solo run

in千葉&茨城

2008.11.14〜15 ちょっとランとちょっとソロ

 

14日の午前中だったか、ポンちゃんからメールが来た。

「今日、バイク乗らない?」「何時にどこ?」「決まってないから、後で連絡する」「了解」てなかんじで話が決まり「飲んじゃあかんで〜」とキッチリ釘を刺された。苦笑しながら返事を返し、仕事終わりと共に速攻で家に帰る。風呂入ってメシ食って待ってると、やがて電話が鳴った。

「千葉北に集合。それかマーちゃんの店に。じゅんも来るから三人で、集合場所まで行こう」

てなわけで午後8:45ころ、市川のマーちゃんの店に向かって出発する。普段あまり市川方面に行くことがないので、一応地図で確認してから走り出したのだが、それほど複雑な道程じゃなかった。途中で一回、電話でじゅんに道を教わったくらいで、30分ほどで到着。

思ったより近かったので、また、顔出そう。

じゅんもすでに来ている。

 

ポンちゃんの新しい「船」こと、CBR1000F。マルゾーが昔レースで乗ってたエアロの兄貴だね。

初見の人も何人か居たので、おとなしくタバコを吸いながら話を聞いていた。それからほどなく出発しようという話になり、マーちゃんともうひとりの方が先にワンボックスで出る。バイクを運んだのかな?んで、こっちはポンちゃん、俺、じゅんの並びで、下道を千葉北へ向かって走り出す。

ポンちゃん、まだセッティングも何もしてない『ふわふわの1000F』でも、やっぱりフロントを上げる。

つーか話によればポンちゃんの仲間は、みんなフロントを上げて走るらしい。きっと前世がサーカス団か直立アライグマだったんだろうね。俺はもちろん、そんな芸当はひっくり返っても出来ないので、むしろ、そんな事をするとひっくり返るので、おとなしく後ろについて走った。

ポンちゃんは1000Fを思いっきりぶん回して走るのだが、さすがに動力性能と制動力はこちらが勝っているので、なんとかついてゆくことが出来る。ま、これだけマシンに差があって「何とかついていける」てな段階で、確実に俺がヘタレなだけなんだけど。そしてポンちゃんが変態なんだけど。

 

ポンちゃん先導で、じゅんが後ろだから、嫌でも速度は上がる。信号待ちで

「かみさん、それ、燃費どうなの?」

「ポンちゃんと走ると、めちゃめちゃ悪い」

楽しく走ってると、あっという間に千葉北にあるショップに到着。ここが集合場所らしい。

俺のハヤブサと、ポンちゃんのCBR1000F。煙は手に持ったタバコのせい。

 

じゅんのGSX-R750は、タイアがそろそろ限界のようだ。

「かみさん、リアブレーキ引きずってるっぽいですよ。スイッチの感度が良すぎるかも」

「そうだった?」

「まぶしいから、ラインはずして走ってました」

ああ、このテール結構まぶしいみたいだからね。ごめんね、じゅん。もともとリアを使う方なんだが、それにしても光りすぎたみたいだ。今日(15日)チェックしてみたら、確かに少しブレーキランプのスイッチが敏感になってた。めんどくさいから、まだ直してないけど。

 

しばらくダベってたんだが、そのうち、こちらも初見のR1000乗りの方。最初は行かない予定だったのが「やっぱ行きたい」となって、おそらくサーキットでヤったんだろう、ハデに逝ってるR1000の修理を始めた。ついでにHIDも装着(つ)けるというので、じゅんがそれを手伝い、俺もちょっとだけ手伝う。

手前の後頭部がじゅんで、奥のピースがぽんちゃん。ポンちゃんの前にあるのが件のR1000。

黒のR1000なんだが、白銀の外装一式が用意されてて、それを取り付ける。そのあいだに、じゅんとオーナーさんがHIDの取り付けをやってた。多少、紆余曲折があったものの、どうやらHIDを取り付ける目処がついたところで、俺とじゅんが休憩に入り、代わりにポンちゃんが手伝う。

タバコ吸いながらじゅんとダベってると、携帯にメールが来た。ダチのうわばんだ。

「今から行きますね」

つーのだが、さて、どうしよう。いや、本来なら「ダメだ、走りに出てる」ってトコロなんだが、俺の勝手な予定では「12時過ぎくらいまで走ってから、途中離脱して帰ろう」と思っていたのだ。しかし、すでに時間は11:00を過ぎている。しかもこのままだと、もうしばらくは走れなそうだ。

「ダチが来るって。どうしようかなぁ」

とつぶやくと、じゅんが「クルーザ組ですか?」と聞くので、「いや、オタク組」とは言いづらく、あいまいにうなずく。それから、作業の進み具合を見つつ、11:30ごろまでに終わらなかったら帰ろうと決め、それまでの間、じゅんとしゃべったり遊んだりしてた。

ポケバイでウイリーの練習(?)してる、じゅん。前後リジットなのは当然だけど、これにはフロントブレーキがついてたので、「ポケバイは全部リアブレーキのみ」だと思ってた俺は、ちょっと驚いた。どんな乗り味なんだろうね。ちょっと乗ってみたい。や、怖いからほんのちょっとだけ。

 

やがて11:30くらいだったか。R1000は、まだもう少しかかりそうなので、帰ることにする。

ポンちゃんに「ごめんね、先に帰るわ」と挨拶し、じゅんのそばに行く。

「じゅんって、寒くても走るんだっけ?」

「走りますよ!」

「んじゃ、そのうちまた走ろう!」

と話し、近くに居た初見の方々にも挨拶をしたら、ハヤブサをまたいで走り出す。さすがに空いてる16号を、気持ちよくすっ飛ばしつつ、ポンちゃんが1000Fのパワーが足りなくて、クラッチ使ってフロントをカチ上げてた絵を思い出して苦笑しながら、うわばんの待つ柏へ向けてアクセルを開けた。

 

で、結局4:00くらいまで呑んでたわけで。

だったら、もう少し待って、ちょこっとだけでも走ってくれば良かったって話だよ。まぁ、ポンちゃんは冬になるとスクーター遊びばっかりになるみたいだけど、じゅんは冬でも走るつってたし、GO!!!君あたりも「冬は攻めないけど走ります」って言ってたから、また近いうちに走る機会もあるだろう。

てなわけで、下道で千葉周辺をぐるっと回っただけだが、総じて楽しい金曜の夜だった。

 

 

明けて15日の土曜日。

午前中の仕事がハネたと同時に、ハヤブサをまたいで向かうは筑波山。待望のETCカードがやってきたので、作動確認のために、珍しく高速を使って行こうと思っていた……のだが。整骨院から県道8号「船橋取手線」を北上してると、ポツポツとシールドに当たる雨。

「マぁジかよっ! せっかく、パワーアップとブレーキの成果を確かめたかったのにっ!」

わめいても雨が止むわけじゃなし。

とりあえず高速だけは乗っておこうと、294を左に入って常磐道を目指す。

途中のセルフで給油したら。

15kmほど走って、谷和原ICから常磐道へ乗る。さぁ、待ちに待った、ETCの作動確認タイムだ。念のため作動しなかったとき困らないように、『ETC/一般』の入り口から、おっかなびっくりしつつ、そーっと入ってゆくと……

ういん。

「開いたっ! かぁさん、ETCバーが開いたよ! これでもう、いちいち財布を出さなくて済むよ!」

感激しながら「せっかくなので筑波山のある土浦北まで行ってみよう」と、進路を水戸方面に取る。雨はとりあえず落ち着いているが、北側の空はものすげぇ怪しくどんより曇っている。「こりゃぁちと厳しいかなぁ」と半泣きになりながら、高速をぶっ飛ばし始めた。

 

つってもGO!!!君やAGLA13が居るわけじゃないので、6速に放り込んで加減速を極力しない、超燃費クルージングだ。クルマの流れを読みながら、6000rpm180から7000rpm200ちょいくらい、三車線を目いっぱい使って楽しく流す。つーか常磐道は相変わらず風が強い。

やがて、ぽつぽつが、ぱぱぱっっとなり、ザーっと来はじめた。

とっとと土浦北で降り、降りるときにまたETCバーが開くのとうっとりと眺め。

うっとりどころか、うっかり筑波と逆方向に降りる。

そのままコンビニに入って、タバコ休憩。

お峠(やま)の方が真っ暗で、どう考えても攻めるのは無理そう。ここに至ってようやくあきらめのついた、かみさん38歳@今月末には39歳。くるっとターンして、もう一度土浦北から常磐道に乗り、「帰って酒でも呑もう」と、柏へ向かって走り始めた。その土浦北の入り口で思いつき。

走りながら写真を撮る。

「そう言えばツーリングのときは、いつもインター入り口で写真を撮っていたけど、これからはそういうこともなくなるな」と、ちょっとだけしんみり。とは言えノンストップで通過できるのは、本当にありがたい。こりゃぁ、ロングに出るのがマジで楽しみだ。

 

てなわけで、ETCは快調だが、X-TREとメタリカによるワインディング性能の方は、残念ながらまだ良くわからない。もっとも、これでハヤブサいじるのは終わりだから、楽しく速く気持ちよく扱えるよう、あとは走りこみながらじっくりと慣れていくだけだ(いつも終わりと言ってから金使ってます)。

雨、今晩中に降っちゃって、明日、晴れないかなぁ……

 

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