2010.07.24 銀バーガー
後輩の銀星が、夢の第一歩を踏み出した。 めでたい話となれば、行って酒を呑んでやろうってのは、ま、かみさんの基本。仕事がハネてから、GO!!!にクルマを出してもらって、ナオミと三人で銀の店に向かう。混んでたら裏道を駆使してやろうと思って地図まで用意したのに、16号から4号と、国道はガラガラ。
ついでに動画を撮って、『水曜どうでしょう』みたいなの作ろうと思ったんだが。 残念ながら、メインアクトレスのナオミさんからダメ出し。今回も、オモシロ動画はお蔵入りだ。そのうち、柏の『俺ん家に来た人だけが楽しめる、限定メニュー』として、ナオミさん大活躍のアホ動画を公開することにしよう。要するに酒の肴だね。 だからみんな、読んでるだけじゃなくて参加しれ。
バカ話してると、やがてGO!!!プリウスが、小山の銀の店に到着。
ハッピースター・バーガー。 枠の緑は、銀の手塗りだ。つーか店の全て金をかけずに、銀と嫁さんの銀子ががんばった。 店に入って銀に声をかけ、早速、バーガーとビールをいただく。
運転にして下戸のGO!!!は、もちろんカフェラテ。
俺とナオミは、当然ビール。俺はバドでナオミがスーパードライ。
内装も銀が自分でやった。雰囲気はあるけど、『弐黒堂』はいかがなものか。
いろんなヒトから、花が送られていた。ウチも花かごをナオミのチョイスで送った。 ……って、おや? 花にカードが刺してあるね。 何が書いてあるんだろう?
あんた、ナニやってんだ! 『世界のRORO』さんからの貴重な花。 つーかろろちゃん、相変わらずうめぇなぁ。見た瞬間、みんなで爆笑したよ。
んな話をして笑ってると、マルから電話が入る。 「おう、かみ。おめ、何時までいるんだ?」 「あん? 来んのけ? だったらおめーが来るまでいるよ」 電話を切ると、ちょうど銀バーガーがやってくる。
ここで、身内の俺が「美味い美味い」書いたって仕方ないから、忌憚のない意見を。 俺が喰ったカンジでは、ハンバーグがパンに負けてた。隣の席で食ってた一般のお客さんも、「パンはここで焼かれてるんですか?」って聞いてたから、パンの力強さは、俺だけが感じたんじゃないと思う。ただ、喰いモノってのは絶対評価がねぇから、あくまで俺の意見だ。 実際、後から来て喰ったマルは、「美味いけど味が濃い」と、正反対の感想を言ってたし。 銀は銀で、さんざん吟味した上でコレに決めたんだろうから、あとは、とにかく結果しかない。ただ、強いて言うなら、その『吟味した』『努力した』コトを理由に、頑(かたく )なに、ならないで欲しいかな。ポンちゃんだって、最初は色々と迷走しつつ、今のスタイルを確立していったんだし。 ナリさんの名言、「自己主張は独りよがりと紙一重」を忘れんなよ?
バーガー食い終わっても、マルが来るまで待ってるわけで。
俺やナオミは酒呑んでるからいいけど、GO!!!は手持ち無沙汰になる。 すると、
余計なことをして遊びだすわけだ。 GO!!!の座ってるイスの高さを見てもらえば、余計なことして遊んでるのがわかる。
やがて、マルゾーがやってきた。 俺らも含めて普通の客なりダチは、店の中をざっと見て「いいじゃん」とか言うのが普通なんだが、マルゾーは内装もやってるから、イキナリ店の床だの壁だの見ながら、「おお、あれがこうなったか。お、ここは自分でやったな。ふ〜ん、キレイにできたじゃん」などと内装の感想から入る。 「おめーよ、なんでそうマニアックな入りなんだよ」 「ばっか、おめ、俺ぁずーっと心配してたんだぞ! あ、そうだキッチンはどうなったよ?」 そそくさとキッチンに向かうマルの動きに、俺とGO!!!も、思わず釣られる。
キッチン見学会。 「キッチンつーか、フツーの家の台所じゃん」 「バカ、かみ、このキッチンは大変だったんだぞ。すげぇキレーになってるよ。銀、頑張った」 言ってると、ナオミが、 「この扇風機(天井からつるしてある、例のアレ)、電気代かかるんだよー」 「んじゃ、電気じゃなくてハムスター入れて回せばいいじゃん」 「ハムは無理でしょ。モルモットかなぁ」 ナオミさん、そういう問題じゃないから。
酒を呑まないマーマレードスイーツ部長のGO!!!に、銀がスイーツを試食してもらう。 「バニラアイスに、エスプレッソをかけたんです」 「あ、おいしい」 隊長、満面の笑み。そして、暑さと仕事でやられたマルちゃんは
なんか死にかけてる。怖いよ、マル。
一般のお客さんや持ち帰りのお客さんが帰り、ようやく、銀が顔を出す。
すこしでも銀の店の力になろうと、みんな忌憚のない意見を言う。
そして銀は、意見が出始めると、すぐにメモを取り出して、みんなの意見を記録してた。 もちろん、来てくれるヒト全員の好みに合わせるなんて不可能だから、どこかでラインを引く必要はあるんだが、俺とかポンちゃんがキャラクターでやってくタイプなのに対して、銀はそういう感じではない。その分、ラインの引きどころが難しいだろう。 今後の課題は山積だけど、自分の店だからね。 それもきっと、楽しい苦労だと思うよ。
銀子と、銀。銀子は忙しくてちょっと痩せてた。銀は試食しすぎで太ってた。 とにかく、走り出しおめでとう! ふたりのスタイルを確立して、ゆるぎなく生きてくれよな!
『やりがいのある苦労』に、疲れつつも、いい笑顔で笑ってる銀に挨拶をしたら。 マルは、かつてケーロクを那須サーキットから柏まで運んでくれた、伝説の名機ケートラで。俺とナオミはすっかり酔っ払いつつ、GO!!!のプリウスで。それぞれ帰路についた。や、エンドロールに行く前に、マル、GO!!!、ナオミ、俺の意見をそれぞれ書いておこうか。
マ:バカでかいサイズが欲しい。東京価格と栃木価格。 G:甘いものの種類。値段。 ナ:味の調節ができるといい。銀子が出せる軽食。 俺:酒の種類が足りない。酒呑みたい。
てなわけで、本日の呑んじゃうもん倶楽部は無事に終了。 銀の船出を確認し、あらためて「俺も頑張ろう」と思った、楽しい一日だった。
もし、『行こうかな』って思ったら、ぜひ、一度は顔を出してやって欲しい。 その上で、俺の後輩だからって甘やかさないで、ガンガン意見を言ってやって欲しい。今はまだ、色々とおぼつかないけど。んでもって俺なんかに懐いてくれるバカなヤツだけど。その分、鬱陶しいくらいにアツい男だから、いずれ必ず、バシっとイケてる店になってるはずだ。
HAPPY STAR BURGER 栃木県小山市駅東通り2−14−25 池田ビル1F 0285-24-2090
銀、銀子。 大変だろうけど、楽しむことだけは、決して忘れるなよ? あと、酒の種類、増やしておくように!
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