The 38th small machine club

2009.05.23 第38回ちっちゃいもん倶楽部 in 袖ヶ浦

SL230納車〜

 

「今日は、SL230がやってくるぞー!」

ご機嫌で土曜の診察をしていると、GO!!!君がやってきたのだが、どうも様子がおかしい。

なにやら、もんすげ具合悪がそう。「どーした?」聞くと、どうやら呑めないのに朝まで、先輩に付き合ってたらしい。いつもよりさらにガチガチになってる身体を治療して、「さて、仕事も終わったし単車を取に行くぞ」と張り切っていたらGO!!!君。

「ボクもついてっていいですか?」

「や、寝不足なんじゃねーの?」

「でも天気のいい日に家にいるのって、もったいない気がしません?」

「ぎゃはははははっ!」

彼の脳みそが俺と同じOSで動いてることを確認したら、いざ出発。

 

Nに借りたXR100Mにまたがって、近所のスタンドでふたりガソリンを入れ、船取から裏道へ。ほぼドノーマルのXR100Mは、とてもじゃないが速いとは言いがたい。だが、ぶん回してやるとビンビン悲鳴をあげながらも元気に走る。

裏道から16号にでたら、後は得意のすり抜け大会だ。

遅いとは言え国道の流れをリードするくらいなら充分なので、そんなにストレスを感じることもなく、無事に千葉市街を抜ける。ここからは空いてるからってぶっ飛ばすと、王子様的な話になる場合が多いから、充分に気をつけて走る。途中で覆面に捕まってる人がいた。

 

ただ漫然と走るだけなんだけど、陽気がよくて気持ちいい。

「GO!!!君、飽きたら先に行っちゃっていいからね」

「いや、僕はツアラーですから」

「ぎゃははは! まだ言ってるよ」

「でも、天気がよくて気持ちいいですね」

「そーだねー、こういうのもいいねぇ」

そんな風に楽しく走ったのだが、いかんせんこっちは4サイクル100tだ。やがて、時々XRのアクセルがついてこなくなる。渋滞にはまってるわけじゃないけど、さすがにぶん回し すぎたかも。そのまま様子を見ぃ見ぃ走り続けるのは疲れるので、いったんコンビニに入って休憩した。

今日はのんびり、片道60kmのお天気ツーリング。袖ヶ浦まではここから、あと10kmくらいかな。

 

ついでにおなかが空いたので、適当に飯を喰いながら駄弁る。

「袖ヶ浦駅でNが待ってるからさ、GO!!!君、先に行ってびっくりさせてよ」

「いいですね、それとも俺がXR乗りましょうか?」

メシ喰ったら、袖ヶ浦駅まで走る。駅の入り口の交差点のところからGO!!!君が先に行き、Nが見てる目の前でフェーザーのフロントアップ。ちょっと遅れて俺も、おそらく苦笑しているだろうNの前に到着した。案の定、Nは「なんで?  なんでGO!!!君いるの? なにやってるの?」と爆笑している。

そこで単車を取り替えて、俺とNがフェーザーでタンデム。

GO!!!君はXRに乗って袖ヶ浦店へ。メットの中でめっちゃ笑ってる。乗りたかったらしい。

 

袖ヶ浦店に着くと、すでに俺のSL230が準備されていた。

現車を見るのは初めてなんだが、さすがにタク。黙っててもモノトーンを探してきてくれたようだ。エンジンは8000kmで『とにかく外装よりも中身重視』ってことだったんだが、外装も充分に綺麗だ ね。ただ、事前に聞かされてた通り、

タイアは終わってる。

とは言え激烈なパワーのかかる単車ではないので、もったいないから普段はこのタイアで走る。

んで、この代わりの新品タイアをくれるってんで、取り寄せてもらったのが

ダンロップのD803。そう、いわゆるトラタイアだ。ちなみにリアはチューブレス。

いよいよもってスペアホイール買わなくちゃ。

 

土曜日で忙しそうなタクの手が空くまで、店内のバイクを見て回りながら駄弁る。

やがてタクの手が空いたので、銭を払って契約書を書き、SL230は無事に納車された。しばらくしゃべって帰りの準備をしたところで、

俺:「ところでタク、GO!!!君のフェーザーは幾らで下取りしてくれる?」

タ:「そーですねーパーツ付なら……」

隊:「ダメです。パーツはノーマルに戻します」

なんて話をして笑ったら、おとなしく柏に帰る。

夕方からは雨だつーんだもん。

 

タクと店長にアイサツして三台で出発したら、

しばらくは一緒に走ろうか。

とは言え、途中でやけに遅いバリオスを抜く時に加速したら、俺の右手が勝手に、そのままの速度で走り出してしまったので、ここでNとはお別れ。GO!!!君とふたりで、適当にすり抜けながら16号をひた走る。エンジンが唸っても車体が前に出ず、確かにSLは思った以上に遅い単車だ。

だが、それを補って有り余る、この扱いやすさと気持ちよさはなんだろう。

渋滞してきてすり抜けの頻度が上がってくると、さらにその扱いやすさが顕著になる。もっとも、走り抜ける速度自体は遅いので、後ろからついてくるフェーザーは、ずいぶんと走りにくかっただろう けど。いや、まぁ、隊長はツアラーらしいから関係ないか。

 

そんなこんなで、県道8号まで来たところでライコに寄る。

 

ハヤブサのX−1だ。やっぱこれはカッコいいねぇ。

 

一服してから店内に入り、サマージャケットを見て歩いたのだが。

隊長、かみさんから発せられる『うっかりウエーブ』をキャッチしちゃったようで、うっかりヒョードーのサマージャケットを買いそうになってた。なんとか鋼鉄の意志で堪えたみたいだけど、そのあとウチのPCで通販見てたから買うかもね。

ライコで適当に駄弁ったら、Nが家に到着したというメールが入ったので、家に帰る。

SLは、思ったよりずっと楽しい単車だった。

ケモマシンとして特化していこうかと思っていたが、予想よりずっと普通と言うか使い勝手がよさそうなので、セカンドマシンとしてランツァ以上に大活躍してくれそうな予感がする。とりあえず、夏 の二回のロングツーリングのうち、一回はこいつに荷物を満載して、走ってみるのも楽しそうだなぁ。

てなわけで、いつものとおり、この後は宴会になった。

宴会編へ

 

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