2011.07.01 フロント周りの一週間 さあ、今年も後半に入った。 毎日クソ暑いけど頑張ろう!(主に書類仕事を) つわけで今週、更新もしねーでナニやってたかつーと、もちろん単車いじり。最近、ブレーキング時に振動が出てたのだが、高速域では症状が出なかったので放置してた。それが、日曜日にゴーとガレ道を走ったからだろうか、さすがに酷くなってきたので、その調整をしてたのだ。 時系列に書くと冗長になるので、要点だけ。 ま、それでも長いから、興味ないやつは回れ右。
原因として考えられるのは。 1.ステムのガタ(ベアリング破損も含む)や、フロントフォークの取り付けねじれ。 2.ブレーキディスクの変形や磨耗。ホイールベアリングの破損。 3.ブレーキパッドやタイアの編磨耗。 タイアやパッドが原因なら、いずれ交換すれば直るので、今回は考えなくていい。ベアリング類はプーラーを買ったので、必要ならその時にでも、まとめてやっつける。つーことで、まずはステムとフォークのねじれをチェック、それでダメならディスクの交換だ。 保存してあるノーマルディスクも怪しいっちゃ怪しいけど、少なくとも変化はあるだろう。
はじめに、ステムのガタをとる。 ボルトを全部ゆるめ、アンダーブラケットにスタンドをかけて、フレームとのガタをなくす。 フロントフォークを手でくるくる回してみて、アンダーブラケットとトップブリッジのアライメントを確認。真っ直ぐ入ってれば手で回せるはず。と、どうやら軽く回ったので、ステムナットをシメる。動きを妨げない程度に、しかしガタのないようシッカリと。 ここのシメ具合は、とても重要。 フロントフォークの上下位置を決め、アンダーブラケットをシメ込む。ココもシメ過ぎるとフォークの動きを阻害するらしいので、規定トルクで(俺は手ルクだけど)。最後にトップブリッジサイドにあるボルトをシメてフォーク上部を固定。 つーかステムナット回すのに、いちいちハンドル外すのがウザい。
試走してみると、どうやら大きなガタ(感覚的には前後のガタ)は取れた。 しかし、低速でのガタ(感覚的には上下のガタ)は残ってる。このリズミカルな振動は前にもあったもので、おそらくディスクかパッド、ホイールベアリングあたりだろう。とりあえずディスクを交換してみよう。仕舞っておいたノーマルディスクを出して、交換してみる。 外したディスクを比べて見ると。 ピッタンコ。もっともディスクのゆがみや凹凸はミクロン単位の話になるから、目視やこんなんでわかるなら苦労はない。交換して試走してみたら、どうやら低速でのガタもなくなった。低速でのリズミカルなガタは、ディスクが原因だったようだ。
こないだのダート走行の爪あと、もうひとつがフロントフェンダ。 上が割れた社外品、通称『役立たず』で、下がノーマルの樹脂製フェンダ。 下側の真ん中、タイラップで修理してあるところが、例の事故の傷跡だ。傷跡だの爪あとだのイロイロとキズだらけで、ユリシーズには申し訳ない。つっても、俺ンとこに来たのがウンのつきだと思って、諦めてもらうしかねーんだけんども。 当初はなにかしらの端材で応急処置してやろうかと思ったんだけど、見てるうち、「なんか俺のっぽくてコレはこれでいいかな」と思っちゃうところが怖い。インナーチューブがむき出しになるから、近いうちに何かしらの処置はするけど、も少しこのままでもいいかな。 で、ついでにブレーキオイルの交換。 写真がウェーブディスクのままなのは、時系列がめちゃくちゃだから。 月曜から金曜まで昼休みのたび、こんなことしてたんだからね。 そりゃ日焼けするよ。 これが今日の画像。ブレーキもフェンダも、全部ノーマル。 一回の作業時間に制限があった上に、なんども同じ作業を繰り返し、納得できるまでやったので、なんだかんだ一週間かかってしまったが、これでようやく、フロント周りの振動問題はずべて解決。今日の帰り道、ツイストするのが楽しいこと楽しいこと。
単車いじりはやっぱり、終わって走り出すときがイチバン楽しいね。
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2011.07.04 衣替え
単車乗りが、呑んで単車の話したら、そらぁ楽しいよ。
んで、今日の話なんだが。 ここのところ、すっかり夏模様。 どーせ数日以内には、梅雨あけ宣言、もしくは『あけてました』宣言があるだろう。日差しの強さは苦痛を覚えるくらいだし、ちょっとそこらに置いといた工具は、手に持てないほどの熱を帯びる。そんな夏真っ盛りの午前中、通販で買ったものが届いた。 ベアリングプーラーだ。 届いたら早速、ホイールベアリングの交換でもやりたいところだが、今日はそうも行かない。 いや、書類仕事じゃなくて、冒頭さんざん触れた、夏の太陽の話。俺のユリシーズはTKさんと外装を交換したブラックなので、この次期の太陽光線を、実に効率よく吸収する。ブラックな車体の熱の吸収っぷりったら、も、確実に健康を害するレヴェルだ。 ビューエルはただでさえ、エンジン熱でニーグリップできなくなるほど熱いのに。 「こらぁ、ホンキでなにか対策しないと、新しい伝説を作りかねないぞ」 つわけで、ユリシーズの衣替えをすることにした。
アタマからステーから全部取っ払って、仕舞っておいた白い外装に交換する。 久しぶりだから、結構イロイロ忘れてて、思ったより時間がかかった。
スクリーンがなくなり、頭が小さくなった、モタードつーかストリートファイト仕様。 この仕様のポジティブ部分はもちろん、白い外装で暑さが軽減されることと、ハンドル周りが極端に軽くなること。ネガは高速域で風の抵抗が強く、実質、最高速が下がることと、ハンドリングが軽くて楽しいから、ついついすっ飛ばしやすくなること。 要するに最高速以外は、こっちの仕様の方が楽しい。 ロングとか雨風に関しては、ユリスーズ外装の方が、ぜんぜん楽なんだけどね。
つわけで帰り道。 ひさしぶりの軽快仕様ですっ飛ばすと、いっや、やっぱ楽しいわこれ。ユリシーズ顔の時は、どっかり乗っかってリアタイアでステアするのが楽しいが、コレだともう、どこに乗っかってどう走っても楽しい。道が荒れてようがお構いなしで、乗る場所も前うしろ好き放題、ひらひら舞い踊れる。 まさにビューエルの真骨頂ってトコだ。 明日っからまた、通勤が楽しいぞー♪
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2011.07.05 公道戦闘機 昨日、外装を白に交換して、夏仕様になった12X。 あ、そうそう。ユリシーズの顔を外した時は、12Xって書くことにした。 どうでもいい話だけど。 んでその12Xなんだが、せっかくハンドル周りが軽くなったので、前にやってた『ひらひら仕様』に してやりたい。ミラーもゴーに貰った『通称ゴーミラー』に戻し、プロテーパのモトクロスハンドルに戻して。つわけで昼休み、ミラーとハンドルを交換した……のだが。 プロテーパのハンドルにしたら、なんか気に入らない。 なので、ここから大ハンドルフッティング大会。 ランツァのハンドルや、ロケットロスリーの時に買ったのまで、色々試してみる。結果、めぐりめぐって元のノーマルライクなハンドルになった。「小一時間かかって日焼けしただけ」ってんじゃ悔しいので、ハンドル目いっぱい下げてブレスを入れ、よりストリートファイターっぽく。 リアサスをユリシーズのノーマルに戻したら、ケツ上がりの戦闘的なスタイルになるだろうね。 やんないけどね。 足、届かないから(TεT)
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2011.07.07 ガールズトーキン
すげぇ楽しかったけど、呑みすぎた。 今日いちにち、死んでた。 でも、週末はまた宴会。
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2011.07.08 ビュエルとTシャツとショーファーさん 基本的に、12Xを大きくいじる気はない。 それどころか、おそらくマフラーも換えないだろう。SやSs、Rなんかのパーツがボルトオンで付いたりするんで、そのへんがオークションで安く落とせたりしたら、今回の外装みたいに時々交換してプラモデル感覚で楽しもうとは思ってるが、その程度だ。 少なくとも、 スーパーチャージャーぶち込んだり。
前後を片持ちサスにしたり、なんて大掛かりなことはしない。
小さいライトを入れて、顔を変えてみようかなんて思ったりもしたんだが。 やってるのを見たら、思ったほど俺の好みじゃなかったので見送り。 プロジェクターを並べて入れてるヒトもいたけど、あれもちょっと好みじゃないかなぁ。
なんてネット見て遊んだり、真面目に仕事したりしてたら、ショーファーさんが顔を出してくれた。 めずらしい『干し芋』の焼酎、典々(てんてん)をお土産にいただく。 復興中の被災地の作業で使う部品なんかを運ぶそうで、これから福島まで行くってのに、こうして顔出してくれるンだから嬉しいよね。ほんの十分ほど話をして、ショーファーさんはクルマに乗り込むと北へ向かって走ってゆかれた。何時間かかるんだろうなぁ。 俺はいただいた焼酎を、割れないように、今日届いたTシャツにくるんでバッグに仕舞う。 何のTシャツってもちろん。 今年モデルの、『モノタロウTシャツ』に決まってるじゃないか。
明日はナリさんトコで宴会。 呑み過ぎないように気をつける……予定。
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2011.07.11 呑んじゃうもん倶楽部
久しぶりにみんなに会えて、えらい楽しかった。 日曜のツーリングの話は、また明日……はろろちゃんが来るから、アサッテかな。
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2011.07.14 でっかいもん倶楽部
感慨深くなっちゃうのは、きっと、オッサンになったからだ。 でも、やっぱり単車は楽しいね、マルちゃん。
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2011.07.15 テュリャ・テュリャ 今週一週間の日記をまとめて。
■月曜日は呑みレポ書いて〜♪ 呑みレポアップしたあと、週末ツーリングのレポ書いてる途中で、力尽きて就寝。
■火曜日はろろちゃん宴会〜♪ ナオミの腹痛で延期になってたカレー会。 呑んで、喰って、バカ話したり、マンガ読んだり、いつもの感じ。 ろろちゃんに教わった、『アドレナリン』って言う映画がクソ面白かった。
■水曜日もろろちゃん宴会〜♪ 中華料理屋の分家がやってるギョーザ専門店へ。 ナオミとろろちゃんは、かなりお気に入り。 俺はもう少し肉が少なくて、野菜が多目の方が好き。
幻霜ポークがゴロゴロ入った、焼きギョーザ。いちおう、これがメインなのかな?
こっちはニラとニンニクがたくさん入った、スタミナギョーザ。俺はこっちのが好きだった。
水ギョーザ。俺としては、これがイチバン美味かった。
■木曜日はハンドル交換〜♪ 低めの戦闘的なスタイルにしてみよう。 上がノーマルライクな今までのハンドル。 真ん中がプロテーパのモトクロスハンドル。 下が今回買ったハリケーン。高さの違いは一目瞭然。 ノーマルライクとプロテーパの間くらいの絞りが欲しかったので、探すのに時間がかかった。 んで、いざ取り付けてみたのだが、どう工夫してもアクセルワイアが長すぎる。つーかハンドルが短すぎる。つけるとしたらアクセルワイアをカットするしかない。ノーマルのワイアはスペアを買ってあるから、カットに問題はないが、それをやるには昼休みだけじゃちと時間が足りなそう。 なので結局、元に戻して終了。本日の収穫、日焼けしただけ。
■その夜は、よしなしと宴会〜♪ よしなしから、「首が回らない」とメール。借金なら力になれんが、どうやらホンキで首が回らないみたいなので、仕事終わってから治療してやることにする。つわけで夜、仕事を終えて家に帰り、風呂に入って連泊中のろろちゃんとしゃべってると。 よしなし、登場。 20分くらい治療して、無事、首が回るようになったところで。 寿司とビールで宴会スタート。 ろろちゃんと俺が、被害妄想ネタでナオミをいじめたり、俺が日曜のツーレポ書いてる間に、ナオミとよしなし、ろろちゃんの三人がバカ話してたり。 最近、ナオミとろろちゃんの掛け合いが、切れ味を増してきた。ろろちゃんの『オシッコ我慢ネタ』で、大爆笑しながら楽しく過ごす。 レポ書きあがってから、俺も呑んだくれて、三人で単車の話。ナオミはPC。 車載性最強のバイクは? ハーレィの荷物山積みは車載性とは言わないよね。やっぱ、よしなしのGSが最強か? いや、GLも侮れない。つーか、BMWのF800GSってカッコイイよね。それならハスクの新型がいいよ。俺は断然、スーパーデュークだな。 ダチと呑んだくれて単車の話ってのは、いつどれだけ話しても尽きない。 やがてナオミが寝床へゆき、俺も眠くなって程なく就寝。 ろろちゃんとよしなしが、BMWを熱く語ってる声を子守唄に、気持ちよく夢の世界へ。
■金曜日は整形手術〜♪ 朝起きると、よしなしはすでに仕事へ。ろろちゃんは夢の中。 俺は仕事に行って、昼休みに半裸で単車いじり。 やはりスクリーンがあった方が楽なので、12Xの顔をユリシーズに戻す。 タンクカバーだけ、白のまま。 あんまカッコよくないけど、輻射熱の違いは捨てがたい。 背にハラは変えられず。 つわけで今週も、ダチと呑んだくれたり単車いじったり、楽しく過ごしましたとさ。
来週から一週間は、夏休み第一弾。 いちおう、北の方へ行くつもり。 それか、一週間まるまる寝てる。
そんな感じでテュリャ・テュリャテュリャ・テュリャリャ〜♪
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2011.07.16 準備完了 今回は迷った。ホント迷った。 昨日くらいまでは、「すっとぼけて名古屋へ行っちゃおうか」とも思ってたのだ。でも、いちおう今回は北へ向かおうと決めたので、初志貫徹、北の方を走ってこようと思う。と言っても、最近は柏の貧乏神と呼ばれる、かみさん41歳。高速道路をふんだんに使うリッチな旅は出来ない。 出来ないつーか、やってみたい。ナニって下道ツーリングを。 つわけで今回は、下道を延々と北へ走る。被災地は避けて、北関東の峠で遊んだりしながら、新潟、秋田あたりを抜けてゆこうか。青森あたりまで行くか、それとも手前でふらふらするか。いつも通りの風まかせ、テキトーな旅をしてこよう。 今回はテントやコッヘル、ストーブ、シュラフを積んでいないので、荷物は少ない。 コット(キャンプベッド)とタオルケットが、俺の寝床になる。
で、アメ車のビューエル旅にとって、それより大事なのが工具類だ。 旅先で、ある程度のトラブルに対処できるよう、それなりの工具は持っていくことにしよう。幸い、ここんとこ昼休みといえば毎日のように単車いじりをしてたので、よく使う工具がわかってきた。今日の半日仕事が終わってから、それを元に持ってゆく工具を選定してみる。 だいたいこんな感じ。 スペースが余るようなら、これにモンキーとバイスプライヤを加える。
赤い袋がワイアやランプなどのスペア類。奥にある紺色の100均ふでいれが、選定した工具類。青いのがビューエルの車載工具。思ったよりずっとコンパクトに収まったので、当初の予定通り、モンキーとバイスプライヤも白い布に巻いて持ってく。 すべて問題なく収まった。白い四角いのは、振動で工具が動くのを防ぐスポンジ。 んじゃ、明日からちっと走ってくるよ。 起きれたら、ね。
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2011.07.22 お知らせと、長いメンテ日記
夏レポは長くなりそうなので、来週あたり。 んで、とりあえず明日の夕方は、秩父の河原で宴会。 今回は、『mio肉祭り』という、最高にステキな名前がついた宴会だ。mioちゃん本人が、「食い物は用意するから、酒だけ持って来い」と言い切ってるので、確実に美味いものが喰える。あと確実に太る。でも、最高に楽しい時間になることだけは間違いない。 つわけで来れる人は、明日の夕方、現地で!
今日は、ロンツーで激しくこき使った、ユリシーズのメンテナンス。 とにかく、優先順位の高い懸案がふたつ。 1)フロント周り。 出発前に、ロータを交換して落ち着いてた、『フロントブレーキのコツコツ』が、ツーリング中にだんだんとヒドくなり、最終的にはロンツーを断念して帰ってくるほど悪化。帰ってきたときは、指一本でレバーに圧をかけても、カタカタカタッ! とハデな振動が出てた。 2)ミッション。 ツーリングの後半は、暑くなるとすぐタッチが悪くなり、ニュートラの入りやシフトアップさえ難儀した。今回、イチバン痛くなったのが、『シフトで使う足の甲』だ。あと、なんか肛門も痛くなったけど、コレは単に乗りすぎだろ。五日間、毎日500キロ以上は走ってたから。
つわけで家を出たら、まずはライコランドへ。
吸盤式のマップケースを買った。 今回のロングは前半、地図を使わなかった。後半になって使い始めてから、「やっぱり、イチイチ地図を引っ張り出して確認するより、タンクに置けるマップケースの方が使い勝手がいい」と、改めて実感したのだ。ま、来月は走りにいけない可能性もあるんだけど、それはさておき。
整骨院についたら、スタンドを掛けて工具を並べ、メンテナンス開始。 フロント周りをガンガンばらしてゆく。
さらにステム外して確認してみると、これが原因かどうか定かじゃないが、とりあえず、
ばっちり曲がってた。左が外したステムで、右がオークションで落としたステム。 やっぱ事故ったらメンドくさがらないで、『可能性のあるネガ』を全部ツブシといた方がいいね。
んで、そんな反省はともかく。 オークションで買ったXB12S用ステムアンダーブラケットをよく見ると、ユリシーズ用と違いがあった。ハンドルストッパーのカタチが全然違う。ワイドフレームと基本的な違いはないと思い込んでたけど、思わぬところで違いがあった。 なので、かみさん的な対処法としては、当然、ケズる。 ところがその作業中に、サンデーメカニックの強い味方、ハンドグラインダがぶっ壊れてしまった。安物だから仕方ないけど、そんなことよりとりあえず今、作業に必要なのだ。だが、俺にはユリシーズ以外の足がないので買いにゆけない。 ならば、グラインダと並んでサンメカの友人である、ドリルになんとかガンバってもらうしかない。
かなりテキトーだが、とりあえずあたる部分は全部ケズった。 もっとも見ての通り、『ハンドルストッパーが存在しなくなった』ので、フロントフォークがフレームに当たるほどハンドルが切れるようになった。元々少ないハンドル切れ角が増えたのは嬉しいが、コレは後日にでも養生してやろう。 ま、得意のガムテとスポンジかな。
さて、そしたらついでに、買い込んであったステムベアリングも交換しよう。
ベアリングプーラ、超すげぇ。 なんの苦労もなく、あっという間にベアリングが抜ける。ちょっと気持ちいいくらい。んで、抜いたら入れなきゃならないから、新しいのをコンコンと優しく叩き込み、フロント周りを元に戻してゆくのだが……ここで、かみさん。すんげぇイヤなものを発見してしてしまった。 「おめ、ツイこないだ買ったばっかりじゃねぇかよ!」
新しいはずのクラッチワイアが切れかけてる。 まあ、ユリシーズ用なのに足の長さが12Sだったりするから、取り回しが若干ノーマルとは違うので、単純にワイアが悪いとかだけじゃないとは思う。思うがしかし、レッドバロン栃木店のメカニックさんには猛省を期待したい。取り回し、むちゃくちゃだったからね。 いや、「後でなおそー」とか言ったきり放っておいた、俺も悪いんだけどさ。
そんじゃ、クラッチワイア交換作業もやんべ。
写真の左下に見えてる応急ワイアを、今のクラッチワイアの中身と入れ替える。 だがそのためには、まず、プライマリーオイルを抜かなきゃならない。すでにメンドーだが、さらに写真右のようにクランクケースの窓を開け、ワイアの繋がってるところをばらさないと、クラッチワイアが外せない。めんどくせー作業を終わらせて、クラッチワイアの中身を差し替え。 さて元に戻そうとモンキーレンチでねじ込んでいると。
ぱき。
上の写真、赤い矢印のところから、ものすげぇ嫌な音がする。
クラッチワイアのねじ込み部分が折れ、プラプラになった。 Oリングがついてることから判るように、ここがきちんとシールされてねじ込まれてないと、プライマリーオイルがモレてくる。だからしっかり締めようとして、ボルト部分をねじ切ってしまったのだ。俺は今回のことで、真理を学んだ。『壊れるよりモレる方がマシ』だよ、ホント。
折れたネジ部分を引っ張り出し。 今回は、前に切れたノーマルケーブルに新ワイアを通して、事なきを得た。 それから、クラッチが切れた原因のひとつかも知れない、
クラッチレバーの、『ワイアが当たる近辺』を、ヤスリで均してやる。
さて、やっとふたつ目の懸案、ミッションのタッチを改善するための、プライマリーオイルだ。 ケンドルのエンジンオイルはすごくいいのだが、ギアオイルに関しては、『俺の走り方だと今ヒトツ』な感じなので、今回はも少し硬くて性能も高いといわれている、A.S.Hを選んだ。粘度は驚きの、『80W‐90』だ。このオイルはミッションのみで、エンジンに行かないからね。
流し込むときも蜂蜜みたいにトロトロで、めちゃめちゃギアにからみつきそう。 エンジンを掛けた瞬間、すでに違いがわかる。明らかにアイドリングが低い。昔、ケーロクにワコーズの20W‐60を入れたときもアイドリングが下がったけど、も、比じゃない。 水冷国産四発なら抵抗でしかない高粘度も、空冷ツインには抜群の安心感。 これならクソ暑い中を、下道で走り倒せそうだ。
さて、話を戻して今回のメインディッシュ、『フロント周りコツコツ事件』の続き。 ネットで調べてみたら、、『パッドの種類によっては、ディスクがコーティングされて、偏磨耗みたいな症状がでる』という記事を見つけた。その場合、『ディスクが熱でゆがんでるわけじゃない』から、パッドの種類を換えれば、ケズられて元に戻るかもしれない。 一縷の望みを託し、気に入ってたカーボンロレーヌのレーシングパッドをはずす。
今回は、ブレーキングのパッドにしてみた。 んで、ついでに、こないだRやゴーに言われた、パッドの鳴き止め金具を外してみる…… 「痛てぇ!」 鳴き止め金具で、思いっきり指を切った。
つっても治療院のウラで作業してるわけだから、とりあえず応急処置の道具には事欠かない。
作業を続けられるように、厚手のパッドを入れて養生してみた。 当然、ココから先は左の親指が使いづらいので、作業に専念したため、写真は撮ってない。
なんとかかんとか全部終わらせて、気づいたら夜の八時過ぎてた。
そんじゃ試乗だと、家に帰りがてら走ってみたのだが。 コツコツ症状は少しよくなったものの、依然として存在する。とりあえずコレで、ステムやフォークではないことも判ったので、前回の結論と同じく、ディスクロータが原因だと完全に証明された。あとは、それが熱によるゆがみなのか、コーティング系の話なのか。 ブレーキングのパッドで、コーティングの話は聞かない。 ってコトは、これで、『また症状が悪化、もしくは変化なし』ならロータのゆがみが原因だし、症状が改善されたらコーティング作用が原因。前者ならロータ買わにゃならんがカーボンロレーヌのパッドがまた使える。後者なら新しいディスク買わなくて済む。 なんだ、どっちにしろ問題ないじゃん。
つーかね。 なんかもう、「ちゃんとハードブレーキングすりゃ停まるし、これでいいんじゃねーの?」と、現状のままイケちゃいそうなくらい、大雑把な単車に慣れてきたよ。ま、「コレでいい」とか言っても、確実に、『他人に試乗させられる乗り物』ではない、 『一般的にはただの欠陥バイク』なんだけど。 それもまた、面白いからいいか。
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2011.07.25 mio肉まつり
また面白い出会いのあった、楽しい宴会だったよ。
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2011.07.26 ベアリング 夏のツーレポ第一弾は、まだまだかかりそう。つーか手ぇつけてない。 ま、いつものように、忘れたころ出来上がると思う。
で、その夏ツーで悪化したフロントのカタカタを直すために、相変わらずイロイロやってみる。 今回はフロントホイールのベアリング交換。 フロントホイールを外して、ベアリングプーラを準備。
一瞬で抜ける。すんげぇ気持ちいい。 だれか抜いて欲しいベアリングがあったら言ってくれ。 新しいベアリングを叩き込んで。
ついでにディスクもブレーキングに戻す。パッドもブレーキングだから、相性はいいだろう。 んで、帰りみちでテストしてみると、とりあえずカタカタは収まった。ただし、前回も収まったと思ったらカタカタ言い出したので、完璧に直ったとは、まだ言えない。しばらく乗ってみて大丈夫だったら、ベアリングが原因だったんだろう。 ま、とりあえずディスク買わずに済んでよかった。 と。 カタカタうるせぇのがなくなったら、とたんに足回りをいじりたくなってくる。 つーかたぶん、フォークオイルがもう寿命なんだろう。イマヒトツ踏ん張り感や落ち着きがない。よく動く足は好きだけど、ダンピングが効いてない今のフワついた感じは、ちょっと気持ち悪い。もちろんフォークオイルを変えてやるのが一番なのだが、暫定でダンパーをシメてみる。 ライコランドに飛び込んで。 駐車場で足の調整。 リアのプリロードをひとつ落とし(ノーマル−1)、圧側を1.5戻しから1戻しへ。伸びを1.5戻しから1.25戻しへ。フロントは伸び圧とも、1.5戻しから1.25戻しへ。全体的に硬くして、少しリア下がり目に設定してみた。フロントのプリロードはノーマルのまま。 走ってみると先ほどよりは落ち着いたが、コレだって感じでもないかな。 まあ、今は設定をいじるより、早いとこフォークオイルを交換しろって話だね。
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2011.07.28 フォークガード ぶち割れてたフロントのロアフェンダーを交換する。 ユリシーズ用のノーマルロアフェンダーは手に入らなかったので、STT用のフォークガードを発注していたのだが、今日、それが届いた。なので早速、取り付けてみる。 当初は、ノーマルのロアフェンダーと、どうにか繋いでやろうと思っていた(赤い矢印部分)。
この写真は上と比べやすいように左右反転してあるが、赤く囲った部分をカットして、フォークガードと繋いでやろうと思ったのだ。作業自体はメンドーなだけで難しくはない。ゴム系接着剤なり、穴を開けてタイラップで留めるなり、方法はナンボでもある。 だが、一番大切なものが足りなかった。 俺のやる気だ。 なので、フォークガードだけ取り付けて、ロアフェンダは外した。そのままだとブレーキホースを挟み込む恐れがあるので、取り回しを変える。キャリパごと外してフォークの間をくぐらせ、ホースをフォークの外に持ってくるだけの話なんだけど。 エンジンがものすげぇ汚れそうだね。ま、もともと俺のはいつも汚いけどね。 とりあえず、バネ下200グラムくらいの軽量化。
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2011.07.31 呑んじゃうもん倶楽部
ダチと呑んでバカ話てな、ホント、百万回やっても飽きないね。
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