しい。

あっという間に、駆け下りてしまった。

 

正丸を降りきったので、県道53号を北上し、正丸トンネルへ。

 

ランツァの後、右へ向かう道を駆け上がり、もと来た道を刈場坂峠へ。

 

攻めるのと、景色を見るのを半々くらいで、楽しく走る。

 

エンジンを切ると、とにかく静かだ。

 

刈場坂の展望台に戻って、今度は顔振峠を目指し、奥武蔵グリーンラインを走る。

 

と、途中でようやく、それっぽい道を見つけた。

写真を撮ったら、さぁ、探検だ。

 

いきなり倒木。誰かがチェーンソーで切り倒したのかな。でも、右の隙間から楽勝で進めた。

やがて道はせっかく急坂になるも、あっという間にフラットなダートへ出る。や、言い過ぎた。結構ボコボコしてたからフラットと感じるかどうかは、そのヒト次第って程度の道だ。ちょっと余裕ぶっこいてすっ飛ばすと、ヒヤッとする場面もあって、面白かった。

 

が、結局行き止まり。

正確には、この先で舗装道にぶつかる。なので、Uターンしてもう一回、今来たダートを楽しんでから、またグリーンラインへ出た。んで、顔振峠方面に向かってグリーンラインを走ってると、たびたび、面白そうな道をみつける。その都度、シコシコと寄り道するので、ちっとも前に進まない。

 

おや、誰かが焚き火した後、後始末しないで帰ってるね。これはイカンなぁと思いながらも、俺の目はその先の道に釘付け。釘付けされちゃったら仕方ないので、行ってみる。今考えたら、ついでに焚き火の後始末もしてくりゃよかった。奥の道を走ることしか考えてなかった。

ダートに飢えすぎだ、俺。

 

きたきた。やっぱこうじゃないとね。

細いダートロードで、右側がガケ。急にやる気満々になって、ガシガシすすんでゆく。

しかし、この先が急に強烈な上り坂になった。フロントブレーキかけても後に下がっちゃうくらい急な坂だ。行けないってほどではないんだけど、なにぶん今日はひとりなので、ムリは禁物。強引に登って、その先が途切れてたら、ランツァ転がして降りなきゃならなくなるからね。

単車転がして降りるとか、絵的には面白いけど、キャスティングに不満がある。俺的には、転がして降りてるヤツの動画を、笑いながらカメラに収める役をお願いしたい。こういうのは、適材適所ってのがあるのだよ(ガケ落ちはむしろ専売です)

 

結局、それっぽいところを見つけては入ってみるってのを繰り返す、いつもの林道散策をしてるうちに、陽もいい感じに傾いてきた。ガソリンもそろそろだし、んじゃまぁ、帰ることにしよう。

秩父の冬山を眺めながら、のんびりと流し。

 

それでも、やっぱり気になるわき道に、後ろ髪引かれながら顔振峠を抜けたら、あとは国道299号、県道15号経由で国道16号へ。すり抜けかましまくりつつ、一気に駆け抜け。定峰峠視察のはずが、いつの間にかなつかしの峠めぐりになっちまったソロツーリングは、無事に終了した。

でも、県道15号は二度と使わないと誓ってたの、すっかり忘れてた。混みすぎだ、あの道。

 

朝からタバコ休憩のみで延々と走ったにしても、あんまりダートを走れてなかったせいだろう、オフなのに330km走った。ケモだと調子よかったら数時間かけて15kmなんてザラなのにね。でも、なんだかんだ、ハヤブサで練習してたことの確認みたいな感じにもなったので、楽しく走れた。

柏から100kmくれぇだし、また、走りに来よう。

次はランツァで林道リベンジすっか。

それともハヤブサで定峰、さらに西行して浦山、なんてのもいいね。

 

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