2011.01.22 mio肉まつり
土曜の午前中、仕事を終えた俺の携帯にメールが入ってた。 「みおちゃんきてるよ」 ひらがなオンリーの端的なメールに、「今、終わった。タクんトコ(バイクショップ)寄ってから帰る」と、こちらも端的に返事をして、ユリシーズに荷物を積んで走り出す。ノーマルハンドルがなかなか手に入らないので、パーツ牧場に転がってる曲がったハンドルを、修正してもらおうと思ったのだ。 タクの店について、ハンドルをぶら下げながら入ってゆく。 「あ、かみさんどうも」 「ハンドル、直してくれー!」 つって預けて帰ろうとすると、ちょうどチューソンが出てきて、「かみさん、時間あります?」「大丈夫だけど、忙しいんだろ? 急がないからいつでもいいよ」「いや、いまやっちゃいますよ」ニッコリ笑ったチューソンは、ハンドルを持って工場の中へ。
油圧プレスや単管パイプみたいなので格闘すること十数分。 「かみさん、すみません。これ丈夫過ぎて修正しきれないです」 「まあブレスはいった丈夫なツクリだからしゃーねーか」 「それ、要らないんでしたらしばらく預けてもらえます? 似たようなハンドル探しますよ」 タクの親切な申し出に飛びついたかみさん、ノーマルハンドルを預けて店を出る。
こんだ家に帰り、まずは呑んだくれる前にmio公の治療をしなくちゃならん。いつものコースをすり抜けながらすっ飛ばし、いつもの調子で駆け抜けて、三時ころだったか、帰宅するとmio公は、当然のごとく呑んだくれてやがるので、治療の前に俺も一杯。
ビールを一本だけ呑んで、ほっと一息ついたら。 それから痛みの出てる部分と、それがどういうメカニズムなのかを説明しつつ治療開始。やりながら説明すれば、自分の負傷情況が体感的にわかりやすいので、自分でどんなリハビリをしたらいいかもわかるのだ。まして俺の場合は、人体をバイクのパーツに例えて話すからね。 単車好きの人間には、もってこいの説明係なのだよ。
治療を終えたら、さぁ、本格的に宴会スタート。
mio肉祭のはじまりだ。 呑みながら、新しいバイクの情報で盛り上がったり、最近mioちゃんがハマってるぐねぐねボード(ぶっちがいに動くスケボーみたいなヤツ)の話をしたり。通販で買った例のコロコロが、いかに腰痛に効果があるかなんて話すころには、すっかりゴキゲンの酔っ払いたち。
「かみさん、かっくんのアドレス教えてください。電話番号は知ってるんですけど」 「あん、わかった。今、おめーのアドレスに送ったぞ」 「メールしてみますね」 「……返事きたか?」 「まだ来ませんよ。まあ、かっくんも仕事中でしょうからね」 「よしきた、任せろ」
てなわけで酔っ払ったダメ人間ふたりは、電話攻勢に突入する。 かっくんに電話してバカ話をし、電話を切ると今度はマルから着信。マルとバカ話したら電話を交代し、mioちゃんやナオミもゲラゲラ笑いながら話し込む。こうなると止まらないかみさん。次々と犠牲者を物色し始めるまでに、およそ数秒。 房総の悪魔motoとしゃべり、poitaさんに連絡をいれ、デコ、ムラタとつないでゆく。 呑んだくれてダチに電話するってコトは、そのたびに大好きな連中の声を聞きながら呑むわけで、当然、あっという間に出来上がるって寸法だ。そして、mioちゃんやナオミが話してる間に、思いついちゃった俺は、たかしにもメールを入れる。 「おめ、明日なにしてんだ? ヒマなら走るか?」 すると今回はタイミングが良かったみたいで、たかしも顔を出すことになった。 そのあたりで燃え尽きたスプリンターかみ。 ここで気を失う。
その間に、なにやらパースが狂うほどデカいひとがやってきた。
「メンドウなヤツから連絡があったから、来とかないとナニされるかわかんねーしさぁ」 つわけで、poitaさんも加わり、宴はヒートアップ。
バカ話、真面目な話、盛り上がって話してるうちに、やがてたかしも到着。
mioちゃんと俺はいいだけ呑んだくれ、たかしとpoitaさんはシラフ。 どう考えてもシラフの方が貧乏クジなんだが、ま、柏に来る段階で俺の泥酔がデフォルトなのはご存知な連中だから、甘えさせていただく。まだ乗り始めのたかしからしたら、人生の半分以上を単車にまたがって生きてきた人間の話が、つまらないわけないしね。 そしてもちろん、俺もこのふたりと話すのは大好きだ。 ゲラゲラ笑い、なるほどと感心し、
ウワサの天才、ポイ嫁のYちゃんとも電話が繋がり、俺も久々に話した。 呑んで、喰って、色んな話をして。 いつもと同じ、しかし、いつやっても何度やっても楽しいダチとの宴。 珠玉の時間が過ぎてゆき。 たっぷり呑んだ俺が、やがて二度目の、ホンキの沈没タイムを迎えたところで、poitaさんは帰宅しmioちゃんとたかしはマンガタイム。呑んじゃうもん倶楽部は、どうやらお開きの時間だ。明日たかしと走るために目覚ましをセットした俺は、宴会の残滓を反芻しながら 。 シアワセな気持ちでベッドにもぐりこんだ。
mioちゃん、いつも美味い食い物と、それ以上に楽しい時間をありがとう! poitaさん、突然の誘いにも関わらず、顔を出してくださってありがとうございます! たかし……は、このあとでっかいもん倶楽部のレポ書くからその時に。
つわけで、何度も書いたけど、何度でも書く。
ダチと呑んで騒ぐ酒は、俺にとって最高の美酒だ。 たとえ翌日、徹底的な二日酔いだったとしても、ね。 つわけでみんな、また呑んだくれて騒ごう!
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