2009.05.17 伊豆ツーリング代替宴会

 

日曜日の伊豆ツーリングが雨で中止になった。

なので日曜日に他の予定がなくて、土曜の夜に暇な連中と宴会でもすんべつー話になるのは、柏的には極めて当然の流れ。さっきまで一緒に走ってたGO!!!君とAGLAは、いったん帰ってから顔を出すと言っていたので、それまでの間に写真の整理でもしようとPCに向かう。

と、そこで今日、俺らが筑波山に行っちゃったせいで、奥多摩を走ろうとしてて走りに行けなかったじゅんのことに思い当たった。なので早速電話して、暇なら呑みに来ないかと誘ってみる。んで、じゅんが来ることになって電話を切ると、なっこからメールが入った。

「トランポ借りられそうなんで、夜、いきますねー」

そう、かみンツァあらためテリンツァとなる、俺のポンコツランツァを取に来るというのだ。それならちょうどいい。Caruma君が「何で行こうかなぁ」と言ってたのを思い出して「途中でCaruma君を拾っといで」とメールを返した。と、underline君からも連絡が入って、九時ころには行きますとのコト。

よーし、楽しい夜になるぞ。

 

つわけでマンガを読んだり動画の確認したりしながら待っていると、まずは白いジャケットに身を包んだ、スノーエンジェルことGO!!!君が登場。玄関先の彼の姿を見た裸眼のNが「なんか白いのがきた」とつぶやくと、「心が白いんですよ」と笑いながら入ってきた隊長、そのまま本棚へ。

しゃべったりマンガ読んだりしながらダラけてれば、お次はAGLAが、自分用の酒をたっぷり買い込んでやってくる。三人で今日の筑波の話をしたり、それぞれ好き勝手にマンガ読んだり、かみ家の基本とも言えるまったりムードを展開していると、思ったより早くじゅんがやってきた。

乾杯して、Nが次々と出すつまみに箸を伸ばしながら、バカ話大会の開幕だ。

 

やがてNがつまみをひととおり作り終わり、腰をすえて呑み始めるころ、underline君、Caruma君、なっこらが次々と姿を現す。いつもの宴会風景に気をよくした俺は、ビールから切り替えた焼酎や、Nが出してきたマッカリなんかを、カッパカッパと空けてゆく。

AGLAとunderline君。

 

んで酔っ払ってバカ話をしてるうちに、明日が晴れだったら一緒に走れるはずだったマーちゃんと話したくなった。マーちゃんは歳も近いし、単車だけじゃなく音楽の方でも似たような趣味なので、じつは前から一度、呑んでみたかったのだ。

んで、張り切って電話をし、マーちゃんが出たところで、重要なことに思い当たるかみさん。 思いあたるっつーかGO!!!君やじゅんから聞いてたのだが、マーちゃんは夜になってから仕事をすることが多いらしいのだ。こりゃ、まずいなぁと酔っ払いなりに思ったんだろう。マーちゃんが出るなり

「仕事中だよね? ごめんね?」

と謝り倒す。かけられた方としては「判ってるなら電話してくるんじゃねーよ」って話だろうが、マーちゃんは笑いながら許してくれた。なので調子に乗ったかみさん、そのままマーちゃんとしばらく話しつつ、やがて「ちょっとまって」と言い放ち、じゅんに受話器を渡す

じゅんはマーちゃんが大好きで、尊敬しつつ目標としている。

なので基本的に、彼には頭が上がらない。酔いもすっ飛ばして、マーちゃんにビシっと受け答えしているその姿が、さっきまでダラーっとしていた姿からあまりにもかけ離れているので、見ていたこちらは大笑いを堪えられない。じゅんの目が泳いでいるのをツマミに、みな で笑いながら酒を呑む。

やがて電話を返され、もう一度マーちゃんにわびてから電話を切ると、

「ちょっとー! もう、ホント、カンベンしてくださいよー!」

じゅんが悲鳴をあげる。それを聞いてまた、みんなで大爆笑。

 

じゅんいじりのあとは、GO!!!君となっこにターゲットが移る。

「隊長、『ミニーの耳』を持ってきたんで、つけて写真とってくださいよ」

「いやだー! やめろー! じゅんもやめろー!」

「ほらほらGO!!!さん、あきらめて撮られましょう」

基本的にGO!!!君となっこのふたりは、SS組の宴会では圧倒的な人気を誇る、二大いじられキャラである。ハラ黒ネタ、ゲイネタでいじられつつも、半笑いの睨み返しと冷静なツッコミで戦うGO!!!君に対し、コケネタ、ブサイク写真ネタ、恋愛ネタでなっこが応戦。

要するにふたりそれぞれ、みなにいじられながら、さらにお互いでツッコミ合うという混戦状態だ。

GO!!!君につけようと持ってきた『ミニーの耳」を、結局、自分がつけてる、なっこ。

 

隊長の代わりにunderline君が、『ミニー耳』の犠牲者となる。

ま、犠牲者のわりには、満面の笑みだけど。

 

大笑いしながら呑み、喰い、腹いっぱいなのにunderline君の持ってきてくれた『ごぼうせんべい』に手が伸びる。ものすげぇごぼうの香りの立った、めちゃめちゃウマいせんべいだった。そのunderline君は先輩のじゅんにいじられながらも、むしろやり返したりと 、全然負けてない。

そうかと思えば、真面目に話してる時はとてもなっこと同い年とは思えない落ち着きのCaruma君が、笑いながら厳しいツッコミをいれてゆく。AGLAは基本的に聞き役に回りながら、笑顔でみんなの話を聞いたり、単車の話やタイア、走りスポットで出会った人、目を輝かせて話す。

俺は楽しくてステキな最高の時間に、テンション上がりっぱなしだ。

やがて夜も更け、酔いと笑いですっかり疲れた連中は、相変わらずの雑魚寝で眠りについた。

 

 

あけて翌日。

便所に起きると、まだみんな熟睡中だった。なのでウーロン茶だけ飲んでベッドに戻って二度寝をする。んで、10時ころだったか起きてみると、NとなっことGO!!!君が薄暗い中、小さな声で話し込んでいる。その横にはじゅんが眠り、AGLAはいつの間にか姿を消していた。

と、その気配でか、じゅんが起きて来たので電気をつけ、宴会翌日のまったりムードが始まる。

手前では起きてたはずのGO!!!君が崩れ落ち、奥ではunderline君とCaruma君がまだ寝ているが、もちろん構わずバカ話をして笑ったり、マンガを読んだり、みんなそれぞれ好き勝手にやっている。すると、なっこやじゅんの証言によって、前夜のGO!!!君のステキな行動が赤裸々に明かされた。

昨晩、みな適当に雑魚寝したわけだが、なっこは場所がなくてPCの前の座椅子にもたれて眠っていたんだそうな。すると、突然起きてきたスノーエンジェルが、そっとなっこを起こす。驚いたなっこがあっけに取られていると、彼はなっこに布団で寝るように言って自分は座椅子で寝たというのだ。

「マジでー? GO!!!さん、カッコいい!」

「さすが隊長!」

「なにそのステキ王子様」

みんなが大騒ぎするも、GO!!!君は半分眠ったような顔のままうつぶせている。

照れくさかったのか、ただ眠かっただけなのかは定かではない。

やがて起きてきたCaruma君やunderline君も加えて、いつものようにダラダラしながら話をしていた。ちなみに写真手前で死んでるのはもちろん、スノーエンジェルGO!!!君だ。 んで、左から時計回りにN、じゅん、underline君、Caruma君、なっこ。

 

しかし、そうダラダラとばかりもしてられない。俺となっこには使命があるのだ。

ランツァを整骨院まで運んで、そこでスペアホイールや純正部品なんかと一緒に、なっこの乗ってきたトランポ『グリーンモンスター』号に運び込まなければならない。昼くらいに雨が一時やんだのを見計らって、俺はランツァで、なっことGO!!!君はグリーンモンスター号で出発した。

「帰りにマックでも買ってきて」

と出る時、Nにパシリ指令を受けた三人は、整骨院を目指してひた走る。

一足先についた俺は、もろもろの準備をしてから、整骨院の玄関を掃除しつつ、ふたりを待った。

 

やがてやってきたグリーンモンスター号に、ランツァとホイールや部品を積み込む。

 

写真だと『見てるだけ』っぽいけど、実は積んだランツァの固定は、ほとんどGO!!!君がやってくれた。でも、頑張ってるところは撮らない。アイドルは努力してるところを見せないのだ。つわけで 、積み終わったらとんぼ返り。柏に向かって出発だ。

クルマの中では、なっこをお嬢様扱いする遊びに興じる。

んでNの指令を遂行すべく、 途中の16号でマックに寄ったのだが、馬鹿みたいに混んでたので俺の心が折れた。 速攻電話して「マックじゃなくていいか?」とみんなに聞いてもらう。OKが出たのでマックを後にし、途中のローソンに入るも、米の弁当系はほとんど残ってない。

仕方なくやたら麺類を買い込んで、またも軽く降りだした雨の中を、柏の我が家へ帰った。

 

帰ってきたら飯の時間。

弁当を広げ「さぁ、喰え!」とまるっきり飼育係だ。

ソバだのスパゲティだの麺類をがっつき、またダベったり

マンガ読んだり、

 

昼寝したり。

やがて三時ころだったか、帰ってからランツァを降ろさなきゃならないなっこが 、立ち上がったところで、グリーンモンスターに相乗りして帰る連中が一斉に立ち上がる。「おじゃましましたー」「んじゃまたー」と帰ってゆく連中を見送ってもどると、underline君が申し訳なさそうに

「すいません。これ読み終わるまでいいですか?」

とヴィンランド・サガを指すので「なにがー! 全然OKだよ。夜までいたっていいよ。むしろ泊まってっちゃえばいいじゃん」つったら苦笑してた。それからしばらく、俺、underline君、Nとそれぞれ本を読んだり好き勝手にやり、やがて読み終えたunderline君が 、強風の中を帰って行ったところで。

本日のCrazy Marmalade呑んじゃうもん倶楽部は、宴の幕を閉じた。

気の置けない連中と、呑んだくれてバカ騒ぎした、楽しい二日間だった。

みんな、またいつでも遊びにおいでな!

 

んで、まだ来た事のないユー!m9(・∀・)

 

次はユーも、一緒に呑んだくれて騒ごうぜ?

 

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