solo run

房総林道

2011.06.22 走り出したら、なにか答えが(前編)

 

半日の仕事がハネた、午後一時過ぎ。

俺を祝福するかのような、クソ夏日の日差しの中、リアシートにマップルを積んで走り出す。つっても行き先は、なんとなく県道8号を南へ下り、道の混みっぷりを見ながら海沿いを東か西へ。東なら房総半島、西なら東京を抜けて横須賀の方にでも。

相変わらず混んでる県道を南下してるうちに、もう混んでる道を走りたくない。

なので国道357号を左へ曲がり千葉方面へ。ちなみにこの時、タクとサキちゃんの夫婦に目撃されてたようで、ナオミに写メが送られてた。ま、単車乗ってるときはまったく構わんが、万が一にも俺を『見ちゃいけない場所』で見た場合、目撃写真とかは撮らないように。

かみさんとキミとの約束だっ!

 

国道357千葉方面は、空いていた。

気持ちよくすっ飛ばし、蘇我のあたりで県道14号へ入る。

14号に入ったところのイレブンで一服。

午後の日差しがジリジリと俺の柔肌を焼くので、日陰に逃げ込む。そこでタバコを吸いながら、この先のルートを考えてると、こないだネットで読んだ記事の中に、『ウグイスライン 』と言うのがあったのを思い出したので、そこを走ってみることにした。

そうと決まれば、時刻も二時くらいだし、とっとと走り出そう。

14号の潤井戸(うるいど)交差点から県道21号線に入り、そのままウグイスラインへ。

 

『クルマの少ない快走路』と聞いていたのだが、確かにクルマが少なく快適な道だった。

激まっすぐな直線。ユリシーズだと、トップエンドで180スピードをちょっとオーバーくれぇかな。

しんごあたりなら、ナンボだすんだろうね。

 

このウグイスライン、思ったよりずーっとハイスピードワインディングで、入りっぱなこそちょっとツイスティな区間があったり、一ヶ所、直線からえらい低速のコーナーへ飛び込むセクションがあったりしたが、基本的にフルバンクする区間はあんまりない。

スカスカ変態ライダー達なら、たぶん、余裕で250に乗せてくるだろう。

このT字路を左に曲がって、ウグイスライン後半戦。

 

ほら、もう見えるところで200に乗りそうだろう?

このあと小さな山つーか丘つーかを越えるときに、ちょっとツイストした道があったけど、幅は狭いしそこそこ荒れてたりもするので、万人にオススメするには足りないか。ウグイスラインは全体に短く、15キロあるかないかくらいなので、のんびり景色を見ながら走った方が良さそうだ。

攻めるには、コンディションの割りにハイアベレージ過ぎると思う。

 

ウグイスの終点、セブンイレブンのところから国道409号に乗り。

街中を抜けながら、今度は丹原林道を目指す。

マップルに書いてるのを読むと、丹原林道、音信山林道、万田野林道と三本の林道をつないで、養老渓谷まで、およそ30キロ前後の舗装林道が続いている。それを走ってみよう。たとえあんまり面白くなくても、大福山から養老近辺には楽しいワインディングがあるし。

なんて思いながら走って行くと、つなぎの国道409号も、意外に楽しかった。

 

やがて、左っかわに丹原林道の入り口が見え……た時にはすでに行き過ぎていた。

Uターンして、右側の入り口を入っていくと。

 

こんな感じの、房総らしい舗装林道がクチを開けている。

もちろん一通じゃないので、対向車に気をつけながら、ギアを高めにドコドコ抜けてゆく。

今日のギラギラ天気には、こんな木陰の道が、ちょうど気持ちいい。

 

なんか造成してた。なに作るんだろうね。オフロードコースだったらいいね。

 

やがて道がT字路にぶつかったので、停まってあたりを見回す。

すると右に行った少し先に、すれ違い用に道が広くなってる場所があったので、そこへ入った。

ここで地図を確認して見ると、どうやら反対のようだ。

道を挟んだ向こう側の民家につながれた犬に、いいだけ吠えられつつ、一服つける。

なんかもう、すっかり夏だね。

 

タバコを消したらUターンして、丹原林道の続きから音信山林道へ。

気持ちよくすっ飛ばしてゆくと、道なりに走ったら思わず行き過ぎそうになる場所に、

音信山林道の起点がある。

ココも基本は丹原林道と同じような、狭くて落ち葉の多い舗装林道だ。まあ、同じ山のつながりの中で名前だけが違うンだから、同じような道なのも当たり前っちゃ当たり前なんだが。

路肩の両側が落ち葉で使えないので、対向車が来ると、ドキッとする。

ま、今回は全線で10台も来なかったけどね。

二股を軽やかに右へ行き、もしやと停まって確認すると、本線は左だったり。

いつも勘がいい方だとは言わないけど、今日はいつにも増して逆へ行くことが多かった。

俺の野生の勘は、相変わらず役に立たない。

一瞬、「お、緑色の湖が!」と思って停まり、引き返してみたら、ただの田んぼだったり。

 

そんでも、木陰を流れる涼風と、林の中の静寂は、単純に心地いい。

「寝不足の上に、真夏日でシンドいけど、走りに来てよかったな」

俺は穏やかな気持ちで、そんな風に笑った。

 

後編に続く

 

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