エンカイレポート

呑んじゃうもん倶楽部

2011.10.29 ハロウィンの少し手前

 

今日はコジローが彼女を連れて遊びに来る。んでタカシも来る。

楽しい宴会だぜー! と浮かれながら、土曜の仕事がハネるなりまっすぐ家に帰る。その道すがら、携帯で音楽を聴きつつ走ってると呼び出しが鳴った。単車を止めて着信を見るとゴーだったので、「お、ゴーも来んのかな?」と思いながら折り返す。

「もしもし、どしたー?」

「今日、カズさんが、かみさんちに行きたいって言うんで、遊び行ってもいいですか」

「もちろんだ、待ってる!」

カズさんはポンちゃんの友人で、しんごからは「すげぇ速いです」、ポンちゃんからは「面白いヤツだよ」と話を聞いていて、ぜひ会ってみたかったひとだ。つーか、一度ナリさんとこで会った事はあるんだが、そのときは俺が泥酔してたので、こんだキチンと話してみたい。

そんなわけで、さらに楽しみが増えたかみさん41歳。

ニコニコしながら12Xをすっ飛ばし、家に帰る。

 

ここで我が愛機ビューエルさんが、またもカマしてくれたのだが、それは別の機会に。

 

12Xの不意打ちに、駐輪場で工具を広げていると、コジローから電話。

「今、○○に来てるんですけど、かみさん、もう家に居ます?」

「おう、いるぞ。つーかオモテで単車いじってる」

「えーそれは困るなぁ。かみさんには家で待ってて欲しいんですけど」

「あ、そーなん? ま、なんだか判らんがわかった。家で待ってるよ」

どうせ12Xはこの場でどうにかできる話じゃなかったので、そのまま家に戻って待ってると。

 

 

 

 

 

ぎゃはははっ! なるほど、それがやりたかったのか!

そういや、もうすぐハロウィンだもんな。すっかり忘れてたけど。つーかさ、自分の彼女を初めて紹介するときに、なんでわざわざアホなカッコさせてんだ? コジローには、『第一印象』って言葉の意味を、勉強しなおして欲しいものだ。

 

まあまあ、とりあえず入って座れ。

「あ、かみさん。彼女のリタローです」「こんにちはー!」

コジローの紹介に、リタローちゃんが変装用のつけっ鼻を取った瞬間、俺は思わず叫んだ。

「おぉ、かわいぃじゃん!」

はいそこ、「コレだから中年オヤジは」とか言うな。俺が「かわいい」と叫んだのには、ちゃんと理由があるのだ。実はコジロー、リタローちゃんにホレちゃってるので、あちこちで「かわいいんですよー♪」と騒ぎまくってるのである。それこそ、会うヒト会うヒトすべてに。

そう、彼女は常に、会う前から『いいだけハードルを上げられ』てるのだ。

これで万が一そうでもなかったら、彼女のダメージは計り知れないものになるだろう?

かみさん、実はけっこう心配してたんだよ。

だからこの「かわいい」は、セクハラ発言じゃなくて、むしろ安堵のため息に近いものなのだ。

 

気ぃつかいのコジローは、お土産に地元の名産の肉を買ってきてくれた。

と、同時にリタローちゃんがタッパを差し出す。

手作りクッキー。

正直、俺は甘いものが得意じゃないのだが、コレはあんまし甘くなくて、美味しく食べられた。もちろん社交辞令とか好きじゃないから、事前にリタローちゃんへ、「甘いもの得意じゃないんだ」とカミングアウトしておいたんだが、そしたら彼女は。

「大丈夫です。その時は、このヒト(コジロー)が全部食べますから」

と笑う。その回転の速い対応を見て、俺はすっかり安心した。天然のコジローが幾らハードル上げても、上手にいなしてしまうだろう、可愛くてアタマもいいシッカリものじゃんか。ま、間違いなくふたりの間の主導権は、すべて彼女のものになるだろうけどね。

「俺は天然じゃないっすよー! 今日はそれを証明しに来たんです」

天然だってコトは、どうやらカンペキに証明されたっぽいぞ。

 

つわけで、とりあえずビール……あ、ごめん。ビール冷えてないから発泡酒でいい?

あらためて、発泡酒でカンパーイ!

リタローちゃん&コジロー。

バカ話しながら呑んだくれてると、買い出しに行ってたナオミが帰ってくる。なので、さっきのハロウィンスタイルの写真を見せて笑う。それからナオミは台所へ立ち、俺はふたりと酒盃を傾ける。「今日はまだまだ来るから、ビールは冷やしといて、俺は焼酎でも呑もう」なんつってると。

こんだ、タカシが電車でやってきた。

前回、コジローとタカシは会ってるので、リタローちゃんの紹介だけ済ます。

心なしか、タカシもほっとした顔をしてたのは、きっと気のせいじゃないはず。

 

明るいうちから呑んだくれてバカ話したり、マンガ読んだりと、かみ家スタイルはいつも通り。

やがて、階下にエンジン音が聞こえた。

「お、カズくんとゴーだな? タカシ、単車見に行こうぜ」

「はい!」

「あ、俺も行きます! そうだ、鼻メガネもつけなくちゃ!」

「コジロー、おめーは酔っ払ってっからアレだけど、向こうはシラフなんだぞ?」

「大丈夫ですよ! あれ、鼻のぜんまいが上手く巻けない」

ぜってー、温度差で凍え死ぬと思うけどなぁ。

 

エレベータを降りると、ちょうどゴー&カズくんがやってきたところだった。

「ういーっす! こんちわー!」

「ども、かみさん。こんちわ」

と、当然のことながらカズくん、いたってフツーのテンション。とりあえず挨拶を交わしたら、そのまま全員でエレベータに乗り、軽く話しながら家に戻ってゆく。もちろんコジローは、片隅で凍え死んでいた。「だーら言ったのに」と思いつつ、俺は笑いを噛み殺す。

コジロー、またひとつ天然の証明をしたな(`▽´)

 

戻ってから、ナオミやリタローちゃんを軽く紹介したら。

あとは、まあそうなるだろうなぁの『○○話』づくし。大笑い、ニヤリ笑い、苦笑い、色んな笑いが交錯しながら、家の中に広がってゆく。ちとカテゴリ違いのコジローと、まだ免許を取りに行ってる最中のリタローちゃんはマンガ大会に入り、カズくん、ゴー、俺が話し込む。

ナオミとタカシは、聞きながら笑ってる感じだったか。

と。

ゲラッゲラ笑ってるところへ、ミクシィのボイスを見たナリさんから電話が入った。

「なんだよかみ、カズくん来てるのか?」

「来てますよ。ナリさんも来て下さいよ!」

「ははは、行けねぇよ。楽しく呑んでるのか?」

「めちゃめちゃ楽しんでます!」

んで、ナリさんと話したがったカズくんに電話を代わり、そのあとはナオミがナリさんとしゃべる。突然のナリさん電話参戦で盛り上がり、俺はもちろん、ガンガン酒盃を干してゆく。電話を切ってからも、呑んで(カズくんは単車だから呑んでないが)しゃべって、笑いあう。

やがて。

『夜走り』に出るカズくんは、ここで戦線離脱。

いろんな人から話ばかり聞いてたカズくんだったが、会って話してみれば、すごく気持ちがよくて楽しい男だった。俺と12Xじゃあ、単車の方ではついていけないだろうけど、一緒に呑んで笑いあうのは出来るわけで、また、楽しくて美味い酒を呑みたいと思う。

カズくん、ありがとう! こんだ呑みながら色々と話そう!

 

カズくんが帰っていったのと入れ違いに、またやかましいのが現れた。

俺の妹分にして、現在ランツァをレストア中の、なっこだ。

コジローとは会ってるので、リタローちゃんとお初のアイサツを済ませたら。

早速、ゴー兄ちゃんに絡みだす、なっこさん(奥左)。

コジローとリタローちゃんは仲良く、初心者用バイク雑誌『タンデムスタイル』を見てる(奥右)。

そして、タカシは珍しく泥酔してフラッフラ。この写真では手前で死んでる。

よっぽど楽しかったのだろう、俺が、「タカシ、もうフラフラじゃねぇか。寝ろよ」つっても、「寝ないっす! 大丈夫っす!」と揺れながら笑って返事をしてた。翌日、「呑みすぎました」って恐縮してたけど、あんなの酔っ払ったうちに入らねぇから安心しろ。

そのうち俺が、『本当の呑みすぎ』ってやつを見せてやるよ(やめましょう)。

 

つわけで、タカシはやがて、そのまま沈没。

入れ替わりに、なっこは絶好調でゴーにカラみ倒してゆく。

「たーいちょー!」「やめろー! バカなっこ!」「なっこ、こーすればいいんじゃない?」

ナオミさんまで、ゴーいじめに参加する。相変わらず、ゴーの人気は絶大だ。

うしろの仲良しふたりも、呆れながら大笑い。

そして、明るいうちからガンガン呑んでた俺も、どうやらこの辺でそろそろギブアップ。

ベッドにもぐりこんで、意識を失った。

 

明けて翌朝。

明るい日差しの中。

元気なヤツ、二日酔いのヤツ、それぞれ好き勝手に過ごす。

リタコジはマンガ大会。

 

ナオミ、ゴー、なっこは、いつも通り仲良くなんかやってる。

タカシはバイク雑誌かな。そう言えば、タカシに本を貸すの忘れてた。近いうち取り来い。

 

そしてもちろん、俺は完全無欠の二日酔い

この写真を撮ったあと、やっぱアタマ痛くてそのまま二度寝。起きてきたら、コジロー&リタローちゃんとタカシは、すでに帰宅していた。んで、ナオミとなっこはマンガ読んだりPCやったりしてて、ゴーは呑んでもねーのに二度寝してた。ま、床で寝てたからなぁ。

あとは、このメンツ定番の、グダグダ休日。

バカ話して、メシ喰って、戦国BASARA見て大笑い。夜もふけたころ、なっことゴーが仲良く帰っていったところで、本日の呑んじゃうもん倶楽部は、ココに無事終了。新しい出会い、いつもの連中、呑んで喰って大笑いした、楽しい週末だった。

 

リタローちゃん。

初参戦にして、我が家のルールである、『自分の位置は自分で確保』を、きちんと理解してた、非常にカシコイ女の子。コジローの世話は大変だろうけど、ヤツの天然パワーに負けずがんばれっ! そんで、コジロー! 遠くから遊びに来てくれてありがとう!

俺んちはいつでも開いてるから、またふたりで呑んだくれに来てくれよな!

 

さて、今週の木曜日は、柏ユルベルト。

参加するやつは、よろしく。

ガッチリ呑んだくれようぜ!

 

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