2010.06.14 タクとサキちゃん

 

楽しくて写真撮り忘れちゃったので、アイコンで会話再現の第二段。

今回初登場のI君は、俺が代わりに似顔絵を描いてみた。

つわけで、行ってみようか。

 

日曜日に、「近いうち呑もうぜ」なんつってたタクから、昨日、メールがあった。

「かみさん、今日、家に居ます? サキと一緒に行っていいですか?」

日曜に言って月曜に呑むってのも、まぁ確かに『近いうち』っちゃ近いうちだから、間違っちゃいないわなぁ。さすがに、サキちゃんに会いたがってたなっこは、来れないだろうけど。もちろん俺に異論のあるはずもなく、あっという間に月曜から宴会決定。

『一応、念のために』GO!!!隊長に連絡を入れる。

仕事から帰ってきて風呂に入り、晩飯を食ってしばらくするとピンポーン! 隊長がやってきた。三人でしゃべったり、それに飽きたらそれぞれ思い思いのことをする、いつもの風景。やがて九時半くらいだったかな、まずはタクの嫁、サキちゃんがやってくる。

まぁ、『まずは』つーかサキちゃんが来た段階で、タクだのそのダチはどーでもいいんだが。

「こんばんはー! あ、はじめましてー!」

「はじめまして、GO!!!です」

隊長とサキちゃんが初顔合わせだったことにビックリしながらも、とりあえず乾杯。かみ家の名物『梅ワイン』の話だの、サキちゃんの武勇伝だのを聞きながら大笑い。つーか若い、可愛い女の子が血を吐くまで呑んだくれたり、駐輪場で寝ちゃダメだ。

記憶なくなるまで呑むのもな。


「ところどころ覚えてるんですよー! 飲み過ぎだって出してもらったお水を上手によけて日本酒呑んだこととか、終電に遅れないように走って『反対行きの電車』に駆け込んだこととか。美味しく呑んでる記憶と、甘いものを食べてる記憶と、甘いものを出してる記憶と……」

「ぎゃはははははっ! 出すな!」

飾り気のないサキちゃんのしゃべりに、お初の隊長も爆笑してる。

我がことのように胸を張る俺の

「GO!!!、サキちゃんカワイイだろー!」

てなセリフ に、いつもの淡白な表情で

「ヒトの彼女には興味ないです」

隊長、きょうびステキな女の子にはたいがい、彼氏か旦那がいるだよ。

 

やがてタクが、ダチを連れてやってきた。

一緒に顔を出したそのダチの姿を見て、サキちゃんが「お久しぶりですー」と頭を下げるので、俺も顔が見えないうちから「お久しぶりですー」と冗談を言う。んで、入ってきた顔を見たら、タクの結婚式の時に会ったI君だったので、ホンキで「お久しぶり」だったコトが判明。

「あんだよ、テキトーに言ったら、ほんとにお久しぶりじゃん」

「どーも、お久しぶりです。今日は、かみさんにお願いがありまして」

と、タクから聞いていた俺へのお願いの話を聞いてるうちに、タクがナオミに渡されたビールを飲む。すると、それを見たサキちゃんが、「なんで、先に飲んでるの!」 とたしなめた。もちろん、俺んちではそんな気遣いは無用、まるきし問題ないんだが、面白いのでツッコんでやる。

「あぁ、タク! おめ、なに先に呑んでんだよ!」

「す、すいません」

みんなで大笑いしたところで、俺とタク、ナオミとサキちゃんは酒、隊長と、クルマで来てるI君はウーロン茶だのお茶で、改めてカンパイ。I君が今はでかい単車に乗ってないとか、クルマで走り回ってるとかいった話をし、I君のクルマの写真を見せてもらう。

「ごめん、見せてもらってナンだが、俺はクルマ、ビタイチわかんねーんだった」

つーと、同じく写真を見たGO!!!が

「ああ、○○ですね。最終型の」

「あ、そうです。よくわかりますね」

「ボクはクルマの方が好きですから。バイクは嫌いなんです」

「その割には、えらい距離乗るけどな」

「GO!!!はオープンカーに乗るって言ってるよね」

「ああ、いずれS2000に乗るつってるな」

「あ、いいですね、S2000」

「でも、独りでバイクに乗るのはいいけど、独りでクルマに乗ってると寂しいよ?」

「あ……俺もいつも独りなんですけど」

「ま、走り屋に女は要らないってことだよな」

「そ、そうですよね?」

「ボクはツアラーですけどね」

バカ話しながらゲラゲラ笑い転げていれば、お初だろうが久しぶりだろうが関係ない。

俺とタクがいつ出会ったってな話から、例のロケットスリーをガケに落とした話になり、西の人間は酒飲みに優しいだの、九州はオトコが生きやすいだの、色んな話になる。その合間に、ナオミがGO!!!のオミヤゲのソバをゆで、食事がまだだったタクとI君が、それを食いながらバカ話。

俺のダチの話がでると、それを俺がIくんに解説する。その解説を聞きながら、サキちゃんが「ああ、かみさんの日記で読んだことあります」と笑い、タクが「へぇ、それはすごい」と感心し、時々 、GO!!!までが、「えぇ? そうなんですか?」と驚いたり。

俺の大好きな時間が流れてゆく。

「GO!!!なんて、○○じゃない のよー!」

「フン、面白くない」

昨日のナオミさんの方が面白かったよな?」

「ですねー」

「やーめーてー!」

「タクもサキちゃんもIくんも、昨日の動画、まだ見てないんだべ」

「まだ見てないです」

「面白いんですか?」

自分で聞いてても、ムカつく女なの。同属嫌悪だよ。同属って言うか本人だけど」

それは自己嫌悪だよ、ナオミさん。

 

やがて、明日仕事の(俺とGO!!!もだけど)I君が帰ってゆく。

「突然来て、すいませんでした」

「全然、OKだよ。 いつでも遊びにおいで!」

「楽しかったです! また来ます!」

つわけで、こんだ五人でバカ話。

「この間、家に虫が居て、カナブンかと思ったすごく大きいんです」

「なんだったん?」

「カブトムシのメスだったんですよ。そしたらタクが飼うとか言い出して」

「飼ってるの?」

「飼ってます。可愛いんですよ」

「このヒト、カブトムシに超ぉ話しかけてるんですよ。ニブ子〜って」

「名前も含めてツッコミどころ満載だな」

「それが、私に話しかけるより優しい口調なんです!」

それは、全面的にタクが悪いだろ。

 

やがて、いい時間になり、サキちゃんがダウン。

「ね、眠い……もう寝ます。面白いことがあったら起こして」

「いいからもう寝ろよ」

「大丈夫、こっちもそろそろ寝るから」

ナオミが笑いながら指差した先には……

「眠くないですよー」

でも、目が半分閉じてる。

 

結局、GO!!!もダウンして、ナオミもベッドへ行き、俺とタクで単車の話をした。

サーキットの話、公道の話、某所の話、そして、アツい単車乗りたちの話。言っても単車の大好きな単車乗りがふたり、酒を呑みながら話してるんだから、放っといたらいつまでだって話題が尽きないに決まってる。ましてタクは焼酎呑みだからなおさらだ。

結局、横でうるせぇなぁと身じろぎするGO!!!を尻目に、夜中まで話しこんでしまった。

 

タク、サキちゃん、Iくん、そして、ニコラス隊長。

楽しい時間をありがとう!

また、呑んだくれて話をしようぜ!

 

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