solo run
in ご近所
2010.05.22 ありがとう
mixiで、みんなに反対されたのだが、やっぱりフューリィに乗りたい。 車高(足つき)は、今借りてる原付よりいいくらいだし、重心もいいだけ低いから『おっとっと』とはなりづらい。膝の曲がりは皆無に等しいし、リアブレーキも踏みやすい。要するにすっ飛ばしてケツが流れ、反射的に足をつくような状況にならなければいいのだ。 と、自分へのイイワケが出来上がった40歳。 それでも出来る限りの養生はしてゆくのが、心配してくれるみんなへの最低限の礼儀だ。
つわけで、まずは包帯固定+テーピングで、足首の動揺を抑える。
その上からプロテクターでガッチリ固定。本当は最後に、プロテクターと足首をテーピングかガムテで固定してやれば理論上はカンペキなんだが、そこまでやると今度は動きが極端に制限されてしまうので、ここいらがまぁ、落としドコロだろう。
準備が整ったら、ナオミを積んでXRで出撃。 XRも足つき抜群だから、ナオミを乗せても不安感は全然ない。ただ膝の曲がりがきつくて、足首の位置もよろしくないので、リアブレーキがほとんど踏めない。 間違いなく、長い間は乗ってられないだろう。もちろんナオミには、「全然楽勝。リアブレーキも踏める」つったけど。 混雑するけどまっすぐなルートを、クルマの後ろに着いてのんびり走れば。
ほどなく、タクの店に到着。
アグスタのブルターレ。ライトのカタチ以外は、かなり好き。SS以外なら、こういうのもいいよね。
こっちはGS1200.これでモノサスなら、正直、かなり欲しいところだ。
店に入ると、チューソンとタクが迎えてくれた。 「土曜で忙しいだろうから、ゆっくりでいいよ」と言いながら喫煙所へゆき、ナオミとふたりでバイクを眺めつつ時間をつぶす。ヒョースンの125クルーザがデカすぎて笑った。あとGSX-R1000のL0(エルゼロ)は、やっぱカッコいい。ケーロクの次くらいにカッコいいかもしれない。 やがて二階のお客様預かりスペースから、俺のフューリィが降りてくる。
チューソンがつけてくれたサイレンサーバンド&固定金具。 超カンペキ。やるじゃん、チューソン。
久しぶりに外へ出てきた、わが愛機VT1300CX<Fury>。 長いこと待たせたなぁ。 半年近くぶりのエンジンに火を入れ、暖気する間にタクやチューソンとダベる。とは言え向こうは土曜日で忙しい。適当に話を切り上げて、ナオミとライコランドで待ち合わせと決めたら、とりあえず整骨院までのんびりと走り出す。意外にいい音がする原付サイレンサーに 、にんまり。 慣れた道を通って整骨院へ行き、夏みたいにクソ暑い中で必要な書類をゲット。 そこで近所のおば様や若い主婦に捕まって、しばらくおしゃべりをした。『また単車でやった』つーと、イロイロうるさいので、「いやー、酔っ払って階段から落ちちゃって、同じところを折っちゃいましたよ」「まったくしょうがないねぇ 、先生は。もう酒やめな」と、お説教をいただいてから、ライコへ。
ライコの駐車場には、すでにナオミが来ていた。
土曜日だけに、結構な混み具合だったが、目を引くような単車はなかった。 アクラを入れたハヤブサが、ちょっとカッコよかったかな。 ライコの店内に入って、ナオミ用のワイアインジェクタ(ケーブル類をグリスアップする装置)を買い込んだら、ココで解散。別々のルートで自宅まで戻ることにする。つーかこの段階では、ちょっと遠回りしてドコかに走りに行っちゃおうと思っていた。
じっとしてるとクソ暑いが、単車に乗るにはちょうどいい陽気の中。 ものすげぇ久しぶりの単車に、心ウキウキ。ちょっと裏へ出て、緑の多い道を選んでのんびりと走る。前が少しクリアになったら、アクセルをぐいっと捻ってみよう。そのとたん、ドコドコドコッ! っと蹴飛ばされたように加速する1300ccの手ごたえに、またも表情が緩む。 「アホサイレンサーで抜けが良くなったら、思ったよりずっと気持ちいい加速するなぁ。やっぱ、あの純正マフラーがフン詰まりだったんだ。こりゃぁ、インジェクションコントローラ で上手に補正したら、かなりイイ感じになるんじゃねーか?」 などと広がる妄想ににんまりしつつ、歯切れのいい排気音と加速を楽しむ。
途中で止まって、プリロードを全抜き。 乗れない間にちょっと勉強したんだが、プリロードは脚が硬くなるわけじゃないんだね。俺、めちゃめちゃ勘違いしてたよ。たぶん、マルゾーも勘違いしてると思うから、そのうち一杯やりながら、じっくりとサスペンション談義でもしたいね。 酒飲みながらサスやタイアの話するのって、何であんなに楽しいんだろうね。
しばらくの間、フューリィとのランデブーを楽しんでいたのだが。
さすがに、脚が痛くなってきた。骨がどうこうと言うよりも、脚をずっと下げっぱなしで同じ姿勢だったことと、固定しすぎて足関節の可動域が足りなくなったもんだから、 リアブレーキを踏むのにちょっと頑張っちゃったことが原因だろう。いきなり破綻する前に、さっさと家に帰ろう。 つわけでおとなしく、無理せずに流して、無事、家に帰りついた。
みんな心配してくれて、本当にありがとう。 その気持ちに応えるためにも、俺は決してムチャしないと誓うよ。来月アタマから仕事に行く。その時には、どうしても単車に乗らなきゃならない。だけど、フューリィで走ることは本当に負担にならないから、どうか心配しないで欲しい。原付より楽なくらいだからさ。 さて、とりあえず最初の目標、フューリィには乗れた。 明日からしばらく雨っぽいけど、天気が良くなったら脚と相談しながら、徐々に走ろうと思う。
俺は、単車に乗れていればシアワセだからね。
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