2008.07.01 連続宴会

 

6月30日(月)と7月1日(火)の、怪我休み最後の二日間、連続宴会やった。

 

≪6月30日≫

まずは月曜日、正確には日付が変わってすぐくらいのころ、irohaがやってくる。新潟へツーリングに向かう途中、『まだ寄ったコトのないかみ家に行って良いか』と連絡が来てたので、もちろん快諾しPCやりながら待ってると、Z1000に乗って元気なirohaが到着。

挨拶もそこそこに一杯ひっかけて、早速ダベる。

前回の四国ソロツーリングでソロの楽しさを知ったのだろう。

今回は新潟へ向かってソロツーリングするようだ。『いいなぁ。俺も早いところ単車に乗りてぇよ』と俺がブーたれても、フルシカト。ニッコニコしながら新潟のダチに電話したりしてるのが、うらやましくてしょうがない。でもあんまり嬉しそうだから、そのうちこっちも楽しくなってくる。

irohaってのは妙に憎めない、不思議な雰囲気を持った男だ。

 

やがて、新潟までツーリングがてら付き合うというイチローもやってきた。

なんかおしゃれな若者になってたので、irohaとふたりで早速いじる。

「あーあ、なにそのオトコマエ。俺は非常にフユカイだな。そんなのイチローじゃねーよ」

「ですよねー、かみさん。僕も非常にフユカイな気持ちですよ。K君、調子に乗ってますね」

イチローの髪をおしゃれにしようとたくらんで、わざわざ自分の行きつけのヘアサロンを紹介した、いわば真犯人のirohaは、そう言ってニヤニヤ笑う。もちろんイチローは『そ、そんなぁ』と悲しい小さな声でつぶやくのだが、俺もirohaも聞こえないふり。

ひと通りイチローで遊んだら、さて、そんじゃゆっくり呑もうか。

irohaはビールからワイン、俺はビールから焼酎、そして下戸のイチローも珍しくワイン。

イチローは、無理に勧めない方が呑むみたいだね。

単車の話や旅の話。俺のダチにしてirohaの兄、そしてイチローの師匠であるmoto君の話もずいぶんした。irohaに前回moto君がやってきてイチローをいじめたときの動画を見せると『あぁ、兄ちゃん酔っ払ってますねぇ』と軽く苦笑気味。やはり兄のダメな姿は見たくないようだ。

俺も気をつけよう。

 

irohaってのは本当に機転が効いて賢い子だ。おっとりしてるイチローが色んなことを学ぶには最高の兄貴なんじゃないだろうか。面倒見がいいところや、愛情ある意地悪をするところなんかは兄 のmoto君そっくりだ。イチローって言う三男坊を可愛がる兄ふたりって感じだね。

irohaがイチローを心配するところなんて、moto君がirohaを陰で応援したりフォローしてるのとそっくりで、見てると微笑ましい。moto君の周辺はmoto君が中心と言うよりも、みなが有機的につながったファミリーって感じがあるが、このふたりを見てると特にそれを強く感じる。

なんだかまた、早いところこいつらとケモノ道に行きたくなってきたよ。

 

遅い時間からいいピッチで呑んだので、あっという間に酔いが回る。明日早いだろうふたりの都合なんかそっちのけで、延々と宴だ。気心知れた連中だから、俺も一切、気は使わない。心地よく酔っ払って、それぞれ好き勝手なタイミングと場所で就寝する。

 

≪7月1日≫

次の朝、遅めに起きてirohaとイチローを送り出し、軽い二日酔いと戦っていると。

ボブさんからメールが来た。

「ちびちゃんと合流して、ちびちゃんが行くようなら顔出すよ」

ほいきた、それじゃぁ軽く準備しとこうか。

ちびちゃんというのはボブさんの友人で、ハーレィダビッドソン・ローライダーを駆る、その名のとおり『大型取るの大変だっただろうなぁ』って言う小さな女の子。や、女の子つーかゼンゼン大人の女なんだけど、かわいらしいから女の子って呼び方が似合うのだ。

 

当初の予定が首都高の渋滞で軽く押しつつ、出前の寿司も並び、準備万端整ったところで。

ボブさんとちびちゃん、登場。シルバーの選択がカッコいい。

とりあえず軽く自己紹介ってんでもなく、ボブさんを中心になんとなく話を始める。やはり主な話題は単車と、共通の知人であり最強の変態、NEKOさんの話。それにちびちゃんのミーティングやツーリングでのエピソード。ま、あとは俺のガケ落ちの話とかね。ほっとけ。

ちびちゃんのエピソードがなかなか豪快で、ひとつの話を聞くたびに俺との共通点が見つかり、その都度ちょっとづつ距離感が縮んでゆく感じだ。ま、遠まわしな言い方してもわかりづらいだろうからありていに言うと、この子もバカで変態だっつー話。

んでもまだ、イキナリ強烈には突っ込めない。

徐々に様子を見ながら、しばらくは初対面の軽いギクシャク感を楽しむ。つっても、それもモノの数十分。さくさく意気投合して、酒にあまり強くないボブさんが一回ダウンしたときには、単車、野宿、単車乗りのコミューンにおける自分の立ち位置など、思いつくまま、かなり熱く話した。

 

ボブさんがすっかり覚めて起きてくるころには、ちびちゃんも次回の訪問を約束してくれるくらい、かみ家のダメ具合を気に入ってくれたようだ。ま、初手から来るなり『かみちゃん風呂貸して』とか言ってたボブさんのほうは、今さら言うまでもない。ほっといてもまた来るに決まってる。

ボブさんがキャンプとかあんまり好きじゃないのを、俺とちびちゃんで連れ出そうと決まったころには、夜もすっかり更けていい時間。このころには完全にシラフになったボブさんが、焼酎を飲みながらニコニコ笑うちびちゃんを促し て腰を上げたところで、連続宴会もついに締めの時間だ。

テント張るのもメンドウで、シュラフひとつでそこらに寝ちゃうと言う、さすらいの野宿ライダーちびちゃんと話してたせいで、なんだかまた、ソロでのんびりとキャンプツーリングに行きたくなってきたよ。あと、ハーレィも少し欲しくなったり。気が多いねぇ、俺は。

つわけでまたひとり、走ったり呑んだりできるダチが増えた。うれしいね。

 

iroha、イチロー、ボブさん、ちびちゃん。

楽しい時間をありがとう。

また近いうち、ツーリングに宴会に楽しく遊ぼう!

 

 

 

ちびちゃんの、快気祝いのお土産。

普通のお菓子かなんかだと思ってたから、『ありがとー』と受け取ったきり開けなかった。今日開けてみたら、こんなギミックが仕掛けてあって、びっくり。みんなの前で開ければよかった。どうもこういうのに慣れてないもんで、ちびちゃんには悪いことしたなぁ。

 

さて、単車にも乗れるようになったし。

早いところ身体を完治させて、走りに行きたいものだ。

次回は宴会レポじゃなく、ツーレポで会おう。

 

や、宴会もやるけどね。

 

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