solo run

柴山埴輪道

2008.03.29 埴輪道、タンデム道

 

ゴールデンウイークの能登ツーリングは、タンデムになる予定。

なので、ハヤブサでタンデム出来るのか、能登まで行って来られるのか。今回の能登ツーリングという企画の肝である部分を検証する目的で、花見がてら、近所を散策する ことにした。今日くらい暖かければ、小見川あたりの桜は咲いてるだろうか。

つわけでまずは、ハヤブサをタンデム仕様に変更する。

タンデムシートとキャリアをつけて、ファストバッグをつけるだけだけど。

ま、実際の能登行きの時は、これにビートルバッグも加わって、パーフェクトツアラーになる予定だ。

んで、今回のタンデマー、Nを乗っけて走り出したのだが、利根川を越えて水郷ラインへ乗ってしばらくすると、ケツが痛いとか言い出すN。シートが狭いからお尻が痛いとか、てめぇのケツの大きさを棚に上げてなに言ってやがるんだって話だが、ガマンさせるんじゃ、検証のイミがない。

なので、途中の公園に停まって、ファストバッグの位置を変える。

俺のファストバッグは、ホンダ純正タンクパッドをバックレスト代わりに貼り付けてあるので、背もたれとしてはかなり快適だそうだ。あとはもう少しスペースを確保してやればいいわけなのだが、ファストバッグっては二箇所のバンドで留めるだけなので、位置合わせが難しい。

 

これよりさらに後ろへ下げるとなると、なかなか至難の業だ。

 

なんとか位置あわせを決め、ついでにフルフェイスをバッグに押し込んで、代わりに半ヘルとサングラスで走ってみる。俺の夏の定番だが、ハヤブサではまだやったことがなかったので、これもついでに検証だ。半ヘルだとスピード出さないから、Nが安心という利点もある。

 

走りながら、Nに写真を撮らせてみた。キメたい時に、なんで半笑いだ俺。

 

やがて小見川あたりに出るも、桜は見当たらず。

仕方ないので、その辺のコンビニに入ってコーヒー飲みながら一服。

風が強いから海も寒そうだし、ンじゃ、俺の好きな埴輪道を走ろうかつーことで。

 

柴山埴輪道へ入る。

何かやれとオーダーしたら、首を横に振ってメットも取らない。

あきれたヤツである。

 

せっかくの埴輪、このくらいキレのある画が欲しいところだ(半照れがいただけません)。

 

埴輪道を気持ちよく走っていると、『柴山はにわ博物館』の文字が見える。

博物館といえば、俺だ。そんな設定、だいぶん前から忘れてたけど。

なので、案内表示にしたがって向かってみる。

 

はにわ博物館は、柴山仁王尊に隣接しているということで、寺の駐車場に停める。

枝垂桜とソメイヨシノが並んでたので、そこで少し撮影してみた。

 

手前がソメイヨシノ、奥がしだれ。

 

桜は国花だと思ってたら、明確には決まってないんだそうだ。

 

空も気持ちよく晴れて、気温16度。まさに単車日和。

 

80年代のアイドルっぽい画をつくろうと思ったら、普通に疲れたおっさん。

 

和名:コブシ 英名:ナックル

 

柴山仁王尊の境内にはいる。

神社仏閣、この歳になってようやく、興味を持って見れるようになって来た。

 

でも、こっちのほうがやっぱり興味津々。トラ、超ぉ値段知りたかったけど、一般人が俺ら以外にほとんどいなかったので、怖いから聞けなかった。回りの人間ほとんどが寺の関係者とか、売れないバンドとか劇団のライブみたいな状況だ。

 

博物館の入り口を見つけて、行ってみる。

 

突っ込みどころが多すぎて、思わずシャッターを切ってしまった。なんか薄汚れた広告のウラみたいな紙に、今時マジック手書きで、ミューゼアムだの、デスティネーションキャンペーンだの、絶対狙ってるよなコレ(かんぐりすぎです)。

 

館内は撮影禁止つーか、フラッシュ焚くなって書いてあったので、フラッシュなしで撮る。

はにわ博物館だけに、埴輪にはこと欠かない。

 

こんなころから、俺みたいなピアスしてたやつが居たんだね。

 

銅鏡。実は俺、この裏側のカガミの部分を見たことがない。死ぬまでに見ておきたいものだ。

 

二回に上がって、こっちは仏教美術のゾーン。

仁王尊。

 

仏陀の生涯を描いた画が、順番に飾ってあった。

仏陀受胎前夜。キリスト教みたいだね。

 

これが有名な『天上天下唯我独尊』のシーン。

 

最後、涅槃のシーン。すまん、端折(はしょ)りすぎたか?

 

全部あわせると酒が一斗入るという、ありがたい七福神大杯。たくさん入るのはありがたい。

 

博物館を出て、適当に走っていると、行く方行く方で、いっそ華麗に渋滞にハマりまくる。

今回は俺もタンデムの練習だが、Nも俺のタンデムに慣れる練習だ。なので遠慮しないですり抜ける。もちろん、普段みたいなのじゃなく、必要以上に充分な安全マージンを取って。いや、しない方がいいに決まってるだろうが、実際問題、能登まですり抜けなしはありえない。

だとしたらココで少し慣れておいた方がいいに決まってる。

後半はもう、むしろ渋滞を選んでってくらいのイキオイで、修行モードで帰り、船橋取手線を折れてライコランドへ向かう。今週末はセールだから、必要なものを買い込んでおこうと思ったのだ。なにってもちろん地図。ツーリングマップラー最後の砦とも、勇気の証とも言われる例のあれ。

能登半島の入った、ツーリングマップル中部北陸を購入したのだ。

関東と関西を持ってれば、能登半島以外のほぼすべてを網羅できるため、能登以外の部分がまったく必要ないとさえ(主にZと俺に)言われている、勇者の証を買い込み、イキオイでまた関東の最新版まで買い込んで、俺は意気揚々と帰路につく。

 

ハヤブサ、もっとしんどいかと思ったけど、タンデム、全然イケるよ。

ハヤブサを手に入れてからこっち、高速ぶっ飛ばしも、峠でフルバンクも、のんびりまったりも、なんでもイケるオールラウンダーだと喜んでたけど、まさか、タンデムがココまで楽だとは思わなかった。ホントすげぇ単車だと思う。これ一台あれば、ケモ道以外なんでも出来るじゃん。

いい買い物したなぁと、改めて実感しながら。

すっかり日の暮れた道を、俺はのんびりと走り続けた。

明日は、ちょっと攻めに行こうかな。

 

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