2009.12.19 おとなしい週末
「かみさん、夜、家に居ます? 団子汁を作りに行こうと思うんですが」 土曜日、そんなメールが板乗りから入る。 ヒトんちに食い物を作りに来るってのもアレだが、団子汁はヤツのブログで見たときに「喰ってみたいな」と思ってたので二つ返事でOK。家が近所のGO!!!君にもメールを入れて、こことmixiでお知らせを入れたのは、みんなご存知の通り。 んで、夕方くらいだったか、GO!!!君がやってきていつも通りウダウダしてると、板乗り登場。 そのまま団子汁製作にかかる。野菜を切ったりとかはNがやり、
板乗りは団子作り。
GO!!!君もお手伝い。
これは『GO!!!君は見てるだけで手伝わない』と言う、やらせ写真。報道の暗い一面だ。んじゃ、俺は? と言えば、もちろん、一番大事な『写真撮影』という大仕事をしていたので、野菜切るとか明らかに向いてない仕事に手を出してみんなの邪魔をするのは控えておいた。 と、板乗りが 「かみさんも、団子作りしません?」 「えー! めんどくさいなー」 などとほざきつつも、
やってみると意外と楽しい。 なので「GO!!!君、N、やってみ。意外と面白いぞ」と誘いをかけると、
GO!!!君も参加。一方のNは、 「せっかく誰かがご飯を作ってくれるいいチャンスなのに、働きたくない」 と言わんばかりのフルシカトで、一個たりとも作らなかった。
団子の元になる、練った小麦粉。 寝かすわけでもなく、ただ練って、ちぎって、丸めて、伸ばすだけの簡単作業だ。要するに水団(すいとん)の細長いヤツだね。見た目は柔らかそうだが、意外と手応えが硬くて、やってみるとけっこう楽しい。「毎日やれ」言われたら断るけど。
味噌ベースのスープは、基本的にほとんどトン汁なんだが、たまねぎやおでんの具を入れるのと、にんにくを刻んで入れることで、普通のトン汁とはひと味違った感じになってる。いうなればカレーかシチューを作る過程で、おでんの具とにんにくを入れて、味噌で仕上げるかんじ。 余計わかりづらいか。
わりとビックリするくらい美味かった。
団子汁を作ってる途中で、ZX6R乗りの『ゆう』から電話が入る。 「かみさん、喰いに行っていいすか?」 「おー! いいぞー!」 「それじゃ、ふたり分お願いします」 つわけで、ゆうがダチをつれてやってくる。 言ってもゆうは大喰いだから、確実に具が足りなくなるだろう。なので、「来る時に豚肉を買って来い」「豚肉はどんなの買っていけばいいですか?」「こま」つーやりとりをして、ヤツラの喰いぶちはヤツラに持ってこさせる。つわけで、それじゃいただきまーす!
美味い団子汁に舌鼓を打ちながら、「水どう」見たりオフロードのバカ画像見たりして笑ってると、約束よりちょっと遅れて、ゆうと友達のLPG君(仮)がやってくる。ゆうがバカなので、つれてきたLPGも当然バカだ。最初こそおとなしかったが、呑んで喰ってバカ話してるうちにそれが判る。 となれば、酒の不味かろうはずがない。 腹いっぱいになったGO!!!君と板乗りは、マンガ読みに入り、俺とゆう、LPGとNがバカ話に興じる。そのうちNがネットで、ゆうの見たがってた俺の事故動画を引っ張り出してきたので、それを見ながらみんなで安全運転について熱く語った。 うん、ごめん、うそ。 事故動画みたあと、そのまま俺のアップした動画、特に富津の動画やケモの動画を見せて、『世の中には変態がいっぱい居る』ってことを再認識させた。ゆうはオフよりも、やっぱりオンが好きみたいだが、LPGはわりと目を輝かしてたので、オフやるかもしれないね。
やがて板乗りが帰る準備を始める。 ヤツは野良ジョン(正式表記:ノラ・ジョーンズ-メス猫)が家で待っているので、基本的に泊まってゆく事がない。つって野良ジョンつれてきたら、Nが死んじゃう(ネコアレルギー)わけで、帰っちゃうのは寂しいけど仕方ないだろう。俺は猫が好きなので、猫がらみのことには寛容なのだ。 「おめ、帰ったらメール入れろよ。タイム計っとくからな」(ちっとも寛容じゃありません) と馬鹿なセリフで送り出したら、残りの連中でまたバカ話。 ゲラゲラ笑ってがぶがぶ呑む(俺が)うち、いい時間になってしまい、Nがおやすみなさい。そのあとしばらく話してから、サイダー飲んでたゆうが運転して、ふたりとも帰っていった。俺は前日にじゅんと朝まで呑んでたのが効いて、ここらで完全にノックダウン。 すでにマンガ読んでる途中で寝てしまったGO!!!君を起こさないように(もっとも、その前に散々騒いでいたんだけど)、静かに夜食を食ってから、ベッドへもぐりこんだところで。本日の呑んじゃうもん倶楽部はここで終了……しないのがまた、かみ家クオリティ。
朝、起きるとGO!!!君はすでにツーリングに出かけていた。 俺は昨日の段階で、「今日はおとなしくしてるぜ」宣言をしてたので、本を読んだり動画を見つつ、Nが大掃除してるのを横目で見ながらまったりしていた。するとピンポーン! とチャイムが鳴ったので、「新聞かな?」とインターホンで出る。返って来るのは怪し気な低い声。 「誰だかわからんが、どーせ誰かだろう」 と玄関を開けると、秩父の変態mio公が、ニヤニヤしながら立っている。 その瞬間、俺は心の中であきらめた。 なにをって、『今日は呑まない』ってことを。昼酒のエキスパートmioちゃんがやってきて、呑まないわけにはゆかないだろう。ところがmioちゃん、よく見ると青い顔してシンドそう。「あれ、シンドそうだな」「ええ、昨日、呑みすぎて朝からリバースしまくりなんですよ」 ぎゃはははははっ! うれしくなるくらいバカだねぇ。
俺とまったく同じ理由で、「酒なんて見たくない」と言うmioちゃんと、だらけながらバカ話。 mioちゃんのお土産『mio肉』にも手を付けず、お互いお茶だの飲みながら、「今日はどーしたよ?」「いや、ロケットIIIのシートを八千代のショップにお願いしたんで」「ぎゃははは、あのシートに幾ら使ってるんだ?」「十万じゃきかないですねぇ」と、来葉の目的を聞いて笑う。 アルコール抜きでおとなしく話しこんでるうちに、mioちゃんの冷えた身体があったまった。 なので、ショップに行くというmioちゃんを表まで送り、フューリィ見せたり、久しぶりにmioちゃんのエロケットにまたがったりしながら、ちょこっと話をする。やがてmioちゃんがナビの設定を終え準備完了。片手を上げて「それじゃ」と去っていったところで。 こんどこそ本当に、呑んじゃうもん倶楽部が終りを告げた。 ま、mioちゃんとは呑んでないけど、ふたりとも血中アルコール量的には酔っ払いに近かったから、呑んじゃうもん倶楽部で構わないだろう。GO!!!君、板乗り、ゆう、LPG、mioちゃん。色んなヤツとバカ話をして美味い酒を呑めた、楽しい週末だった。
さて、いよいよ暮れも押し迫ってきた。 いつものごとく、年末年始は家に居るから、暇なヤツは遊びに来て一緒に呑もう。 んで、バカ話して今年を振り返り、来年のバカ企画を立てようぜ。
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