2001.08.03 眠る犬とインジェクション

夏のツーレポはやっと四日目の終わりくらい。

今週末には書きあがるかな。

月初の書類仕事は終わったのに、イッコも終わった気がしない。

 

アサイチ、仕事に出かけようとユリシーズのところまで行ったら。

駐輪場を囲ってる半透明の波板の向こうに、なんか変な白い影が見えた。

「なんだろ?」と思ってウラに回ってみたら。

なはは、よく寝てらっしゃる。

誰かの忘れ物か落し物らしい。朝からちょっとほっこりして、仕事へ向かう。

今日は水曜日、午前中で仕事が終わるんだが、終わる一時間前からバカみてぇに雨が振り出したので、「ああ、こらぁ単車いじりできねぇなぁ」と思ってたのだが、終わり際にバタバタ新患がきて忙しくしてたら、いつの間にかやんでた。

OK、それじゃぁやろうか。

 

とは言え、今日は軽いメンテナンスだけ。

ステムベアリングを交換してある程度走ったから、念のために増し締めする。XBは構造上、トップブリッジとフロントフォークの位置が決まってる(Cリングが入ってる)から、そこをユルめてもあんま意味が無い。なのでフロントスタンドをかけ、アンダーブラケットのクランプをユルめる。

ハンドルを外して、ステムナットを増し締めし、元へ戻せばステムの調整は終了。

それから、アイドリングが少し下がってきたので、エアクリーナとスロットルボディの掃除。

アイドリングが低くなってきたら、スロットルボディを掃除するのが(元)スズキ乗りの基本。

あとはエンジンオイルを継ぎ足して終了。

ライコまで走ってみたけど、アイドリングは相変わらず1000をちょっと割る。ま、これからコンピュータが学習するのかもしれない。今ンとこ不具合ってほどじゃないけど、これ以上おかしくなるようなら、インジェクションコントローラつーか、ECMリーダライタみてぇなの買わなくちゃダメかな。

そんな感じで。

 

2011.08.04 東北ツーリングレポート

先月半ばに走ってきた、東北ツーリングのレポートが、やっと書きあがった。

しばらくレポートなんて書きたくねぇ。

 

2011.08.05 野宴のお知らせ

お知らせつーか、eisukeさんの野宴に参加させてもらうって話なんだけど。

□日時:8月13日〜14日 昼過ぎ〜夕方くらい

□場所:奥利根水源の森 野営場

ル−ト⇒ 関越自動車道 水上IC〜R291・大穴スキ−場付近右折
       〜県道63号・奥利根ゆけむり街道を尾瀬方面へ
          〜藤原湖・胴元湖・奈良俣(ならまた)ダム
             〜照葉渓(てるはきょう)を経由して水上ICから34.3km地点位置情報

□eisukeさんからの注意

 ★野営地周囲はお店はおろか民家も無いので、食材の買い込みは水上町で。。。
  http://www.mapion.co.jp/phonebook/M02002/10449/ST21953/
  (みなかみ町 水紀行館先のス−パ−サンモ−ル≠ナお忘れなくw)

 ★標高1400mの山間いなので、昼間はもとより、
  夜間は10℃台まで冷え込む可能性あり、防寒装備は忘れないでね。

 

今んとこ、eisukeさん、ろろちゃん、よしなし、マル、そしてなんと珍しくpoitaさんが参戦予定。

今さらな話だが、いちおう書いておこうかな。野宴に『お客さん』は要らない。来るのも、楽しむのもすべて自己責任で。『自分の面倒は自分で見る』って当たり前のことが出来るっつー前提で、来れる人はぜひ、一緒に呑んだくれて大騒ぎしよう。

そんな感じで。

 

2011.08.07 ユウヒベースとツーリングの準備

土曜日は、ユウヒのカスタム工場、通称『ベース』を見に行ってきた。

だだっ広い倉庫、つーか、もと整備工場。

バッカみてぇに広い上、ひと通りなんでもそろってる。10年前の俺だったら、うらやましさに頓死してたかも知れん。いいだけ単車が置けて、カスタムや整備、それもかなりの重整備までできそうな、めちゃめちゃ面白い場所だった。

これから、もっと色んなモノが持ち込まれ、ユウヒらしい場所になってくだろう。

ヒトゴトながら、すげぇ楽しみだ。

 

んで今日は、来週末から行く『夏ツーリング第二弾』の準備。

まずは破れたグローブを修理する。

穴が開いたところに、ピッグスウェードを切り張りして。

 

エバーグリップで接着したら、剥がれそうなところだけ糸で縫って完成。

もうワンシーズンくらいは使えるかな。

 

お次はキャンプの準備つーか、ちょっと考えたことをやってみる。

色違いのメッシュ袋に、一日分の着替えを小分け。

着替えと洗い物を、ひと目で見分ける養生だ。今までは圧縮袋にまとめて入れてたのだが、それだと不便なことが多いので、どうしようか考えた結果である。メッシュ袋の分だけ荷物は増えるが、使い勝手は向上するはず。

四日分の着替えを小分けしたら、それをまとめて圧縮袋へ。

これで四日分。もちろん、途中で洗濯できれば、何日分にでもなる。

どうやら良さそうなので、次のツーリングはコレで行ってみよう。

 

さて、一週間、しっかり働こうか。

 

2011.08.08 航海者簡易寝台

ボイジャーコットが着荷した。

<警告>ここから先は、キャンプベッドに興味がないと、イッコも面白くないよ。

つわけで、夏ツーリング第一弾の初日に、ロゴスのコンパクトベッドを無くしたわけだが。後継に何を買おうか色々と迷ってた。と、そこで『最強の教導者』に思い当たる。キャンプグッズったらやはり、四国の旅人、アンジェの兄貴に意見を聞くのが一番だろう。

早速、メッセージを送ってみると。

も、気軽に聞いたこちらが申し訳くなるほど、詳細にして大量の情報を送ってくれた。

「うっわ、さすが兄貴。ハンパねぇな」と驚嘆しつつ返信文を読み、最終的に候補に挙がったのが、小川キャンパル『ポータブルベッド』と、キャプテンスタッグの『カルムアルミコンパクトキャンピングベッド』だったのだが、震災で品薄だったり、そもそも絶版だったりで、見つからない。

見つかっても、問い合わせると在庫なしの入荷未定だったり。

 

んで結局、スペックと値段では申し分ないものの、兄貴の意見を聞いて候補に上げなかった、ボイジャーコットを購入した。兄貴によると、個体差なのかモノによってはシートの張りが甘いらしい。ま、このへんはボイジャーが悪いってより、考え方の差だろう。

それが今日届いたので、早速、開封してみる。

袋のクチはちゃんと閉まるので、こんだパーツを落とさないだろう。

仕舞寸法の長辺は約700mmと、単車へ横積みするのに問題ないサイズ。サイドバッグを装着したら、車幅700mmなんて楽に超えるからね。重さは約4キロで、ロゴスと変わらない。キャプテンスタッグだと3キロ切るし、ウルトラライトに至っては1.26キロつー悪魔の軽さ。

ただし、ウルトラライトはシートテンションがかなり低い。

構造上から仕方ないし、シートテンションは人それぞれの好みだから、それが悪いってことじゃなく、イス代わりにしたり、長く使う(ヘタる)ことを考えると、「俺は(兄貴も)テンションが高い方を選択したい」つー、あくまで個人的な意見だ。

 

それじゃあ組み立ててみよう。

パーツはポールの入ったシートと脚4つで計5つ。

本体側のオスに、アルミ製の脚を差し込んでいくだけの、簡単組み立てだ。

ただ、この手のコットの脚てのは、シートにテンションをかけるために脚が開き気味に作られてるから、差し込むにはある程度のチカラ、もしくは体重が要る。もっともこういう部分は、しばらく使い込んでいけば、構造や材質的に段々ゆるくはなるだろうけど。

組み立て終了。

シートテンションは確かに若干ゆるいかも。そのぶん組み立て易いけど、新品でコレだと使い込んできたらアレかも知れん。かと言って、イス併用は俺的に荷物が増えすぎなので、座る場所を毎回変えて、シートの寿命を延ばしていくしかないかな。

あと、これは今だけなんだろうけど、差し込んだ脚を抜くのに、組むより力が要る。

まあこれも、脚はアルミだから削れるだろうし、差し込みの部分も真ん中が切り欠きになってるから、いずれ緩んで抜きやすくなるはず。とは言え、今の段階ではかなりキツいので、潤滑してやることにした。油系シリコン系は汚れがつくので、セラミックスプレーを吹く。

アルコールでセラミックパウダーを吹き付けるので、アルコールが乾けばサラサラ。

そんで、もう一回組んでみる。

組み立て時間は少し短縮された。潤滑したせいじゃなく、慣れたから。

「さて、そんじゃばらしてみ……ぬう……硬いな」

セラミックパウダーは、あんまし効果なかった。使い込んでくうちに緩むのを待とう。

 

明日はたぶん、また買い物したモノの話。

 

2011.08.09 ミリタリーな午後

買い物した商品が、まとめて着荷した。

サバイバルゲーム用ゴーグル。

帰宅時は暗いので、S&Wのクリアサングラスをしてたのだが、風を巻き込んで目が赤くなる。歳も歳だしあまり目に負担をかけたくないと思っ……うんごめん、これはイイワケだ。後述のヘルメットに合うゴーグルが欲しかったので買った。1500円くらいだったし。

とりあえず廉価版のコレを買って、使い勝手がいいようならESSあたりでも買おうか。

んで、そのヘルメットってのがこれ。

パトロールヘルメット。軽さと通気性がとにかく最強。

 

BB弾を跳ね返す装備なら、飛んでくるカナブンなんて楽勝。

歌いながら走ったりしなければ、ね。

 

明日は包帯巻き。仕事じゃない包帯巻き。

 

2011.08.10 包帯巻きは青春の香り

エキパイの熱でバイクカバーがボロボロになってしまった。

なので耐熱のカバーを買うと同時に、エキパイの方にも養生をすることにした。

ヒートバンテージを巻いてやるのだ。

ガラス繊維が飛び散りづらいように、よく水に浸してやる。

んで、後は巻くだけ。

ま、伸びない布を巻くのは得意ってより、仕事の一部だからね。

修行時代、どんだけ巻いたことか。

まして2インチ幅なんて楽勝過ぎて、目ぇつぶっても巻ける。

 

とまあ、鬱陶しい『包帯巻き自慢』はこのくらいにして。

巻き上がったところで、以前に買い込み『長さが足りなくてお蔵入り』してた、黒いヒートバンテージの存在を思い出した。今回は、「排気熱を逃がさずに、低速トルクがなんちゃら」て話じゃなく、単純にバイクカバーに当たる部分の断熱が目的だ。

「だったら、アレも巻いちまおう」

思いたったら脊髄反射のかみさん41歳。

巻いた。水にぬらしたら思いっクソ色落ちして、悪魔的に汚くなった。

まあ、こんなのも俺っぽくてOKだろう。あと、いつものように上半身裸で作業したから、ガラス繊維があちこちくっついて、なにやらすげぇかゆい(少しは脳を使いましょう)。何はともあれ、これで新しいバイクカバーはボロボロにならないで済むかな。

 

そうそう、下がってたアイドリングだが。

ハヤブサやR1000の時と同じく、スロットルバルブの掃除したら、あっけなく直った。1000rpm切って三拍子刻んでたのが、洗浄して一日たったら、ノータッチで1000まで戻ったのでひと安心。いきなりECMリセットしたりしないで正解だったかな。

 

それからブレーキング時の振動。

ひと通りやったら、とりあえず落ち着いたようだ。が、まるっきりなくなったわけじゃないので、安心は出来ないか。もしまた酷くなるようなら、今度はディスクの取り付けで、『ちょっとやってみる』予定。先人の皆様によれば、コレは『仕様』だそうなので、気にせずのんびりやるつもり。

そんな感じで。

 

2011.08.12 山賊宴会、キャンプ場所変更のお知らせ

『奥利根・水源の森』へアクセスする道が、通行止めになってる。

eisukeさんが、斥侯偵察をしてきてくれた結果、東西どちらも通行止めが解除されてないので、宴会場所を変更することになった。つわけで、改めてお知らせ。

■日時:八月十三日の夕方くれぇから

■場所:榛名湖温泉ゆうすげ元湯¢Oの湖のほとり(注:キャンプ場ではない)


■以下、eisukeさんからお知らせ。

 ・キャンプ場じゃないケド、所々でテントあり、BBQやってたりしてるから
  直火で焚き火しなけりゃ、ダイジョブそう

 ・ほとりの脇に東屋が一棟あり

 ・水場は無し。。。なので、ポリ缶ふたつ(30L)は準備する予定

 ・湖畔道路の向かい側にあり 21:00まで利用可能
  http://www.joy.hi-ho.ne.jp/ma0011/T-Gunma15.htm

 ・温泉施設の奥側にあり

 ・最寄りのス−パ−は、渋川駅近くのパワ−センタ−うおかつ渋川店
  http://www.e-uokatsu.com/omisesyoukai5.htm

 ★重要連絡★
 渋川ICからアクセスの場合、山道登り切って最期の下り直線
 今日もスピ−ド取り締まりやってたので、安全運転で
 (くれぐれもキンタイ≠ネんてコトにならないよ−にね)

■以上、eisukeさんからのお知らせ


俺は半日仕事が終わってから、のんびり下道で向かう。

暗くなる前に到着する……予定だ。

んで、翌日から、そのままソロツーリング。目的地はもちろんない。

 

そんな感じで。

 

2011.08.12(追記) 泥縄

「あぁっ! そーいや、振り分けバッグの穴をふさぐの忘れてた」

出発前日になって思い出すのは世の常。

当初はヌメのピッグスウェードと分厚いサドルレザーでふさごうと思ったのだが。

ピッグスウェード貼ったところで、穴あけしてサドルを着けるのがメンドーになった。

でも、エバーグリップ(接着剤)はもう尽きてる。

なので、とりあえず木工用ボンドで、黒のピッグスウェードを接着してみた。

はみ出た白いのは、カンペキに乾けば透明になるから問題ない。

ついでに100円ライターを使ったガストーチも修理。

なんとか出発に間に合った。

 

さて、明日は榛名で宴会だ。

山賊どものムサいツラを拝みながら、美味い酒を呑んでこよう。

 

2011.08.20 メンテナンス

中部ツーリングレポートは、来週以降になる予定。

んで昨日と今日は、情報集めやメンテナンスに終始。

ツーリング中に発生した警告灯の点灯は、やはり冷却ファンのヒューズが原因だった。

ショートだともっと焼けるみたいに融けなかったっけ?

んでヒューズが飛んだ原因を検索してみたんだが、判らないどころか、逆にいろんな原因が見つかりすぎた。同症状でも、なかなか特定しづらいようなので、今回はヒューズ交換のみで様子を見る。最悪の場合、燃料ポンプ外さなきゃならんのだが、ま、やれるだけやってみよう。

それにしても、コレだけトラブル続きなのに、手放す気になれないから困る。

手間はかかっても仕方ない。

俺はビューエルの曲がりに、コテンパンに惚れちゃってるのだ。

 

あとはリアのブレーキパッドがまるっきし坊主になってたので、ライコで買って交換。

純正は長持ちしたが、オークションの安パッドは6月20日に交換してるから、ちょうど二ヶ月しか持たなかった。まあ、七月八月はどうしても距離が伸びるから仕方ないけど。リアパッドは国産と共通なので(VRXとか)今回はデイトナの黒パッドにした。

まあ、リアはとりあえず付いてればいい。

困ったのがフロントで、ブレーキング製は先月の20日に交換したばかりなのに、もう、半分ほどなくなってる。3ヶ月以上もったカーボンロレーヌC55より効かないのになぁ。つわけで今回は、ベスラのシンタードパッドを買ってみた。交換はもう少し先になると思う。

 

あと、タイアが寿命になったので、コレも交換しなくちゃならん。

「七月八月はロングツーリングがからむから、持たないだろうなぁ」とは思ってたんだが、やっぱり持たなかった。ロードテックZ8インタラクトは5月14日に履いてるので、およそ三ヶ月ほど走った計算。距離にして7000キロくれぇかな?

俺の走り方だと、ツーリングタイアで8000キロくれぇが目安のようだ。

ハイグリップの倍くらいは走るし、その割グリップもいいから、次もツーリングスポーツにする。

つーかもう、ミシュランのパイロットロード3を発注した。

イカれたサイプ(タイアのミゾ)が、とっても俺好み。

ミシュランらしい尖ったプロファイルなので、どんな風に曲がるのか今から楽しみだ。

 

来週から仕事の合間を見て、オイルやパッド、タイアの交換をしてやろう。

 

2011.08.23 バッテリ無情

ロンツーレポートはまだ二日目。六日分だけど前回よりは短くなる予定。

さて今日の昼休みは、バッテリー端子の養生をしよう。

ロンツー中にも三回ほどエンジンが掛からず、そのたんびに、荷物を降ろしてバッテリ端子を締め直さなきゃならなかったので、何かしら緩まない方法を考えようと思ったのだ。んでシートを外し見てみると……あれ? マイナス端子がおかしい。

もともと緩むのはプラス端子ばっかだったためノーマークだったのだが……

明らかに、ショートして焦げたっぽい感じだ。

「う〜ん、これはあんましイクないよなぁ。いったん外して磨いとこう」

と、メガネレンチをかけてボルトを緩(ゆる)め……

ぱき。

ヤな音。

同時にボルトの頭が取れた。

なかなか、『強烈なガッカリ感』のただよう絵柄。

プライアではさんでも、貫通ドライバで頭をナナメに叩いても回らない。

「マジかよ、めんどくせぇな。エキストラクタ使えってか」

仕方なく、ナメたボルトにドリルで穴を開けて、エキストラクタボルトを突っ込んでまわすと……

ぱき。

でたよ、またヤな音。

エキストラクタボルトまで折れやがった。

「コレはアレだな。ショートしたかなんかで、ボルトと端子が溶接されちゃったンだな」

仕方ないのでボルトをドリルで揉(も)んでみるのだが、さすがにエキストラクタは硬くて、強引にやってたらドリルの刃が死んだ。この段階で太陽にいいだけ照らされてたスキンヘッドは、滝のような汗を流している。かなりヤになってきたので、とりあえず応急処置だけしよう。

横に別穴を開けて(メス端子は柔らかい)、スクリューボルトで仮止めし、軽くハンダ付け。

セルをまわしてみると、明らかにいつもより力強い

いつもが、『んがっ……がしゅん! どっどっどっどっ』だとしたら、今回は『がしゅ! どろどろどろ』って感じだ。「マイナス端子の方でも、かなり電気ロスってたんだなぁ」と思いながら、もう、プラス端子をどうこうする気力もなく。

プラス側はマシ締めだけしてシートを閉じた。

 

んで、帰り道。

走り出してすぐに感じたのが、抜群のトルッ感

「おぉ、なんだこれ。テンパーくれぇパワーアップした気がする!」

帰りに通るいつものツイストを、ちょっと元気に走ってみると、その感覚はさらに増した。回転のツキがいいし、トルクも出てる。そんなつもり全然なく乗り始めたのに感じたから、プラシーボじゃないと思う。こら、早いところバッテリ端子をシッカリ固定してやらなくちゃ。

ネジを折った時はガッカリだったのに、すっかりゴキゲンになちゃった、かみさん41歳。

ウキウキしながら帰ってきて、今、どうやって固定しようか考えてるところ。

 

明日はバッテリ端子をどうにかして、シッカリ固定する。

あと、時間があればオイル交換。

 

2011.08.24 ワイア切れ、オイル交換、バッテリ端子

ツーレポは二日目終了。明日から三日目を書き始める。

 

虫が知らせたとでも言うのだろうか。

今日に限って、いつもより10分ほど早く家を出た俺は、いつものように国道から裏道へ。

入った先が赤信号だったので、速度を落としてクラッチを握った瞬間、

ぼつっ!

また切れやがった。

同時にエンストしたので、ニュートラに入れて路肩へよける。

 

「朝っぱらから店ぇ開いて、クラッチワイアの修理かよ」

ブツクサ言いながら工具を取り出すと、クラッチの調整ネジを緩めてワイアを引っ張り出し、ニッパで先を切り取って、応急タイコにねじ込む。さすがにグリスは持ってなかったので、そのままレバーへ装着して、10分後にはフツーに走り出していた。

本来トラブルってのはたいがい、次に同じことが起こるまで時間がかかる。

だから次に起きた時には、前のコトを忘れてる場合があるんだが、こんだけ頻繁にやってれば忘れようにも忘れられない。イヤでも手際がよくなるって話だ。ちなみに同じところが切れるなら、このワイアでもう一回くらいは対処できるぜ(胸を張るところじゃありません)。

とにかく、遅刻もせずに仕事へ行くことが出来た。

 

んで、今日は水曜、半日仕事。

終わるなり単車をまたいで、近所のホームセンターへ行く。

目星をつけてた物をふたつ三つ買い込んだら、牧場へ戻って作業開始だ。今回、バッテリ端子の養生のために考えた対処法は三種類。ネジが効かないならリベット叩き込むか、バンセンでぐるぐる巻きにするか、金属バンドで締めこむか、だ。

んで、まずは最初の対処法。

メタルリベットを叩き込んでみる。

アタマの出っ張りをハンマーで打ち込むと、中でナナメに傘を開くタイプなので、うまく行けばガッチリ固定されるはずだ。昨日、仮止めしたスクリューを外し、その穴に4mmのリベットをバッテリコードの端子と一緒に差し込んで、ドタマをハンマーでひっぱたく。

留まった。思いのほかガッチリと留まった。

なので、あとは念のために、隙間をハンダで埋める。

あ、そうだ。半田ごてを暖めてる時間を利用して、ついでにオイル交換してやろう。

オイルが抜けるのを待つ間に、ハンダを端子のスキマに流し込んで、バッテリの養生は終了。

 

オイルは今回もケンドル。

プライマリーオイルは俺的にはちょっとアレだけど、エンジンオイルはとてもよい。

今回は三回目だから、さすがにOリングも新品に交換。もちろん純正じゃなくて、サイズの合う耐油性のテキトーなOリングbyモノタロウ。弾力とか品質から鑑(かんが)みるに、コレは使い捨てた方がいいようだ。ま、激安だしね。

最後に、今朝切れたクラッチレバーんとこをグリスアップして終了。

いいだけ汗かいた。スキンヘッドはアタマが日焼けするから大変だ。

 

明日は、XR100Mの破れたシート張替え(の手伝い)。

 

2011.08.25 シート張替えと野宴のお知らせ

「アンタひまそうだから、アタシのXRのシート張り替えやればいいじゃん」

「ひ、ヒマじゃないです。タイア交換をしようと思ってるん……」

「グズグズ言わないでやれ、コノヤロウ!」

つわけで昼休み、自分で言っといて遅れたナオミさんに、30分ほど待たされた末、XRのシートを張り替えた。正直、シートの張り替えってのは、数ある単車がらみの作業の中でも、抜群につまらん作業(俺的に)なのだが、荒らぶる女帝には逆らえない。

目に付いたボルトを外して、シートを外そうとすると……あれ、外れない。

チカラマカセでぶっ壊すと、怒ったナオミさんに、俺もぶっ壊されてしまうので、院内へ戻ってネットで検索。どうやらリアフェンダーごと外すようだ。「グズグズすんじゃねぇよ」とケツを蹴っ飛ばされながら、六つだか七つだかボルトを外して(キャリアも外した)、ようやくシートが外れる。

マイナスドライバでステープルを抉(こじ)り、ラジオペンチではずしてると。

「それ、ちょっとオモシロそうだな。アタシにもやらせろ」

「飽きた。あとはおまえがやれ」

つわけで全部外し、だいぶん前に買ってあった、代えのシートを張る。

ステープラでバチバチとめ、最後にひと針だけ、ナオミさんにもステープルを打ち込んでもらい。

完成。可動部分にシリコンスプレーを注(さ)して、作業は終了。

「ご苦労さん。そんじゃアタシはレッドバロン行ってくる」

「え、じゃあ、そっちでシートも張り替えてもらえばよかっ……」

「うるせぇバカ死ね」

俺は泣きながら院内へ戻り、交換できなかったパイロットロード3に視線を落とした。

 

ところで来月、9月3日茨城の大郷戸ダムで、いつもの山賊宴会をやる。

メンツは今んとこ、よしなし、ろろちゃん、POPOさん、俺の四人だ。

自分で自分のメンドウ見れるなら、誰でも顔出してもらってOK。

楽しく呑んだくれよう。

 

で、明日はたぶん、タイア交換。

 

2011.08.26 悪魔のささやき、神の誘惑

言ってもタイア交換は三回目。

昼休みで充分だろつーわけで、とりあえずメンドーなリアから交換する。

必要部分をばらしてホイールを外し、古いタイアを外して新しいのを組む。ミシュランは柔らかいのか、ほとんど手だけで入った(太線重要)。コンプレッサでエアーを入れてビードを上げたら、外したのと反対の順番で組み上げ、およそ40分で終了。タイア交換もずいぶん慣れたなぁ。

 

さて、それじゃフロントをやっつけようと、とんとん拍子に新しいタイアを組んだところで。

それはやってきた。

「ビ、ビードが上がらねぇ……」

簡単に組めたのは、柔らかいというよりも、タイアの内径が大きめだったようだ。タイアのヘリが内側に入っちゃって、叩こうが抉(こじ)ろうがエアが入っていかない。どうやら俺のコンプレッサでは弱すぎるようだ。それじゃあ、タイダウンで外周をシメて、タイアを押し付けてやれば……

あれ、どこ行きやがった? タイダウンがねぇじゃねぇか。

って、ちょっとまて!

雨まで降ってきやがった。

 

新品タイアを履いたフロントホイールを抱えて雨の中。

ボクは途方に暮れる。

 

と。

脳内でささやく悪魔が一匹。

「かみさん、かみさん、チャンスじゃないですか。オイシイなぁ」

「バカ言うな、危ないだろ」

「うっわ信じらんねぇ。超ヘタレ」

「なにをうっ!」

「あーあ、かみさんも変わったよなぁ。昔なら喜んでやったはずなのに」

「くっそ、わかったよ。そんじゃやってやるよ」

 

 

ファイアービードアップを。

 

 

なんか、あっけなさすぎて、ピンとこなかった。

 

あとはエアを入れて終了。

思いの外、苦労したフロント。サイプがステキ。

 

こっちは、イージーだったリア。サイプがステキ。

つーか、タイア換えて皮むき前に雨とか、神様ぁ、『どんだけ俺にヤラせたい』んだろう。

もちろん、そんな誘惑には乗らず、無事に帰ってきましたとさ。

 

明日は俺んちで、ろろちゃん&mioちゃんと宴会。

 

2011.08.29 タンクトッパーズ

週末はみんなと呑んだくれてた。

最高に楽しかった。

またやろうね。

 

2011.08.31 中部戦線異状なし

八月に行った、二回目の夏ツーリングのレポートを、ようやく書き上げた。

書類仕事もほとんど終わったし、俺、今日はずいぶん頑張った。

だから週末は、きっと晴れると思うんだ。

 

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