エンカイレポート

呑んじゃうもん倶楽部

2011.07.09 SS宴会

 

Rが声かけてくれたので、SS組の宴会に行ってきた。

ココで書いたことがあるヒトだけでも、Rにキャスタ、トモヒロにしんごにじゅん。アンダーくん、Carumaくん、ヒロシくんにナリさん。お初のヒトがYくんとチャイくん、Sくん。えーと、すでに俺を入れて1 3人。最終的にはさらに、YさんIさんその他数人見え、20近くなったのか。

もちろんそのころには泥酔してたので、モレはあるかも知れん。

 

電車に乗って、築地にあるナリさんの店に到着すると。

「おう、来たか」

オモテでナリさんが迎えてくれた。 一服しながら近況や、当然、バイクの話。

「ナリさん、かっぱらわれたカブ、見つかったんですか?」

「いや、見つからないから買いなおしたよ」

「かみ、カブ面白れぇぞー! オフ行ってるヤツもいるしな」

「いますねぇ。いや俺も結構ホンキで欲しいんですよ」

「通勤はコレが一番だぞ」

「でも、他のバイク乗る気(機)なくなっちゃいそうですけどね」

 

「どころで、ビューエルはどうだい?」

「おっもしろいですねぇ」

「俺はかみがSS乗ってないのが、どうもピンと来ないんだけどな」

「なはは、ありがとうございます」

「でもさ、俺も50になったらネイキッド乗ろうかと思うんだよ」

「それはムリっす。ゼッタイ、速攻で売りますよ」

「だから、もしもの時にヤレるようなネイキッドだよ。B−KINGとか」

「飽きると思うなぁ」

 

クソ暑いなか、ナリさんと楽しく立ち話してると、向こうから男がひとり。

「あ、しんごだ。なんかフラフラしてんな。酔っ払ってるのか?」

仕事で疲れてるのか、ふらついてるしんごに手を上げて、アイサツ代わりにからかう。

「あ、どーも! 酔っ払いの方ですか?」

「ひゃははは! いやいや、かみさんに言われたくないですよ」

「よう、しんご。WRの調子はどう?」

「ナリさん、こんにちは。つーかWRって燃料ポンプのリコール出てたんですね」

「出てるよ。二回目かな」

「今日、突然エンジン止まっちゃって、5キロ押しましたよ」

「ああ、それでフラフラしてんのか。なんだ酔っ払ってんじゃねーんだ」

「まあ、暑いから中に入んなよ」

 

つわけでナリさんの店、しんのすへ入ってゆくと、中にはすでに二人の男がいた。

ひとりは完全にお初のYくんで、もう一人は……う〜ん見たことある顔なんだけど……

「って、アンダーくんじゃん! なによ、めちゃめちゃ痩せてねぇ? な、しんご」

「髪型ですかね? なんかアンダーさんすげぇスッキリしましたね」

被災地に近いところへ転勤になったアンダーラインくん。きっと苦労は多いんだろうけど、そこでグチったりする男ではない。「そんなに痩せてないですけど、髪型かな?」なんて言いながら、Yくんを紹介してくれる。昔、Rたちと走ってたというYくんは、今は単車を降りているそうだ。

でも、メンツ的に絶対フツーの乗り手じゃあないんだろうなぁ。

 

アンダーくんはランエボを買ってゴキゲンなところに、今日はマッサージに行ってから来たらしい。それを聞いた瞬間、俺の中で(今日はアンダーくん、泥酔するだろう )と泥酔仲間認定。案の定、このあといつもより全開ノリノリのアンダーくんが見れた。

それはともかく、土曜の夜7時すぎて、酒が入ってないのはしんどい。

「あれ、もう7時すぎてますね。なんで7時集合で半分も来てないんですかねぇ」

「そらあアンダーくん。メンツがメンツだからだよ」

とりあえず、ビール呑もうということで、Rに「先にやってる」とメールを入れて呑み始めた。

「カンパーイ!」

と、ヒロシくんがやってきた。

あ、そうそう。ココから先の時系列は、俺の脳内で変換されてる。

当然、事実と異なる点が多々あると思うが、まあ、毎度のことなのでカンベンされたし。

 

「おー! ヒロシくん久しぶりー!」

「おひさしぶりー!」

ほぼ同い年で同じ自営業のヒロシくんは、今までクルマで顔を出すことが多くて、実はほとんど一緒に呑んだことがない。ところが今回は珍しく電車だということで、「お、そんじゃ酔っ払ったヒロシくんが見れるな」「そんな呑まないよ」と笑いつつ、乾杯しなおし。

そこへCaruma君がやってくる。

「あ、Carumaさん早い。珍しいな」

「ははは、なんでだよ!」

いつも仕事が忙しくて、時間をひねり出して顔を見せるCarumaくんが、最初の方から顔を見せてるのは確かに珍しいなと思ってると、ほどなく、Rとキャスタが連れ立ってやってきた。黒いタイトな服が定番だと思ってたので、Rがフツーの格好をしてきたのにビックリ。

「アンダーくん、見てみ。Rの格好がフツーだ」

「彼女が変わったんじゃないすかね」

「おぉ、なるほど!」

 

久しぶりのキャスタが、ちょうど俺の前に座った。

「俺、ダイエット中なんですよ」

「キャスタにダイエットは要らんだろう」

「いや、結構、ハラ出てきちゃいました、ほら」

「お、確かにちょっと出てきたな。なはは、ようこそ、こちら側へ」

「かみさん、また太りました?」

「もちろんだ。つーかナリさん、キャスタが腹出てきたって」

「どれどれ……なーに、あんなの出てるうちに入らないよ。なあ、かみ」

「ええ、まだまだですな」

などとバカ話しつつ、さらにカンパイしなおしてると、ナリさんが料理を出してくれる。

 

ここで、 『しんのす』の絶品料理を紹介しよう。

突き出しは、温泉たまごソーメン。

 

揚げ出し豆腐。

 

鯛のお刺身。

 

鯛の酢味噌和え。

 

鯛皮の湯引き。

 

アラ煮。

他にもたくさんの料理に、酒は生ビールと魔王。魔王はナリさんのおごりだった。

すげぇ安かった。ちゃんと金取ってくれてんのかなぁ。

 

やがてトモヒロと一緒に、お初のふたり、チャイくんとSくんが登場。

どちらもサワヤカな若者だった。色々オフレコのことはあるけど、少なくとも、俺と並んだら全然サワヤカだ(比較対象が間違ってます)。トモヒロが間に入ってくれて、彼らとも楽しく会話をした。なんつったって単車乗り。単車の話があれば、他は要らないくらいのもんだ。

「今日は、定峰走ってきたんですよ」

「おー、あそこって、そこそこ走りやすい道とせまっ苦しいのが混在して、秩父らしいよね」

会って数分で、もう、こんな風に話が出来る。

単車に乗っててよかったなと思うよ。

 

「トモヒロぁ、ナオミに嫌われてっからな」

「えぇ、そうなんですか!?」

「おめ、初めて会ったとき、酔っ払って『単車で死んでもいい』つったべな。アレでだよ」

「いやーアレは若気の至りと言うかごにょごにょ」

なんつってるとRが、「かみさん、明日走りに行くんですよね?」「マルとふたりで、ちょろっとね」「どこ行くんですか?」「わかんねーけど、たぶん、赤城とかあの辺じゃねーかな」てな感じで話してたら、Rがイキナリ、チャイくんとSくんに向かって、とんでもないこと言い出す。

「じゃ、チャイくんとSくんは、明日、かみさんのツーリングに参加ね」

ダメです。

そんな現役バリバリと走ったら、かみさんとマルさん、干からびます。

誰かがRに話しかけ、ヤツがそっちに気を取られた隙に、俺はチャイくんとSくんに向かって、「アレはRの冗談だから、来ないで大丈夫だよ? 今晩呑んでて明日ツーリングとかキツいだろうし」と逃げを打っておく。つーか そんなバカっ速の連中を連れてったら、俺がマルに怒られるつんだ。

「のんびり行こうぜー!」

「おう、ホントにのんびりな?」

って、さっき電話で話したばっかりなのに。

 

そして、宴もたけなわ。

こっから先の会話内容はもう、ほぼヒャクパー書けない。

同じような理由で、ほとんど写真も撮ってない。

いろんな世界があるんだって話だ。

 

いいだけ呑んだくれて、ゴキゲンになってるところへ。

Yさんと、Iさん、もうひと方はお名前失念してしまったが、三人やってくる。

しばらくアイサツを交わしたあと、

みんなオモテにでた。

いや、仲が悪いとかケンカしたとかじゃなくて、オモテに面白いものがあったからだ。

例によって、書けないけど。

んで、俺はそれよりYさん、Iさんたちに興味があったので、いろいろと話しかけた。つっても、向こうは来たばかりで、俺はカンペキに出来上がってたから、三人とも鬱陶しい思いをしたかもしれない。 この場を借りて、謝罪したいと思う。

三人とも、ぜってー読んでないだろうけど。

 

ポンちゃんも顔を出すと聞いたので、会っておきたいと思ったのだが。

柏のシンデレラコンプレックスかみさんには、もう時間がなかった。田舎住まいは、終電が早いのだ。つわけで「それじゃ」とアイサツして帰ろうとすると、そうはいかねぇよとばかりに捕獲される。このまま 、二次会三次会とカマそうって話なのだが、正直、俺はもういっぱいいっぱい。

いや、呑んだくれるだけなら何とでもなるが、明日はツーリング。

イマ帰らないと、明日、ゼッタイ走れない。

つわけで、夜の街を歩くみんなの隙を突いて、パタパタと駅へ駆けてゆくかみさん41歳。

「あー! かみさんどこ行くんですかー!」

「かえるー! ごめんねー! またねー!」

とっとと逃げ出したオッサンは、酔っ払って合わない目の焦点を必死にあわせながら、ケータイを覗き込んで、なんとか終電に間に合う電車に乗れた。ホッと一息ついて席に腰掛け、すっ飛ばすことが大好きな、『ガキのまま』 の連中の顔を思い出して、ひとりニヤニヤ。

いかん、いかん。ここは電車の中だった。

思い直して表情を引き締め、心の中だけで笑う。

「やっぱ、単車乗りってのは面白いや」

 

さて、明日はそんな俺の原点。

マルと一緒に走ってこよう。

 

翌日のツーリングへ

 

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