2011.09.02 明日のキャンプ

つかんだら絞れそうなほど、たっぷりと湿気を含んだ空模様だが。

往生際の悪さには定評のある41歳。

仕事中もずっと、「今日みたいに降ったり止んだりだったら、出来なくは無いよな?」とアタマの悪いヒトリゴトをつぶやいてた。なにって、もちろん週末の山賊宴会の話だ。多少の雨でもずーっと続かなければ大丈夫だろうと思ってたのだが……う〜ん、どうもキビシそうだねぇ。

とりあえず、明日の山賊宴会は中止の方向で。

ただ、午後一時の時点で降ってなくて、なおかつ台風がそれたっぽい感じだったら、もしかしたら、俺はひとりで行ってるかも知れない。そんでダメなら、家の中でテントを広げて、キャンプベッドを組み立て、明るいうちから呑んだくれてる予定。

そんな感じで。

 

2011.09.04 呑んじゃうもん倶楽部

台風でキャンプできなかったので、代わりに宴会してた。

週末ごとに楽しいから、月曜のたびに社会復帰が大変だ。

 

2011.09.05 警告灯その後

ファンのトラブルで検索かけて、うっかりウチなんかに引っかかっちゃったビュエラーのために。

8月のツーリングで出た、ファンのヒューズが切れるトラブルの、その後を書いておこう。最初は自分で調べて色々やってみたが、すっかりお手上げだったので、今日、タクの店に持って行った。すると、メカのヒトがテスターでファンモータの電流を測ってくれる。

「ああ、そうか。電流は測るべきだったな。テスター持ってたのに」

と思いつつ話を聞くと、どうやらファンが回ると12アンペア以上の電流が流れてるらしい。そら、10アンペアのヒューズなんか、ナンボでも飛ぶって話だ。回路図を見せてもらったら、ファンには常時通電されていて(だからエンジン切ってもファンが回る)、それをECUで制御してる。

もし回路が短絡してれば、キーをONした瞬間にヒューズが飛ぶべって話だった。

実際は、キーONでは飛ばないで、ファンが回り始めた瞬間に飛ぶ。

俺は電気に暗いので、そう言われればそんなもんかと聞くしかないのだが、とにかく、「ハード的な原因じゃねぇんじゃね?」ってコトで、暫定処置でヒューズのアンペアを上げてみることになった。試してみたら15でも飛んだので、一応、20を入れてある。

こんで、また飛ぶなり不具合(モータ加熱とか?)出るようなら、ファンモータの交換か。

とにかくまた、あのフォーン!と言う空襲警報が聞けるようになった。最初はうるせぇ音だなぁと思ってたのに、いつの間にか『ファンの音が聞こえないと物足りなくなってる自分』に、ちょっとビックリ。ヒトはこうして、ビューエルに侵されてゆくのだろう。

 

明日はモノが来れば、またちょっといじる。

 

2011.09.06 光あれ

俺は目が悪い。

近視と乱視にくわえて、最近では瞳孔の反応も遅くなってきた。つまり暗いところを走ると、非常に疲れるのだ。目を凝らすので肩が凝るし、事象に対するリアクションも逐一ニブい。なので毎日乗る通勤、特に夜間走行における視界は死活問題となる。

と、このくらい大げさにぶち上げておけば、買い込んだ理由になるだろう。

なにをってHIDを。

 

ああそうだ。確かにすでにロービームへは、HIDを換装済みだ。

つまり今回は、とかく問題が多いとされる、『ハイビームへのHID換装』を試みたのだ。ハイビームをHIDにした際のデメリットを調べてみると、『ローよりスイッチのオンオフが頻繁になるから、寿命が短くなる』ことと、『反応が鈍いのですぐに明るくならない』、この二点と言っていいだろう。

このうち寿命は、たとえ半分になっても、昔ほどバーナーが高くないので問題ない。

そして反応に関しても、俺の通勤における帰り道は、市街地→田舎道→市街地なので、『イチバン必要な田舎道部分』だけ点灯(つけ)っぱなしにしておけるから、とりたてて問題にはならない。市街地は街灯があるから、ローだけでも充分見えるのだ。

パッシングに関しては、基本的に使わないから、ますます関係ない。

と、『さらに込み入ったイイワケ』が済んだところで、作業に移ろう。

 

今回のHIDは、色温度6000ケルビンをチョイス。

こいつをロービームに入れ、今まで使ってた4300ケルビンを、ハイビーム側に入れる。通るようならHID入れたまま車検を通せるようにつー算段だ。もっとも、最近の激安HIDは、色温度の前に光量そのものが足りなくて通らない場合もあるみたいだけど。

取り付けそのものは特に難しいこともなく、一時間くれぇで終わり。

んで、肝心の明るさだが。

向かって左がロービーム6000ケルビン。右の青いのがハイビーム4300ケルビン。

どっちも実際は、ココまで白くも青くも無い、いたってフツーの感じだ。

んで、帰りしなに明るさをチェックしてみようと思ったのだが。

 

なに? コレはどういうアレなの?

俺がHIDを入れた日は、『バカみたいな土砂降りになる』のがキマリなの?

つわけで、明るさとか見え方とかのインプレは、また後日。

 

2011.09.08 HIDとタイアの感想

換装したHIDは好調。

「6000ケルビンは雨の中は見えづらい」とのことだが、今のところ、『どっちにしても見えねぇくらいのひどい雨』の中でしか走ったこと無いから、よくわからん。晴れてる夜なら、かなり視認性が上がったので、安全に気持ちよく走って帰ってこられる。

通勤が、さらに楽しくなった。

 

パイロットロード3は面白い。

メッツラーと比べると良く言えばクイック、ふらふら落ち着かないとも言えるが、ビューエルのキャラクターとはマッチしてる。メッツラーだと、『ブレーキングからリリースをきっかけにバンク』ってところで、勝手にすすすっと寝る(寝てしまう)ので、ちょっと乗り方の変更が要るかも。

今はサスをノーマルセットで乗ってるので、タイアのキャラに合わせて色々やってみるつもり。

バンクしてからの安定感は、ミシュランらしいかな。立ち上がりで、ちょっと早めにアクセルを開けられるのは楽しい。あとこれはメッツラーもそうだったけど、ウエットスタビリティがとんでもなく高いから、雨の日もあんまし怖くない。Z6&Z8もロード3も、この点はホントすごい。

ロングツーリングに出て、色んな峠を走ってみたくなる。

 

ライトが明るくなったり、タイアが換わっただけで、また乗るのが楽しくなる。

単車って、ホント面白いね。

 

2011.09.12 魔法使いの帰還

笑って笑って過ごした、色々と楽しい週末だった。

タイトルはもちろん、『魔術師、還らず』からのパクり。

なんでって、ちょうどそのシーン見てたから。

 

2011.09.13 オークションブルー

送料と代引き手数料込みで、総額九万円オーバー。

オークションで買ったユリシーズのパーツ代だ。そのうち三万円は、俺の不注意と相手方の不親切でムダ金になった。アンダーブラケットを落としたのだが、写真では判らないくらいの、しかし確実なゆがみがあったのだ。さすがにコレは使えない。

「写真で判断しろ。ノークレームノーリターンだ」

つってる商品だから文句は言えないが、本来、これに三万も出す気はなく、「五千円くらい入れてみよう」として、タッチミスでゼロひとつ多く入れてしまった、いわゆる『スマホのワナ』だったので、気分は非常によろしくない(自業自得です)。

 

憂さ晴らしに新品を買ってやろうかと思っても、ビューエルのパーツはそもそも売ってない。

「通販で買えるうちに買っとけばよかったなぁ」

などと女々しくつぶやきながら、傷ついた心を癒(いや)すべく、仕事の合間を見てネット徘徊。すると何の関連だか忘れたが、『バイクのある風景』つー動画のシリーズを見つけてしまう。コレがまた、思いのほか癒されたから、さあ大変。

「ビューエル売って、セローを買って、美しい風景を撮りながら旅しよう。もう飛ばさないんだ!」

相変わらず影響されやすい単純バカアタマ。

 

ともかく、仕事中にひととおり凹んだので、帰るころにはすっかり元気。

これもまた、シンプルなドタマのおかげ。セローは買わないで、パーツの取り付けをやる気力がちょっと湧いてきた。とりあえず急ぎなのはファンモータだから、コレは明日にでもやる。その他は、そのうち気が向いたら。今見ると、思い出してイラっとしちゃうから。

そんな感じで、明日もクソ暑いのに単車いじり。

 

2011.09.14 ヒッパップ

午前中で仕事は終わり。

早速、上半身ハダカになって、単車いじりのスタートだ。ハダカになるのは、コレだけ湿気(しけ)暑いと、俺はバカみてぇに汗をかくからだ。今夏は、単車をイジるたんびハダカになってたので、本人も大家さん以下、周りの人たちも慣れたもんである。

さて、それじゃあ、冷却ファンを交換してやろう。

つっても、話はそう簡単ではない。冷却ファンは、シリンダー後ろバンクとリアサスペンションの間っこにある上、左右をフレームに挟まれている。つまり、ファンを取り外すには、最低でも、リアサスを外す必要があるのだ。場合によってはシートレールも外す覚悟が いる。

小さなフレームに、でかいエンジンを詰めこんだ、ビューエルならではのメンドーである。

幸い、リアサスを外しただけで、なんとか外すことが出来た。

左がオークションで落としたファンで、右のオイルまみれのが外したファン。

外した跡地は、リアシリンダーから漏れたオイルで汚れている。

これでもこないだ、パーツクリーナー吹きまくったのだ。本当なら、もっと真っ黒だったはず。

手が届くうちに掃除して、キレイになったところで新しいファンを取り付ける。

それからリアサスを掃除して、元どおり組み込めば終了。

いったん組みあがったところで、暑くてアタマがボーっとしてきたので、治療院の中に戻って冷房に当たりながら手を洗う。「もう、暑いからこれで終わりにしよう」と思いながら、ビューエルのムック本なんかを見てたのだが、アタマが冷えてくると、やりたい事が出てきた。

「リアだけノーマルのサスペンションにしたら、やっぱディメンション的にダメかなぁ?」

と口に出したときには、すでにやる気マンマン。

とりあえずノーマルサスを入れ、さらに時間があればXB‐Sの顔にしてやろう。

 

身体も冷えたので、パーツを持って表に出る。

まずはさっきと同じ手順でリアサスを外し、ノーマルサスを入れてやる。

左がノーマルで、右がR用。

目視で30〜40mmくれぇ、ノーマルの方が長い。XBシリーズにはリンク機構なんてこまっしゃくれたモノはついてないので、この長さがすなわち、そのまま車高の違いになる。足つきは悪くなるが、なんせ『500kmくれぇしか走ってない、バリバリのサラ』だ。

「ま、どうにもダメだったら、戻せばいいだけだしな」

XBシリーズはサスペンションの取り付けがシンプルだから、ミラー交換くらいのイキオイでサス交換が出来るのが楽しい。ニヤニヤしながら上半身ハダカでサスを組んでると、通りがかったクルマのドライバーが、こっちを見て笑ってる。松戸のダチ、ユウヒだ。

「おぉ! ユウヒ!」

「変態だ。変態がいる」

「今、サスをノーマルに戻してるんだよ」

「クルマ停めるトコあります?」

せっかくユウヒが来てくれたのだが、足がない俺は作業を終わらせないと帰れないので、くっちゃべりながらも作業を進める。もっとも、同じ作業をするんでも、ダチとダベりながらだと、やけに楽しい。まあ、そのぶん不注意になって、サスの取り付けを間違えたりしたんだけど。

サス交換が終わったところで、結構いい時間になっていた。

ここから顔の交換に入ると、バラストのレイアウトを試行錯誤しなきゃならないぶん、下手すると真っ暗になってしまう。それより、『リアだけノーマルサス』状態の試乗をしてみたいし、ユウヒも友人宅へゆくとのコトなので、今日の作業はココまで。

ユウヒを友人宅のランドマークに出る道まで案内して別れ、俺はそのまま試乗へ。

 

サスペンションセッティングは、プリ全抜きで、伸び圧ともノーマルセット。

ツイストしてみると、ちょっと前につんのめってる感じは否めない。ただ面白いのは、それでも破綻してるわけじゃないってところ。フロントへの依存度は高まってるものの、リアサスに乗っかるようにして曲がってやると、それなりに楽しく曲がれちゃうのだ。

これならフロントを長いのにしなくても、突き出しの調整ぐらいで何とかなりそう。

ま、どっちにしろ『フロントのオイル交換』は必須だろうけど。

軽く遊んで家に戻り、「明日の昼休みにフロントを突き出そう」と心に誓いながら、駐輪場へユリシーズを突っ込む。ドキドキしながらエンジンを切ると……ひゅおーん! と、冷却ファンが軽快に回りだした。10アンペアでも切れる気配なく回り、やがて静かになる。

「よかったー! これでとりあえずファン問題は解決だなっ!」

と、『冷静に考えればそーでもない』ことをわめきながら、俺は声を上げて笑った。

ケツの上がりっぷりがカッコイイと思わん? 足つきは悪くなったけど。

 

つわけで、明日はたぶん、フロントフォークの突き出し。

やる気と時間があれば、顔の交換もやるかも。

そんな感じで。

 
2011.09.15 とどろく叫びを耳にして

何はさておき、まずはフロントフォークの突き出し調整。

レーシングスタンドかけてハラ下をジャッキアップし、フォーククランプボルトを緩めてアウターチューブを引き下げ、ノーマルで30mmほど突き出しているフォークを、トップブリッジとツライチに。

上の写真、トップブリッジ下に見えてるリングが、フォークのズレを止めて左右を均等にするため(だろうと思われる)のストッパー。正式名称は知らん。突き出しの調整後、ボルトを締めて終了。ジャッキを外してみると、

明らかにシートの位置が高く、サイドスタンドの長さが短い

終わったら早速、仕事の用事を済ましがてら試乗だ。

 

走り出してすぐ、つんのめった感じがほとんど解消されてることに気づいた。

リアがまだ新品に近いので、動きが硬くてフロントとのバランスが悪いが、コレは時間の問題だろう。郵便物を出したついでに、駐車場でフロントの伸び圧減衰を強める。俺の好みより、(ストリートの速度域だと)少し固いのだが、リアとのバランスは取れた。

少し硬めではあるものの、このエキサイティングな走りは、本来のユリシーズに近い。

言うなれば、XB‐Rの脚が流れるように重心移動を行なえる、安定した『速い仕様』だとしたら、今回の『限りなくユリシーズのノーマルに近い脚』は、街乗りでさえワクワクしてしまうほど刺激的な、『楽しい仕様 』である。

俺は笑顔を抑えきれないまま、街中を走った。

去年の事故から一年、やっとユリシーズが帰ってきた。

足つきが悪くてちっと緊張する部分はあるし、絶対速度は低いかも知れないけど。

俺を魅了した、あの走りが帰ってきたのだ。

 

今はただ、それを純粋に喜びたい。

 

2011.09.16 ストリートファイター

昨日せっかく、『ほぼユリシーズ』に戻ったのだが。

やっぱしやりたくなったので、顔と背中を『白ゲルの外装』に変更した。

なのでココでの呼称も『ユリシーズ』から『12X』へ変更になるのはいつもどおり。

どうでもいい話だけど。

ハンドル周りが少し軽くなる。

それと引き換えに、風圧をもろに受け止めることになるので、もともと苦手な高速域が、更に弱っちくなる。トップエンドせいぜい160スピード前後までで、それ以降は出したくない。そん代わし、ひらひら感は大幅アップ。当社比20パーセントアップ。

バツグンに楽しい。

 

そんなひらひら12Xで、明日はちょっとキャンプしてくる。

最初はmioちゃんの妹分、ピンキーが声をかけた企画で、『NEKOさんを囲むカラオケの夕べ』だったのだが、こないだmio公が俺んちに来たとき「キャンプにしようぜ」とゴネたら、いつの間にかキャンプ企画になってた。新しいテント、試せるぜ!(`▽´)

つわけで今回は、あくまで参加者として、楽しんでこようと思う。

そんな感じで。

 

2011.09.20 週末のキャンプと宴会

週末は秩父でキャンプしてた。

んで、その翌日は俺んちで宴会。

キャンプから帰ってきて、タカシがやってくるのを待つ。

やがて、日本酒とコーラを抱えてやってきたタカシと、呑んだくれながら単車の話。ナオミの職場でフロントから逝ってる単車を、『キャス立ち』と呼ぶんだそうだが、ナオミの友達が、ビューエルのことを「キャス立ちっぽいバイク」と言ってた話で笑ったりしてると。

「DVDできたから、持ってくねー♪」

とろろちゃんからメールが入った。やがてろろちゃんもやってきて、

あとはいつもの、かみ家名物『まったりタイム』だ。

走りの話や、ツーリング、キャンプ、色んな話をしたり、それに飽きたらマンガ読んだり。

楽しい時間を過ごせた。

 

開けて今日は、12Xの修理。

またもや振動で折れたので、ビニテで養生してたウインカーを。

 

前に買った小型ゴムウインカーに交換。

イッコ1500円以下の激安品だが、軽くて振動に強いゴムステーなのでビューエル向き。

ちっちゃ過ぎるのが難点かな。

 

それから、壊れてた右のハンドガードのマウントも、

ジュラコン(?)汎用バーエンドに、スクリューで留めて終了。

 

週末の連休は、雨が降らなければ、ちょこっと遠出するつもり。

雨が降ったら、久しぶりに小説でも書くか。

そんな感じで。

 

2011.09.22 男は前のめり

フロントフォークの突き出しを戻した。

もちろん、いつにも増して論理的な理由はビタイチ無い。強いて言えば夢を見た。夢の中で俺の12Xはケツのカチ上がった戦闘的なスタイルになっていて、立ち上がりでフル加速しながらコーナーを脱出してゆく時に、『ケツの座り』がすごくよかった。夢の中だけど。

リアシートの内側からグイグイ押し出される感じとでも言おうか。夢の中だけど。

なので昨日、半日仕事が終わって雨の降る中、フロントフォークを元に戻したのだ。そんで今日、ハーフウエットの中を走ってみたら、やっぱり前にちょっとつんのめる感じ。こないだは、コレがダメだと思って前脚を伸ばしたのだが、今日はその代わりに加速してみた。

「ははあ、なるほど。アクセルを開け気味に走ると、コレはこれで悪くないかも」

ケモノのごとく前のめりになった12Xは、『アクセルを開けることを強要』する、少し辛口の単車になった。ユリシーズの穏やかさや寛容さは薄れたけど、コレはこれで悪くない。寒さが厳しくなってスクリーンが恋しくなるまで、しばらくコレでいってみようと思う。

 

2011.09.23 関東は背開き

連休初日は早朝から頭痛で起こされる。

原因は肩こりか野菜不足だろうと、マルチビタミン飲んでストレッチしてから寝まくったら、わりと調子よくなった。で午後からライコへ買い物に出るが、欲しいものは見当たらず。何度も裏切られ、もう行くまいと思っても、完全に縁を切ったウェビックとは違って、いかんせんご近所。

連休中だけに通販じゃ時間掛かるから、ゲンブツがあればと思ったんだけどな。

んで、出たついでにサスペンションの調整。

ブレーキングでちょっと落ち着かないから、リアの伸び側を全抜きから1.5戻し(ノーマル値)までシメてやる。フロント圧側減衰やプリロードと迷ったが、こっちで正解だったようだ。アベレージスピードの高いワインディングとかなら、も少しフロントを硬めにしてもいいかも(覚書)。

 

帰ってきたらちと熱っぽくなったので、そのままベッドへ倒れてナオミが帰るまで爆睡。

起きてうなぎ食ったら、調子よくなった。

うなぎすげぇ。

 

2011.09.26 おっさんのメンテナンス

週末は、なっこやうわばんが遊びに来て、だらだらしてた。

夏の疲れが出たようで、ほとんど寝てばかりだったけど、おかげで身体は楽になった。

明日はモノが来れば、ちょろっといじる。

 

2011.09.27 ラスカルタイム

またアイドリングが下がってきた。

なので、スロットルボディと、ついでにエアクリーナも洗浄してやることにする。

エアクリは中性洗剤で洗って、エアで水滴を飛ばしてから天日で乾燥させる。

 

エアクリが乾くまでの間に、スロットルボディの掃除。

キャブ&インジェクションクリーナとウエスでおおよその汚れを取ってから、もう一度、クリーナをたっぷり吹いてエアで汚れを飛ばす。ついでに、またリアシリンダからオイルが飛んでたので、それもパーツクリーナ&エアで洗浄。う〜む、さすがにオイルモレの養生しようかなぁ。

また冷却ファンの清掃とかメンドーだし。

 

最後に乾いたエアクリーナを取り付けて、エンジンをかけたまま放置。

アイドリングが安定したら終了。下がってたアイドリングは元に戻った。

コレで直るうちは、スロットルポジションとか気にしなくていい……と思うんだけど、どうだろう?

 

明日の半日は、オシャレなワンポイントカスタム(要出典)をする予定。

 

2011.09.28 白は連邦の白

酔っ払った俺からのプレゼントで、白のハンドガードが着荷した。

3000円くらいの安物で、どう考えても純正に劣るんだが、せっかくなので取り付けてみる。純正のハンドガードはものすごく性能がいいけど、見た目はヤボったいからね。半日仕事、最後の患者さんがゴーだったので、林道の話をしたりしてから、二時ころ作業を始める。

「安っぽい白ですねぇ」

「いいんだよ、どーぜ車体も白ゲルなんだから」

「純正の何が悪いんですか?」

「べつに悪くないよ。色が白くてカッコイイからじゃん? 酔っ払って買ったから知らんけど」

「……そういう出費を抑えればいいんじゃないですか?」

正論だが、それは不可能だ。

 

取り付け自体はえらいスムーズ。もっと削ったりとか苦労すると思ったら、あっさりついた。

冬に突入するまでは、こんな感じで。

 

2011.09.29 哀しみの幻想

「バイクを買おう!」

こんな魅力的な言葉を、ナオミさんから聞けるとは思ってなかった。そらぁ瞬間湯沸し器くらいのイキオイでテンションも上がろうってもンなんだが、もちろん無条件ではない。ま、無条件だったら、EBR1190Rとか個人輸入しかねないからね、テンション的に。

その条件とはしかし、『ナオミさんも乗れる』と言う、とんでもなく巨大な壁だった。

この段階で、免許的に大型は全滅だ。重量的にほとんどの中型も外され、車高でオフ車もダメ。結果的に候補は、『ホンダスーパーカブ110』の一択にという状況。ま、しかし、確かにカブも欲しかった一台ではあるから、俺にも異存はない。

インジェクションセローは諦めて、カブでロングツーリングをしようじゃないか。

 

昨日の半日仕事は、もう、それでアタマが一杯になる。

んで昨日書いたように、終わり際にゴーが来て、そこで林道の話をしたのだが。ゴーが教えてくれた林道をネットで検索したりオフロード話してるうちに、やっぱセローが欲しくなってくる。ゴーと一緒に俺ん家へ帰ってからも、セロー熱は過熱しっぱなし。

「もう、買っちゃえばいいじゃないですか」

「そーだなー。車高を落とせば、ナオミも乗れるか知れんしなぁ」

そこへ仕事を終えたナオミが帰宅。

すかさず話を切り出してみると、「セローだったら買わないよ」と、ノータイムでばっさり。残念だが、これで諦めはついた。それなら、カブの動画でも見ながら、ゆっくりと盛り上がってゆこうじゃないか。ナオミも「グリップヒーターは要る」などとノリノリだ。

昨日からのテンションが最高潮に達した俺は、ニコニコしながらナオミに聞いた。

 

「そんで、いつ買うよ?」

「税金の額が決まってからだから……三月かな?

「ら、来年?」

「そだよ」

 

ものすげぇ、肩すかし。俺、来月くらいには買うつもりだったのに。

苦笑するゴーやナオミを尻目に、俺はPCの前に座った。

やり場のない想いを、通販にぶつけるために。

 

2011.09.30 速度を熱に変換して車体を止める装置

フロントブレーキパッド(ブレーキングCM55)がなくなった。

前回の交換から約二ヶ月は、ちと減りが早い気もするが、理由があるだけにやむをえない。

夏のロングツーリングでしこたま走り、ワインディングで酷使し、通勤で毎日乗ってる。なのに、ビューエルはキャリパーがひとつ。たったひとつで、あの重量と速度を、ひたすら熱に変換するのだから、過熱したりパッドが早耗するのも無理はない。

つわけで今回は、買い置きしてあった『ベスラVD993JL』を使う。

純正、カーボンロレーヌC55、ブレーキングCM55に続いて、四セット目は日本製。

 

さて、それじゃあやんべかと腕まくりしたところで、嫌な光景が目に入った。

「うわ、プライマリオイル漏ってるじゃん!」

とは言えガスケットさえない状況で、やれることはほとんどない。とりあえず増し締めすっかと、おそるおそる締めこんでみると……回る回るよ、地球は回る。オイルが滲んでるあたりのボルトは、どれもこれも1/8くれぇ平気で回る

そらオイルだって漏れるだろうよ。

プライマリオイルは、目視で減ってることがわかる。

どうやら原因は、振動でプライマリカバーのボルトが緩んだだけ……なのかなぁ。だといいなぁ。

ついでに、『冷却ファンを汚してた原因もこれ』なんてオチならいいのになぁ。

 

とまあ、甘い夢は工具箱に仕舞って、さっさとブレーキパッド交換をする。

キャリパー掃除もするから、フロントホイールを外した方が作業しやすい。

アクスルにかかってるぶっとい六角棒は、対角22mmのステンレス製。車載工具に入ってるのは、短くてアクスルの穴の奥に落ち込んじゃうので、モノタロウで買ってみた。今までと比べて、30パーくれぇはアクスル外すのが速くなった。さっさと買えばよかった。

あと、外したパッドはベースすれすれだった。あぶねぇあぶねぇ。

スペーサ代わりに、太目のヘックスレンチを挟んで、ピストンを押し出し。

キャリパー本体ごと、クリーナと歯ブラシで掃除してから、耐熱シリコングリスでグリスアップ。ピストンの揉み出しをテキトーにやったら、新しいパッドを組み付け、各部をグリスアップして終了。アクスルにはモリブデングリスを使ってみた(覚書)。

 

試乗してみると、さすがの日本製。

初手からなかなかの食いつきで、アタリが出てきたら充分なストッピングパワー。そらレース用のC55と比較しちゃアレだけど、俺の腕と12Xの速度域なら、コレで充分だろう。もちっとハイスピード域で使ってみて良ければ、パッドはコレに決めちゃっていいかなぁ。

なんて言いながら、ウォッチリストにはブレンボのパッドが入ってたりするんだけど。

ついでに昨日、イキオイでEBR(エリックビューエルレーシング)に、レース用のローターボルトのセットを発注しちゃってるんだけど。ま、これはフロントの低速で出るジャダー(?)対策だから、言うなれば安全費用であり、必要経費と言っても過言もういいやなんかごめん。

 

明日はタカシと、マン島のDVD鑑賞会。

 

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