エンカイレポート

呑んじゃうもん倶楽部

2012.05.27 ユルベルト参戦記

 

翌朝、軍事教練のような叫び声で目を覚ます。

地元の消防団が訓練をしていたのだ。

まあ、向こうとしては一般に迷惑のかからないよう、河原で訓練してるわけだ。対してこっちは、勝手に集まって勝手に呑んだくれて二日酔いなんだから、理はヒャクパー向こうにある。なので文句を言う筋合いは皆無なんだが、朝イチから「気ヲツケェ!」とか、ちょっと二日酔いに響くね。

つーか前回といい今回といい、なんでやたらと軍人的な人々に縁があるんだろう?

 

のたのたと起き出してみんなに挨拶したら。

それぞれマイペースで撤収を始める。

やよいちゃん。カメラを向けたら横向かれた。事務所を通す必要があるようだ。

 

爆睡ピンキー。昨日だいぶんへべれけだったから、間違いなく二日酔い。

 

準備を終えて、

 

バカやったら。

 

さて、それじゃあ帰ろう。

NEKOさんは二日酔いで寝てたので、残る連中を見送ったり見送られたりしながら、これから俺の家に来る予定のよしなしと二人で走り出す。NEKOさん、eisukeさん、タツヤ、ちびmio、KYくん、ピンキー、やよいちゃん、TKさん、そんでマルぞー! 美味い酒と、楽しい時間をありがとう!

また近いうち、呑んだくれて笑おうね!

 

よしなしとろろちゃんは、これから俺と一緒に柏に帰って呑んだくれる。

もっとも家が通り道のろろちゃんは、「いったん帰って荷物をおいてから、あらためて柏に来る」とのコトで、それじゃあ、とりあえず柏までは俺とよしなしだけだ。ってんでふたりは並んで走り出した。朝の国道140号を花園インターへ向けて気持ちよく走ってると、

途中でマルのFTRに追いつく。そこからしばらく、三台並んでツーリング状態だ。

 

朝っぱらからマルやよしなしと走ってると、なんだか顔がにやけてくる。

 

途中で白バイを二台ほど見かけたので、ペースはあくまでのんびりと、無理な追い越しはしないで淡々と走る。やがて140号のバイパスに入ったところで、よしなしの姿が見えなくなった。ま、慎重なよしなしのことだから、俺みたいにコケたとかじゃねぇだろう。

忘れもんでもしたかな? と思いながら国道を走ってゆく。

 

バイパスを降りて道が混んできたところで、追いついてきたマルが

「よしなし、こねーぞ? なんかあったんかな?」

「あ? でーじょうぶだんべな」

てなカンジでマルともこの辺で流れ解散となった。

んで高速へ乗る前にガソリンを入れた時、携帯を確認してみたが、このときはまだ何の連絡も入ってなかったんで、そのまま高速へ乗ってひとり柏を目指す。特に何の盛り上がりもイベントもなく、一時間半くれぇかな、のんびり走って柏へ戻る。

 

家に入るとナオミが、「よしなし、箱(リアボックス)を落っことしたらしい」と笑ってる。

「あんだ、それで追ってこなかったのか。まあ、それは後でネタにするからいいや。それよりさ、KY君がポケバイもってきてさ、それに乗ったちびmioがハマっちゃったんだよ。なんだかんだガソリンワンタンク、二時間くれぇは走ってたんじゃねーかなぁ……ってうお! 誰だ?

奥で寝てるやつがいる。

「なんだ? 誰が寝てんだ?」

「あはは、なっこだよ。気づかないもんだねぇ」

どうやら今日のユルベルトに参加するため、妹のなっこが昨夜から遊びに来ていたらしい。ま、必要ないかも知れんが一応補足しておくと、なっこは俺とナオミが妹として可愛がってる女の子で、血がつながってるわけじゃない。タマシイ的な妹だ。

「あんだおめ、今日はなっこと出かけるんけ? んじゃ、ゴーも来んのか?」

「連絡はしたけど、気が向いたらって言ってたから来ないかも」

「きたらアレだな。おまえとなっことゴーの、三人で女子会だな」

バカ話をしながら荷物を仕舞い、シャワーを浴びて着替え、みなを待つ。

 

やがてよしなしがやってきた。

「あんだおめ、リアボックス落っことしたって? 何が入ってたんだよ」

「キャンプ道具ですよ、シュラフとか」

「カメラは? 携帯は? 財布は?」

「そのへんは無事です」

「あんだ、じゃあキャンプ道具を買い換えれるじゃん。逆にオイシイべな」

「オイシクないですよ。シュラフが痛いなぁ」

 

なんつってると、なっこが起きてきた。よしなしが声をかける。

「なっこちゃん、おはよー!」

「おはようございます……あ、八の字の人だ」

起き抜けからよしなしに暴言を吐く妹に爆笑してると、ろろちゃんもやってくる。

最後のひとり、うわばんを待ちながら、ユルベルト地図を見つつ、行く店をピックアップしてゆく。

 

ここでちょっとユルベルトについて説明しておく。

これは年に二回ほどの、柏駅周辺の飲み屋さんや食べ物屋さんが100軒ほど参加するお祭りみたいなもんで、五枚つづりのチケットを買うと、参加店のどこでも専用メニューが食える。チケットは一枚あたり700〜800円相当だ(前売りは100円安い)。

一律で800円だから、店によってガッツリ一食だったり、ぎゃくに軽いつまみと酒だったりなど、様々なスタイルがあって楽しい。普段から気になってた店に行ったり、ユルベルトだけの限定メニューを喰ったり、3500〜4000円で一日遊べるのだ。

 

やがてうわばんがやってきたので、ナオミとなっこを置いて、ヤロウ4人で出発。

ろちゃんの日焼けあとが痛々しい。

よしなしは箱を落っことして、タンクトップしか服がなかったので、俺のモノタロウシャツを着てる。

 

一軒目は、鳥のから揚げと串焼きの店『侍(さむらい)』。

ここのユルベルトメニューは、ドリンクひとつに、たれキャベツと串焼きに、鳥のから揚げ。

 

ドリンクはユルベルト一発目ってコトで、生ビールを飲んだ。

たぶん焼き鳥のたれなんだろうけど、キャベツのたれが、やけに美味かった。

 

串揚げは四人ともハラミをチョイス。あとでろろちゃんに、「焼き鳥と鳥カラの店だって言ってんのに、なんでみんなハラミを選んだんだい?」と突っ込まれた。ま、突っ込んでる本人もハラミ選んでるんだから、説得力はこれっぱかしもない。

 

鳥のから揚げ。

これは絶品だった。カリっとしてて中はジューシーな、鳥のから揚げはこうあって欲しいという、まさに王道の鳥から揚げ。惜しむらくは店が混んでたせいで、カウンターに四人並んで食わなくちゃならなかったのが、ちょっと残念だったかな。

まあ、ユルベルトの場合は長居しないから、構わないっちゃ構わないんだけど。

 

侍を出たら、お次は『TORI扇(とりせん)』。

ここのメニューはドリンク一杯と、『とりそば』か『鶏メンチ』。

なので、俺とよしなしがとりそばを、ろろちゃんとうわばんが鶏メンチを食った。

ドリンクは『スペインボール』てのが気になったので聞いてみたら、「ワインを炭酸で割ったものだ」っつんで、それをチョイスしてみる。

これがスペインボール。味はフツーに炭酸ワインだった。そのまんま。

 

メニューを見ながらバカ話をする。

うわばんが、「先生(うわは俺をこう呼ぶ)の好きそうなメニューですねぇ」と笑っている。確かに酒の種類や料理のトンチのきき具合など、非常に好みだったのだが、残念ながらこの店は全面禁煙。酒を呑んでタバコを吸えない以上の地獄はないので、来るとしてもランチかなぁ。

そんな風に話し込んで笑ってると、まずは『ろろ、うわ組』の鶏メンチがやってくる。

俺は食ってないんだけど、ろろちゃんやうわは絶賛。

メンチとは言え鶏肉だから、サッパリふんわりとして柔らかいつってた。

んで、しばらくしてから、俺とよしなしのとりそば。

これがもう、めちゃめちゃ美味くて、今回のユルベルトでは俺的にイチバンだった。

麺はラーメン用の中太麺。スープはもちろん鶏ダシ。そこに梅干が入ってて、その程よい酸味が食欲をそそりつつ、さっぱりとしていくらでも食べられそう。濃厚なのが好きな人には物足りないも知れんが、なんつーか、えらくやさしい味だった。

禁煙の店でも、シメにラーメン喰って帰るだけなら、まるきし問題ないしね。

 

さて、お次は『ラクダ』という店に行こうと思っていた。

パンフレットを見たとき、他の店が自分のところの特色や料理を説明しているのに、この店だけただえんえんと「来てね」だけを並べて書いてあったからだ。怪しげで面白そうだから、そこを目指したのだが、店の前まで来た瞬間、全員にただようガッカリ感

そこには、スタンドバーがあった。

いや、この店に文句をつけるつもりはまったくない。つーか行ってないんだから評価のしようがない。ただ単にシャレた店内とか、なんか明らかにおしゃれで清潔な客層とか、街頭でチラシを配ってる店員さんの雰囲気とかが、俺たち、特に俺とろろちゃんを拒絶する何かを発していたのだ。

なのでこの店はスルー。

 

そんじゃどこへ行こうかと相談してると。

「これはもう、ボンベイしかないんじゃないの、かみさん?」

ろろちゃんがニヤニヤと笑う。ボンベイというのは有名なカレー専門店で、サンプラザ中野がバイトしてたことでも知られているのだが、どうも俺の食指を動かさないというか琴線に触れない店なので、毎回、誘われるたびに断っていたのだ。

それでカレー好きなろろちゃんが、俺をヘタレだの、男としてダメだのとイジメてた経緯がある。

「あーも、わかったよ。こうなりゃボンベイに行こう!」

「お、ついに観念したね。キミはギリギリで、オトコとしての尊厳を取り戻したよ」

カレーに色んなものを託(たく)し過ぎだよ、ろろちゃん。

 

そんなこんなで、ボンベイへ向かったのだが。

『本日のユルベルトメニューは終了しました』

ろろちゃんの希望を打ち砕くボンベイの仕打ち。絶望に悲鳴を上げるろろちゃんを放って我々は、うんウソついた。悲鳴は上げてないけど、かなりガッカリ顔のろろちゃんと一緒に、結局、前回も行ったアジアンレストラン『ルンビニ』へ入る。

するとルンビニのメニューにもカレーがあったので、みんなでグリーンカレーを選んだ。

カレーが食えてよかったね、ろろちゃん。

 

ところで、半年前、俺たちはこの店に手ひどく裏切られた苦い思い出がある。

あの時、メニューに『インドのドンペリ』つーうたい文句の、スラ・ブリュットなるシャンパンがあった。ところがメニューをひらいてスラ・ブリュットを指差し、「これください」と注文したあとに出てきた酒は、完全無欠のヱビスビールだったのだ。

今回、メニューに同じシャンパンの名前を見つけた瞬間。

四人の心に、「リベンジだ」という強い思いが湧き上がったことは言うまでもないだろう。

 

「かみさん、いいかい? 今度は指差さないで、キチンと名前で注文するんだよ?」

心配そうなろろちゃんに、ニヤリと力強く笑ってうなずいた俺は、オーダを取りに来たインド人かネパール人のウエイタに、「スラ・ブリットください」とはっきり商品名を言って注文した。うなずいて厨房へ向かう彼の背中を見つめながら、俺はみんなに宣言する。

「これでヱビスビールが出てきたら、この店は俺たちに対して悪意を持っている」

「そのときはもちろん、戦争だよ」

俺の宣言に、決意のこもった目で答えるろろちゃん。

酒が出てくるまでの数分間、ピンと張り詰めた空気の中で俺たちは息を殺した。

 

と。

どうやら神は、我々を見捨てなかったようだ。

スラ・ブリットが四人前、シャンパングラスに入って運ばれてきた。

緊張を解いた俺たちの顔には、自然に笑顔が浮かんでいた。

半年分の記憶が頭の中を駆けめぐる中、ゆっくりとグラスに口をつける。

長くあこがれたインドのドンペリは、炭酸のサワヤカな刺激を舌に残しながら、その芳醇な……

「なんだ、別にフツーのシャンパンだね」

ろろちゃんのセリフに、みんなで爆笑。

 

それから、運ばれてきたグリーンカレーを食べた。

バターたっぷりでカリっと焼き上げられたナンが香ばしい。グリーンカレーも期待してた以上においしく、全員むさぼるように食った。強いて言えば、俺とろろちゃんは、「もう少しココナッツが効いててもいいなぁ」って意見で一致したが、これはあくまで個人的な好みの範疇。

美味いかと聞かれたら、美味かったと、はっきり断言できる。

 

わりとおなかも満足気味なのだが、チケットはまだ二枚残ってる。

お次は、さくら肉(馬肉)料理の『さくらんど』だ。

ここはドリンク一杯と、馬肉ユッケかピリ辛ホルモンのどちらか。

うわばんがピリ辛ホルモンで、他の三人は馬肉ユッケを選んだ。

酒は宮城の『浦霞』。

さくらんどには、前回ろろちゃんのハートをがっちりキャッチした『サトイモのから揚げ』や、『馬肉の竜田揚げ』など、魅力的メニューがある。追加で注文したいところだが、今回は最後の店で腰をすえる予定なので、ここで捕まるわけにはゆかない。

生の馬肉を、浦霞で流し込んだら、最後の店へ行こう。

 

最後の店は、『股旅 ちょーだいな』。

のんきなネーミングとはウラハラに、ここは俺にとって戦場とも言うべき店だ。

ソース二度漬け禁止のいわゆる串揚げ屋さんなんだが、実は前回、ここでプチトマト揚げを食ったとき、飛び出してきた熱々のトマト汁を食らって思わず、「あっちぃ!」と叫んだ。それを聞いていたろろちゃんが、げらげら笑いながら、

「はははっ! 『あっちゅいあっちゅい』なんて、君はオカマちゃんかい?」

セリフを捏造したうえに、ひどい暴言を吐き、それを聞いたみんなが爆笑。

そして、ご存知のとおり、調子に乗ったこの連中は、手がつけられなくなる。それ以降は俺がナニをしても、「オカマちゃんはだらしないねぇ」「まあ、オカマちゃんじゃ仕方ないか」などと、その日どころか数週後のキャンプでまで、延々いじめられたのだ。

つまり俺はここで、リベンジを果たさなくてはならない。

俺の男を証明するのだ。

 

店に入ると、半年前と同じ席に通された。座る位置も半年前と一緒。

四人は顔を見合わせて、にやりと笑う。

そして座ったとたん、よしなしがトイレに行くのまで、半年前と完全に一致。これはもう、何かが起こるとしか思えない。あまりの既視感(デジャヴ)に期待や不安を抱えながら、ろろちゃんはビールだったかな? あとの四人が焼酎のウコン割りを呑んでると。

よしなしとうわばんが出口のほうを見て笑った。

なんだ? とそちらに目を向ける。

ナオミとなっこが入店してきたところだった。さっきまでTシャツとスエットだった妹が、身体の線が出るぴたっとしたグリーンのワンピースを着ていて、しっかり色っぽいねーちゃんに仕上がってる。

「おぉ、さっきと同じヒトとは思えない!」

よしなしが感心した声を上げた。

ウチの妹はスタイルがいいから、ビっとした格好をすると、めっちゃカッコいいのだよ。

ふだんはダルダルだけど。

 

ナオミやなっこと話をしながらも、俺の緊張は戦へ向けて高まってゆく。

と、串揚げが運ばれてきた。

女の店員さんが、ひとつひとつ説明しながら串揚げを置いてゆく。

そして彼女が、「トマトの串揚げです」と言った瞬間、ピンと張り詰めていた空気が、一瞬にして完全に凍りついた。四人の視線がトマト揚げに注がれる。串揚げ屋で具の説明を聞いてるだけなのに、あたり一面がワケのわからない緊張感に包まれる。

不穏な空気を感じ取ったのだろう、説明していたおねえちゃんも怪訝な表情だ。

やがて彼女が去ってゆき、四人の男たちが残された。

 

俺は意を決して、トマト揚げに手を伸ばす。

「熱いうちに食ってやる」

外野のあおりには耳を貸さず、俺はトマト揚げにがぶりと噛みついた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっちぃ! くっそ、やっぱ熱いよコレ!」

 

 

 

リベンジならず。

 

「ろろちゃん、トマト一個残ってるから食っていいよ」

「要らないよ」

「ふん、根性ナシめ」

ゲラッゲラ笑いながら、あとはそれぞれ好きな串揚げを食う。ちなみにドリンクの焼酎のウコン割り、俺とよしなし、うわばんの三人は美味いと思ったけど、ろろちゃんはお気に召さなかったようだ。ヒトクチ味見をして、「これボクはだめだなぁ」と顔をしかめていた。

 

さて、あとはこの店で腰を落ち着けて飲もうか?

「いや、ボクはやっぱり、サトイモのから揚げと馬刺しが食べたいなぁ」

「あーいいねぇ。タテガミとか美味いよねぇ」

「それじゃ、さくらんどに移動して、あそこで呑みますか?」

串揚げ屋を出ると、さすがに一杯になったおなかをさすりながら歩く。

「かみさん、もうおなか一杯だからアイス買って帰ろうよ」

「ろろちゃん、さくらんど行かないのかい? サトイモとか馬刺しは?」

「あーうーん、どうしようかなぁ」

「よしなしとうわは?」

「どっちでもいいですよ」

「俺も、どっちでも」

んじゃ、馬ぁ食うべってんで、さくらんどへ戻る。

 

席につくなり、「チケットお願いします」つー店の女の子。

「いや、俺らさっき来たんだ。今度はユルベルトメニューじゃなくて、馬刺しとか食いたいんだけど」

と言うと、女の子は申し訳なさそうな顔で、「今日はユルベルトメニューしかない」と答えた。そのあと店長らしき男の人がやってきて、「ユルベルトメニューと、追加に数品しかない」と言われ、カンペキ途方にくれる四人組。どーすんべと悩んでると、ろろちゃん。

「まあ、おしぼり出してもらっちゃったし、ユルベルトチケット買うんでいいんじゃない?」と決断。

五枚つづりのチケットを買って、先ほどと同じメニューを注文する。だったらせめて、酒くらいは別のもん頼めばいいのに、うわばんがグレープフルーツ割を頼んだ以外、三人はそろってまた『浦霞』を飲んだ。ま、俺は好きだから構わないんだけど。

 

さっきと同じつーのがなんとなく気に入らないんだろう、

四人とも若干テンションダウンしてるのが、なんだか妙に面白かった。

気持ちが萎えたからか、急に満腹感が襲ってくる。

追加で注文した、サトイモのから揚げや馬肉の竜田揚げが来ても、そんなにうれしくない。

さっきまであんなに魅力的だったのに

 

結局、それほど長居せずに、さくらんどを後にした俺たちは。

途中のイレブンで、アイスや甘い物をしこたま買い込んで家に戻った。

 

家についてから、買って来た『白くま』を食うという、よしなしとうわばんに向かって。

「白くまといえば対決だよな?」とアオリを入れて、アイス早食い対決をせまる。

途中で飽きちゃったから、対決の結果は知らない。

 

とまあ、土曜のキャンプから、日曜のユルベルトまで、ガッチリ楽しんだ二日間だった。

どいつもこいつもバカだなぁと、俺は何度もにやりと笑ってしまったよ。

みんな、ホント楽しい時間をありがとう。

 

また、面白いことやろうね!

 

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