エンカイレポート

呑んじゃうもん倶楽部

2011.11.02-03 ユルベルトKASIWAX

 

よしなしのレポはこちら

 

毎度の柏ユルベルト。

今回は11月3日文化の日に開催された。

ちなみにカレンダー左下は、『マルと走りに行く』って意味だ。

 

んで前日の2日。

まずはろろちゃんがやってくる。

ユルベルトの前売りチケットを買うついでに、オモテに呑みに出よう。

 

つわけで、串揚げの『しの』へ向かったんだが、いっぱいで入れない。

 

三人でフラフラ歩きながら、ろろちゃんのお気に召した『お魚市場』へ。

ビール引っ掛けながらダベると、なかなか品物が出てこない。

酒もビールから日本酒に切り替えて、「ちと待つなぁ」なんて不満が出てきたころ

マグロ盛り。大トロ、中トロ、赤身で1400円だったか。

安くて美味しいだけに、混んでるのは仕方ないところだが、待つのが苦手な俺としては、若干マイナスポイントか。ま、この辺は事前に予約しておけば、どうにかなるだろうけど。他にもいくつか頼んで、高めの日本酒も飲んで、三人で8000円なら手ごろかな。

 

酔っ払ったら、街をふらつこう。

アルビレックス新潟のトラック。

や、書いてはみたけどサッカー見ねぇから、ビタイチ知らん。

ルンビニは一度行ってみたいお店なので、明日の本番で顔を出してみよう。

 

んで、今晩の目的地は、居酒屋『やまん』。

『ぶらい庵』の料理長が独立して始めた店なので、すげぇ楽しみにしてたのだが。

さすがに休日前は混んでて、入れなかった(T△T)

ユルベルトのチケットだけ買って、料理長(もう『主人』だけど)にアイサツして帰ってきた。

つっても、まだ物足りなかった俺とろろちゃんは、途中の『松屋』で牛丼、豚丼、カレーとしこたま買い込み、ついでに『うどん市』でかき揚げうどんも買い込んだ。そら、痩せるわけねぇっつー話だ。帰ってガツガツとメシ喰ったら眠くなったので、とっとと寝た(まるっきり動物です)。

 

 

開けて翌日は、ユルベルトの本番。

なのに朝から牛丼と豚丼を食って、いきなり腹いっぱいの俺。「まあ、よしなしが来るまでに、あと三時間くれぇあるから、消化するだろう」とタカをくくってうだうだしてると、昼過ぎたあたりから、うわばんとよしなしは次々顔を出す。

で、「どの店を回ろうか?」という話になるのだが。

俺は当然、呑んだくれるほうがメイン。しかし、ろろちゃんとうわばんは、「カレーが喰いたい」「カレーは飲み物」などと、実にアタマの悪い主張を繰り返す。この段階で、「こいつらと回ったら、胃袋が破裂する」と危惧したのだろう、ナオミは電話でゴーを呼び出している。

食が細いゴーだと、ナオミが一緒に回るのにちょうどいいのだ。

昼寝しようとしてたゴーに、「今すぐ出て来い」つっといて、「ゴーの分の前売りチケットないからね?」などと、のうのうと言い放つナオミさんの鬼っぷりに、周りの連中は青ざめる。ナオミ側は食が細く、こちらはバカ胃袋と、ココで完全にお互いの利害が一致

今回はナオミ&ゴーの『スイーツ組』と、俺、ろろちゃん、よしなし、うわの『呑み組』に別れた。

 

スイーツ組を見送ったら、さて、それじゃ呑んだくれ組も出発しようか。

左から、うわ、ろろちゃん、よしなし。

バカ話してゲラッゲラ笑いながら、昼間の柏を歩き出す。

 

まずは昨日、写真を撮った、アジアンダイニング『ルンビニ』だ。

ユルベルトメニューのうちから、ドリンクと二種類のケバブを選ぶ。

ドリンクは、『インドのドンペリ』とかなんとかがうたい文句のシャンパンをオーダしたんだが。

思いっきり、ヱビスビールだった。

あとでビールが足りなくなって、ピッチャーで頼んだのとまるっきし同じ味。

オーダ取ったのが日本人じゃなかったのが敗因。

でも、ケバブ待ちながら呑んでたら、ナンを薄く揚げたやつとエビセンをくれた。

ケバブは普通に美味しかったし、雰囲気も悪くないんだけど、大画面でサッカー放送してるのが、俺にはぴんと来ない感じ。もう一回くらい、今度はきちんとメイン料理を喰いに行ってみたいかな。あと、お客さんに巨乳のお姉さんがいたが、コレは残念ながらポイントにはならない。

毎日いるなら、大幅ポイントアップかも知れんが。

 

さて、お次はさくら肉(馬肉)とホルモンの店、『さくらんど』へ。

モツ煮込みと、さくら肉のユッケを選べるつーんで、四人でふたつづつ注文した。

酒は宮城の銘酒、『一の蔵』を冷でいただく。

「あぁ、よしなしだけコップが違うじゃん!」

と笑ってたんだが、よく見てみたら

俺ら三人のは、焼酎のコップだった。

ま、中身は一の蔵だから、ビタイチ問題ないけど。

 

と、ろろちゃんが、「僕が出すから、アレを注文させて」とガマンしきれなくなる。

里芋のから揚げ。サクサクホクホク、自然な甘さでとても美味しい。

満足して店を出たところで、ろろちゃんが「気づいた?」と、店のガラスを指差す。なんだろうと見てみたら、店の中でナオミが手を振っていた。まあ、九州女だけに馬肉には目が無いといったところだろうか。知らんけど、たぶん。

 

四人でバカ話して笑いながら、酔っ払って街を歩く。

それだけで楽しい。

お次の店は、串カツ『股旅ちょーだいな』

ま、ネーミングはどうかと思うが、味の方は美味しい。

ソース二度付け禁止の、『大阪スタイル串カツ』も美味かったが、牛スジの煮込みが実に絶品で、ろろちゃんも「今回食べた中で、ボクは一番かも」とベタボメ。ちなみに右端のレンゲは、二回目以降にソースを付けたいときに使う。

で、問題はココで起きた。

いろんな種類の串揚げを、みんなでそれぞれ分けて喰ったのだが、そのなかのひとつに「プチトマトの串揚げ」つーのがあった。コレをうわばんと一個づつ喰った瞬間、トマトの熱い果汁(?)があふれ出してきて、思わず「アチチ! すげぇあちぃ!」と叫んだのだよ、俺が。

その瞬間、ろろちゃんが蔑(さげす)んだまなざしで俺を見ながら、

「なんだよ、そんなモンで大騒ぎして。キミはオカマちゃんかい?」

とたんに、よしなしとうわばん大爆笑。俺も笑っちゃったのと熱いのとで、ハフハフ言いながら苦笑してると、「かみさん、昔はそんなじゃなかったよね」と畳み掛けられる。ようやくトマトを飲み込んで、「なにをう! 自分のが熱いの食えないくせに!」ツッコんでみるが、ろろちゃん知らんぷり。

「ぼかぁ、そんなもの楽勝だよ。キミみたいなオカマちゃんとは違うんだ」

本日のイケニエは、この段階で俺に確定した。

 

次の店に向かう間も、

「かみさん、次はカレーだよ。カレーを食わなくちゃ」

「やだよ、おなかいっぱいだもん。飲み屋の方がいいよ」

「あーあ、やだやだ。ヘタレちゃってさぁ。昔のかみさんはドコへ行っちゃったんだろうねぇ」

「キーッ!」

バカ話しながら、向かうは「NIKUYAぶた娘」である。

うたい文句が非常に振るってて、

『かわいい女の子スタッフがお客様をお出迎え。特大チャーシューに角ハイボールでもり上がろう。豚娘からのサービスもあるよ☆全スタッフ女の子で毎日フル営業中でえす!!!』

なんて書いてあるもんだから、オッサン四人は気合充分。

意気揚々と、ぶた娘の店内へ入ってゆく。

俺とうわばんがトリハイ(トリスハイボール)で、ろろちゃんとよしなしが角ハイだったかな?

酒を注文してしばらく待ってると、

モヤシの上に乗った特大チャーシューがやってくる。

まあ、味は普通のチャーシューだった。取り立てて大騒ぎするほどでもないかなって感じ。いや、ハラを減らして単独で行ったならそれなりに満足できたかもしれないけど、この日は、他のライバルが強力すぎたね。スタッフの女の子に関しては、ノーコメント。

すべてにおいて、フツーつーか『予想の範囲内』って印象だ。悪かねぇんだけど。

 

ぶた娘を出たら、いよいよ五枚つづりのチケットも、最後の一枚。

とは言え俺の胃袋は、もはや限界値を越えている。相変わらず、「カレーカレー」と騒いでるろろちゃんや、うわばんなんぞフルシカト。根性なしと言われようが、オカマと言われようが、入らんモノは入らん。それより、ぶらい庵の前でワイン売ってるつーから、そっちへ行こう。

つわけでぶらい庵までゆき、ワインをボトルで買い込んで、その場で紙コップに注いで呑む。

テラシマさんに、「ボトルもってうろうろしてると、怪しすぎますよ」と笑われながら、柏の街をゴキゲンでうろつきまわる。いつもの『プラモデル屋』の前にある喫煙ゾーンで一服つけつつ、ショーウインドウを覗き込みながらプラモを見てバカ話&大笑い。

そのハス向かいにある、例のお店の看板もチェック。

いつか、行ってみなくちゃなぁ。

オッサンばっかりで押しかけたら、警察呼ばれそうだけど。

そのまま家の方へ向かって歩き、途中で「ラーメン『猪太』のカレーラーメンを喰う」などと、とんでもないコトを言う三人と別れる。酔っ払って絶好調の連中に、「根性ナシ」だの「オカマちゃん」だの言われつつ、苦笑しながら家に戻ってみると、ゴーとナオミはすでに帰宅していた。

 

ワインの残りを楽しみながら、話したりPCやったりしてると。

やがて、満腹中枢の壊れたダメ人間どもが帰ってくる。

しばらくは、俺をイジって遊んでいた連中も、

さすがに、喰い疲れ呑み疲れてるようだ。

「ボクぁ元気だよ。どっかのオカマちゃんとは違うんだ!」

や、寝る気マンマンじゃんよ、ろろちゃん。

 

と。

この時点で、3500円(当日4000円)のチケットを使い切ってないのは、俺ひとり。みんなは最後の一枚でカレーラーメン喰ってるし、ナオミとゴーは、ふたりで五枚(+1枚)を使い切ってる。あとで使えなくも無いんだが、せっかくだから呑みに出ようかな。

つわけで、最後の一枚を持った俺は、柏最強のバー、『プラット』へ繰り出した。

が、当然、ユルベルトの時に空いているはずもなく、いっぱいだった。

「んじゃ、どっかで時間をつぶすか」

つーんで、ビックカメラでデジモノを見たりしながら、時間をつぶす。

 

やがて、頃合だろうと、すっかり暗くなった柏の街へ。

新しく出来た店舗を眺めつつ歩き。

 

プラットに到着。

こんだ、いくらか空いてたので、カウンターの端に陣取ってチケットを出す。

 

今日のチャームは、スモークベーコンとオリーブ、ドライフルーツはたぶんイチジク。

 

手が空いたときに、マツモトさんがベーコンを切り出してた。

 

ユルベルトチケットのカクテル。当然、美味い。

さっと呑んで二杯目は、マツモトさんやスガワラくんの手を煩わせないよう、注ぐ系の酒を。

「なんか、オモシロイのある?」

「山崎のバレル違いがありますよ」

つわけで、山崎のバーボンバレルをもらった。

 

まあ、名前のとおり、銘酒『山崎』を、バーボンのバレル(樽)で仕込んだのだろう(推定)。

使ったバレルのバーボンの銘柄は聞き忘れた。

ふわっと香るバーボンの香り、ってほどは感じなかったけど、充分に美味しかった。

 

そのままじっくり飲みつつ、生演奏のピアノに酔いしれる。

やがてマツモトさんの手が空いたので、最後のシメにオーダしたのは、もちろん。

マティーニ。

気持ちよく泥酔して気分よく店を出た俺は、コンビニでアイスをたくさん買い込むと。

「帰ったら、まーたオカマちゃんとか言われるんだろうなぁ」

と、ニヤニヤしつつ肩をすくめ、みんなのいる我が家へ向かって歩き出した。

 

笑って、喰って、酔っ払って、実に楽しい夜だった。

 

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