solo run
in 香取
2009.03.18 曲がり道特捜隊・ソロ活動
極上の天気にウズウズしながら、仕事がハネたのが午後二時過ぎ。 最近は六時ちかくまで明るいから結構走れるだろうと期待しながら、整骨院を出て国道464号線を目指す。「房総あたりもいいかなぁ」とぼんやり思ったところで、不意に思い出した。そう言えばこないだ地図を見ながら「お、この辺、怪しくね?」と思ってた道があるじゃないか。 成田の先、香取あたりに曲がった道がいくつか点在していて、その周囲にゴルフ場があるのだ。 山じゃあないにしてもゴルフ場があるくらいだから、だだっ広い場所に違いない。だとしたら穴場チックなワインディングロードがあるかもしれないぞ。そんな風に考えてたことを思い出し、行き先を香取あたりに決めて国道464号を西行。印旛を抜けて県道65号を南下していると。 突然、聞きなれた、むしろ聞きなれたくない例の音が鳴り響く。 「うっわ、もうかよ。超ぉ、いらねーネタ!」 と思いながらミラーを見ると、なにも見えない。あれれ? と視線を戻すと、対向車線のトラックが白バイに捕まってた。写真を撮ろうと停まったらオマワリにジロっとにらまれ、トラックはそのまま先導されて先に行ってしまったので、写真はあきらめて先を目指し走り出す。 ほどなく佐倉市街に入った。
佐倉の歴史民族博物館。 踏切を越えて出た先が歴博の正面だったので、休憩がてら寄ってみた。
一服つけてコーヒーを飲んだら歴博を後にして国道296号を西行し、混んでる中をガシガシすり抜けていると、酒々井(しすい)あたりだったかな。突然、側道から旗を持ったオマワリが、結構なイキオイで飛び出してくる。一瞬おどろいたが、よく見ればオマワリはこちらに背を向けている。 対向車線でネズミ捕りをしていたようだ。 「う〜む、二度も見たとなると、気をつけなくちゃならんな」 と気を引き締める。 なんてのが持続したのは、ものの五分。クルマの後ろに飽きてイエローを縫いながら先を目指していると、目の前を走るワンボックスのリアウインドウに「水曜どうでしょう」ステッカーが貼ってあった。追い抜きザマ左手でサムアップサインをだし、大声で「水曜、ど〜でしょ〜!」と叫んだ。 でも、聞こえなかったっぽい。残念。
やがて目的地に続く県道79号線が見えたが、まずは休憩しようと、その先の道の駅へ向かう。
道の駅、多古。あんま大きくない、野宿ムキの道の駅だった。 つーか道の駅に来るとナチュラルに野宿場所を探すのはそろそろやめれ、俺。
なんかコイがいた。ここで野宿したら鯉こくが食えるね(そのあと臭い飯も食えます)。
裏は遊歩道みたいになってて、
栗山川を見ながら歩けるようだ。無論、かみはあるかない。
一服したら来た道を戻り、県道79号から113号『佐原多古線』を北上して、県道44号を目指す。県道44号線は、地図を見た中ではイチバンひん曲がってて長かったので、とりあえずこの道から味わってみようという趣向だ。オモシロければ別の道も探索してみよう。 と思って走り出したのだが…… う〜ん、微妙。 曲がってなくはないし、オモシロい場所もなくはないのだが、思ったよりトラックが多い。全線通して楽しいかといえば、首を傾げざるを得ないって感じだ。トラックが少ないときが判って、そのタイミングで走れるなら、そこそこオモシロいだろう。基本、延々と中速コーナーって感じ。 利根川にぶつかったところで一度Uターンし、他の道も探ってみたが、どれもパッとしない。 トラックの通らないところは生活道路だったりして、こんな住宅街チックな場所にゴルフ場があるのかと驚かされたほどだ。もしオモシロい道があったとしても、全部で数キロ程度だろう。わざわざ出かけてまで走るほどの道ではなかった。残念だが、仕方あるまい。 こんなのを繰り返してるうちに、ステキな発見ができる時もあるんだから。
も一度44号線に戻り、そのまま利根川に向かう。
小見川大橋の手前にあるコンビニでタバコを一本。時間はそろそろ五時になる。 一瞬、海でも見に行こうかと思ったが、ずっと下道でしかもクルマを縫いながら走ってきたので、めんどくさくなってきた。今日はこのくらいにして、明るいうちにそろそろ帰ろうと、そのまま小見川大橋を渡っていつもの土手沿いへ入り、すっ飛ばし始める。
北側の土手沿いは、利根水郷ラインより混まなくて見通しがいいから、クルマを抜きやすい。 俺の中で『利根川高速』と呼ばれる快走路だ。 慣れてくればトップ220アベ150くらいで走れる。AGLAあたりならもう少し出せるかも。ただ、急に風が強くなって来たので、その分、ちょっと神経を使った。多分トップ200アベ130〜40くらい。ま、それでも夕方の混んでくる時間は、このあたりで最強の東西線だ。
稲敷の駐車場で最後の一服をしたら、さて、ウチまで気を抜かないで走ろう。 土手沿いが途中で通行止めになってたので、しばらく県道11号を走り、途中から南下して土手沿いに戻る。そのまま栄橋まで一気に走りぬけ、橋を渡ったら水郷ラインも混んでたので、さらに南下して手賀沼沿いに走って、あっという間に帰宅。ビバ! 利根川高速。
残念ながら目をつけた道はあまりオモシロくなかったが、気持ちのいい天気のもと200km以上走ってこれたので、気分的にはそれほど悪くなかった。ま、さすがに下道オンリーだからちょっと疲れたけど、仕事で疲れたのとは違う、心地のいい疲労感だ。少なくとも俺ムキの疲れだ。 筑波あたりにでも行けば、時間的にはもっと余裕があって攻め込むこともできたんだろうけど、たまにはこんな風に、地図で見つけた道を探して走ってみるのも悪くない。どうせワインディングの方は、週末の連休でたくさん走れるだろうしね。
さて、あと一日働けば連休だ。 楽しみだなぁ。
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